記録412『FINALROUND7』
「うっぐああああああああいいいいいいいいいいいいいいい!!」
「パパンカツ! 魔力を! 魔力を自分の精神に引き込むの!! 出来るでしょ!」
直撃したセイクリッドインパクトを何とか、吸収しようと精神から溢れ出る魔力に混ぜる様にパパンカツは、入れ込んだ。
「ぐぶ!! びいいいいい!! いだいよ! いだいよままああああ!! がらだがああ! がらだがあああああ!! ぎぎぎがあああ!!」
「耐えて! パパンカツ! それは再生による激痛よ! 痛み無くして得る者は無いわ! 聖女の回復なんて聞こえはいいけどあんなのは神の力で作り替えているような物!! それを貴方に置き換えたのならその痛みこそが証明よ!」
「ばばあああ!! いだいfだいいい!!」
徐々に、肉体を再生させていくパパンカツに、二人は驚愕する。
「そんな……どうしてあの外道がこの魔力で復活を……」
「奴は穢れし存在……罪の存在である奴があの力を手に出来る訳が……」
罪のある物
ママンハッハーは、ほくそ笑みながら答える。
「あら? 分からないの? 私のきゃわいいパパンカツだって人間よ……この世界に産まれし人間なの……例え薄汚いスラムに産まれた罪ある子でも、罪を犯す子でも、罪に塗れた子でも……人間である以上貴方の人間を救う力の対象よ……それとも人間に罪のない者と罪のある者とで仕分けが本当に出来るでも?? そんな事で仕分けられるがないわ……それこそが現実よ……罪があるかどうかでしか選別する事の出来ない貴方達には一生分かる事が出来ない領域なの……そして今パパンカツは、その領域を飛び越えるだけのイマジナリーと必死さを魅せているの、そしてそれ等を成し遂げる事の出来る逸材は確実に恵まれていない才能しかない者……必死さが足りないのよ……才能や力や貴族としての誇りを貰ったお坊ちゃんお嬢ちゃんには……」
そして、バインドで縛られているママンハッハーは、徐々に魔力を使って拘束を解いていく。
「これも使って! パパンカツ!」
「ままあああ!! 分かったよおおおおおおおお!!」
そして、パパンカツはほぼ復活状態へと変わっていく。
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「ふ、もうすぐ復活の時……」
「我等屑三剣士とママンハッハー……これなら余裕だね……シターギガ……下着の残量は足りるか……」
「さあな……いくらあっても足りないかもしれないし、少なくて済むなら少なくていい……どうだろう」




