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記録409『FINALROUND3』

「私には、経験がある……自分の愛を守る為に……きゃわいいパパンカツを信じるのも守れるのも愛する事が出来るのも一番は私だけ……例え愛すると言った女がいても私が一番……ただの自己中心だと考えるというならそれで結構……人がどう言ったって私はこの心を捨てるわけがない……糞野郎が……」

「人を愛せるのに……どうして他の人の愛を分からないのですか……どうして他の人の愛を理解出来ないのですか!」


ママンハッハーの言葉に、知実は反論した。


「知るわけないでしょ? だってそれは人の愛なんだから……他人の愛を分かり合えない……当たり前でしょ? 相手の愛を理解するのは不可能……例えその人がそれを理解したと確信してもただの思い込み……人の愛は人の物、私の愛は私の物……貴方の愛は貴方の物……人を愛せるのにどうして分からない、理解出来ないですって? 寧ろ理解したと勘違いできるその薄汚い脳に私は呆れるわ……気持ち悪いわ……正しいと思い込む奴等の正義面は本当に」


嫌悪の表情で、攻撃を繰り出す。。

突き、切裂き、殴り掛かる、様々な方法で攻撃を行う。

「これが私が作り上げた愛の証明だ! そしてこれは痛みによって私が証明できる……理解されなくても私が証明できたと自身で理解出来たのならそれこそが私の愛だ! それこそが私の幸せと幸福だ……パパンカツという愛する子を守る瞬間が私にとっての輝くよ!!」


ウィリアムは、ママンハッハーの言葉に怒りを覚える。


「自分の愛の証明に人を傷つけるのか……人を苦しめるのか……やはりお前の愛は偽物だ……薄汚く、罪深く、悍ましい愛だ! そんな者に! そんな愛に! 聖女である知実と私の愛が負けるわけがない!! 私と知実の愛こそが! 本物なんだアアアアアアア!!」

「そうです! 人を傷つける事を愛とは証明させません!! それは私達が許さない!!」


知実は、ウィリアムの剣に手を当てる。

すると、ウィリアムの剣は光り輝いた。


「これは……」

「まさか……! いいや! 出来る!!  ラブセイクリッドグラント!!」


そして、知実の手から光が剣に移り、徐々に形状を変化させていく。


「これは……まさか……聖剣」

「私が……ウィリアムの剣を……聖剣に……」

「ありがとう……知実……私の愛剣を……私と共に努力をした剣を……聖剣にしてくれて……行こう……知実の聖魔力と知実と私と! そして剣と!!」

「ドラゴンキラー……意地を見せましょう……負けるかもしれない時こそ私達はいつだって意地を見せた……そう……今日もいつもと一緒……いつものようにいつもと同じようにそれで勝つよ……」

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