記録402『覚醒VS極地精神』
「なるほど……貴方自身が作り上げた力のみで戦えると……面白い……付け焼刃で何処まで戦えるかしら」
ママンハッハーは、手に魔力を溜めて知実を見据える。
「ラブセイクリッド……」
「!!」
ママンハッハーは、呪文を唱え終わる前の知実の手にナイフを投げる。
そして、
「う!!」
手に刺さり、詠唱が止まる。
「魔法を止める手段なんていくらでも……」
しかし、詠唱が止まったにも関わらず、知実は光り続ける。
「ふーん……そこは異世界人なのね……私達の常識が通じない……ならば」
ママンハッハーは、自身の周りに魔力を散らす。
「はあ!!」
知実は、構わず愛の光を広げて行く。
「いけええ!!」
そして、光線の様に光はママンハッハーへ放たれる。
しかし、ラブセイクリッドインパクトは、ママンハッハーの周りで散らされてしまう。
「!! 何故!!」
「分からないのね……実戦不足……いえ失敗不足ね……簡単よ……でも教えなーい!」
ママンハッハーは、意地悪な顔で知実を見下す。
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「いいね……ママンハッハーちゃん……」
「うん……良いお尻をして居る……ア〇ル弱そう」
「嫌そうじゃなくて」
惑は、イネの言葉を否定して観戦を続ける。
「ここで投入してみるのも面白いかもしれないが……もう少し、ピンチになってから」
惑は、嬉しそうにしながらキメラを配置する。
「うぎゃあああ……うyがああああ……」
涙を流して、斧を引き摺りながら嗤うキメラの赤ん坊がいた。
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「子供の声……私を求めているのね……パパンカツの匂いがするわ……じゃあ早く仕留めますか」
「FOOOOOOOOOOOOOOO!!」
そこにガングロメイクゾンビも現れる。
「貴方を取れば私は勝つ……どんな手でも勝つという事はとても素晴らしい……」
そして、剣だけでなく、拳と足を向けて睨む。




