記録368『蚊帳の外』
「はあ……」
「あれ? 早いね、イネ……いや……魔王軍が動いたか」
「そう……サクラン・ドウとパパンカツ・ラブリネスが割り込んだ……僕の亜空間を破り去ってね……しかもサクラン・ドウ……何を言ったか分かる?」
惑は、嗤いながら答える。
「薄汚い非処女非童貞が、近寄るな?」
「惑……どこかで聞いていた?」
「別に、サクラン・ドウの性格と拘りを多少分析すれば何となく近い答えを出しただけなんだけどねえ」
イネはツマラナなさそうにしながら、口を尖らせる。
「でもまあ……パパンカツ・ラブリネスは少しいいかもしれない……」
「でも……ペプリア国の生き残りはちゃっかり持って来たよね」
「当たり前じゃないか!! サイコ―っだよ!! うひょおおおお!!」
「本当に気持ち悪い……」
戻って来たエレンは、そんなイネを見てドン引きしていた。
「やっほ! エレンちゃん! ところで瘴気プレイしない!」
「しない……」
エレンは、そのまま自室へと向かった。
「イネ、取り敢えず現段階のペプリア国の戦いを映像で見せて」
「分かった」
そして、イネは惑にパパンカツとサクランと聖女達の戦いを見守った。
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「さてと!! 僕には色々としてくれて嬉しいよ! 知実!」
「気安く私の名前を呼ばないで!」
サクラン・ドウは、ケタケタと嗤いながら知実を呼び捨てにすることで、知実の嫌悪を買う。
「おい、サクラン・ドウ! そいつは俺にパパ活させてくれないか! だってそこの女成人だろ? 成人ではパパ活出来ない……やはりパパと娘っていうプレイが良いんだよ!! だからさあ!」
「っぐ!! しかし……いやいい……そこのラスネスを想像妊娠させればいい」
「させません!」
知実は、庇う様にラスネスの前に立つ。
だが、サクラン・ドウはニタリと嗤い、突如喘ぎ出す。
「おう! イエスイエス!! ふおおお!!」
気持ちの悪い声を上げた瞬間。
「いやあああああああああああああああああああああああああああああ!! 止めてええええ!」
「ラスネス! どう……!!」
そこには、魔力で作られたサクラン・ドウが現れてラスネスの服を破って犯し始めた。
「なんで……」
「僕のイマジナリーS〇Xを舐めては困る……」
そして、嬉しそうにしながら、サクランは、ラスネスの行為を始める。