記録368『騎士VS屑三騎士ヶ一柱』
「さあ来てみろ……貴様の剣裁きをな!」
「黙れ! 貴様のような下種に! この私は負けはしない!!」
ウィリアムは、綺麗な太刀筋でパパンカツの間合を詰め、そのまま自身の間合に入れた瞬間、パパンカツに斬り込む。
「だああやああ! しゃ!!」
ヘンテコな掛け声と共に、パパンカツは瞬時にウィリアムの剣を防ぐ。
「何!!」
「はぐああ!! しゃああ!!」
「!!」
パパンカツの鋭い剣が、ウィリアムを襲う。
「ホーリーシールド!!」
「はぐう!!」
パパンカツの剣は、シールドによって防がれる。
しかし、鋭い目でパパンカツはシールドを見ると力任せに剣を振るう。
「よしよおおおおおお!!!」
「フン、そんな雑な振り方でこの私を倒せると……」
しかし、ウィリアムの予想とは違い、シールドは破壊された。
「!!」
当然、瞬時に剣で防いだ。
しかし、剣から伝わる重さは相当なものであった。
「はいやああ!!」
「っぐ!! 重い!」
「ウィリアム! ファイアーボール!」
知実は、ウィリアムの援護する為にファイアーボールを放つ。
しかし、すぐ目の前にサクラン・ドウが現れる。
「んなあああはあ……」
サクラン・ドウに、ファイアーボールは直撃したが、喘ぐような声を口から漏らす。
「なんで……」
「エヒャハハハハハハハ!! 僕が! 僕が魔力を喰らって死ぬとでも? 寧ろ君の愛液魔力が入り込んで気持ちが良いよ……魔力とは自身の体液と同じ! つまり愛液同然である!! つまり!! 君は攻撃したと考えているみたいだけど……最早僕にぶっ掛けた事となる……有難う! 有難う!! こんな君自身の大切を僕に!! 僕に僕に僕に良い良い良いい!!!! あはやあやああああああああああああああ!!」
サクラン・ドウは、知実の魔力を浴びて、絶頂する。
「はああ……愛おしい……全ての魔力が……僕にとってそれは種で在り! 気持ちで在り! 感情で在り! 叫びである! それをぶつけてくれるなんて……ああ……僕に気があるんだね、気付かなくてごめんね……」
そう言うとサクラン・ドウは、知実に近づき、涎を垂らしながら手を取ろうとする。
「止め!」
知実は、手を振り払おうとするが、逆に掴まれて、服を引き千切られる。
「いやああああああああああああああああああ!!」
「積極的だねエ!! いいよいいよ!! 僕のイマジナリーS〇Xをしてそしてそしてえええ! 想像妊娠してくれ……元気な子を産むんだよ」
「止めてえええええええええええええええええええええ!!」
良く見ると、目の前のサクラン・ドウは魔力で出来た存在であり、イマジナリーであった。
その後ろで、サクラン・ドウは恍惚な表情で嗤っている。
「ああ、おおお、イエス! イエス! オーマイゴオオオ!!」
サクラン・ドウは、一人でに腰を振っていた。




