記録358『(^ω^)ペロペロレロレロ』
「知美様……どうされました……」
ウィリアムは、心配そうにしながら知美の様子を確認する。
「いえ……このペプリア国というところで……兄さんが召喚され……犠牲になったのですね」
「!! ……はい……そうです……近くの村人を改造し、彼等に自身の国を滅ぼさせるという下劣な方法を行ったと……」
「酷い……自分の祖国を滅ぼさせるだなんて……一体どうしてそんな卑劣な事を……」
涙を流しながら、知美は苦悶の表情を浮かべる。
「知美様! その事で報告が! 私の知り合いがその国で暮らしていましたが! 生き残りが数名居るのです! そこで御願いがあります! 私のライバルであり友達の彼女を! シャルナアを助けてください!」
知美が悲しむ中、ラスネスが声を上げてお願いをした。
「!! 生き残りですか……」
知美は、その言葉に希望を見出して立ち上がる。
「ウィリアム!」
「分かっています、貴方様の思うがままに」
「はい!」
知美は、すぐに用意を済ませるとシスターの見送りと共にペプリア国に向かった。
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「おお……おおおおおおお!! おんにゃのこおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
イネは、奇声を上げながら大盛り上がりする。
「ぎゃははは!! お姉ちゃんたち! 俺達と良い事しねえ!」
「気持ちい事をしてやるよ!」
「止めてください!! 貴方達一体誰ですか!」
「うへへへへ」
ペプリア国では、盗賊達が火事場泥棒をした上に、女の子の純潔も火事場泥棒しようとしていた。
「うへへへ、アニキイ、俺はあのエロそうで気の強そうな女でえ! だってさあ! あの気丈な心を圧し折りながらパイパイを! ペロペロするのが良いんだよ! (^ω^)ペロペロ」
「おいおい、また(^ω^)ペロペロか? 全く仕方ねえ奴だなあ! (^ω^)ペロペロよりレロレロの方が良いだろ? 深いんだから」
「レロレロじゃ(^ω^)ペロペロの顔文字が出来ねえだろうが! レロレロは(^ω^)ペロペロより利便性がねえぜ! やっぱり(^ω^)ペロペロじゃねえと!」
盗賊達は、突如(^ω^)ペロペロとレロレロの論争を始めた。