記録322『ラララ』
『ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!!』
狂ったように、肩を組みながらウッドヒューマン達は、楽し気に歌い、踊る。
『ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!!』
何処までも響く様な声、そしてその歌声につられて、生気のない目をした人々が徐々に集まってくる。
『ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!!』
「ああ……なんて神々しい歌だ」
「まるで天にも昇るよ生んだ……」
しかし、一度聞こえてしまった人々は、その歌声に癒されたかのように、涙を浮かべながら惹かれていく。
そして、近づいた瞬間。
胞子が、皮膚や口、耳や鼻、お尻の穴まで入り込み、そのまま体中に草木が生えだした。
「あああ……あああ……なんて素晴らしい……心地いい」
『ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!!』
誰もが歌うその声は、空に響き、海へと渡り、別の島にいる者達もウットリしながら海を泳ぎ出す。
『ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!! ラーラー! ラーラーラーラー!! ラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラーラー!!』