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記録311『才能覚醒』

「ひいいはははははは!! お前等全員苗床にしてやるうううううううう!!」


プランは、ケタケタと嗤いながら、全てのオーガ達に種を植え付けて急成長させる。


「記憶の保持! 行動原理の保持! 癖の保持! そして!! スキル技の保持!! 完成! プラン特性! マリオネットオートマトン!!」


マリオネットオートマトン、プランの一つの指示を確実に熟す為、そもそも保持している記憶や戦闘経験、技技術の全てを使って自動行動し、指示を遂行する様にプラン自身が作り上げた軍隊である。

そして、聖女の聖魔力に適応する為、騎士達を吸った聖魔力を元に作った魔力を注入し、耐性の獲得、更には、攻撃の全てに、聖魔力が籠るという、寧ろ聖魔力のダメージを負えば逆に攻撃力へと変換される仕組みとして稼働させられた戦闘マシーン化させられた。


「ころおおずううう」

「ぶらんざまああ……」

「にのりおおおおおお……にのりおおおおおお!!」


更に、プランを神として崇め、崇拝させることによって、プランの聖魔力を回復させる。

自動戦闘+自動回復を兼ね備えた状態へと昇華させたのであった。


「貴様……いくら西院円惑に改造されたからと言って……このような下種な真似を!」

「イヒヒヒヒ!! 下種うう? 何を言ってるのおお? 弱肉強食だけじゃない! 昆虫は生き物に寄生して種を撒き! 生き物の行動を利用して生き、子を巻き! 植物の中には動物事態に寄生して種を撒いたり食事として奪ったりするものが沢山いる! なら! 私のやっている事は下種ではなくただの自然界として当然の行い!! それを下種! あはあはははは!! 何て滑稽! なんて馬鹿! 何て愚か! これを嗤わないで何を嗤うって感じだねえええ! 行け」

「ぎゃばああばああああ!!」

「!! ぐ! コイツ等急に動きgあああああああああああああああああ!」

「やめ! いぎいいいいい!!」


オーガ達は、目の前に居る騎士達を引き裂き、殴り潰しながら前へと押し続ける。


「まずい! 戦線が崩れた! お前等! ここは俺が引き受ける! 知実を! 聖女様をお守りしろ!」

『は!! ばああああああああああああああああああああ!!」

「なに!!」

「私がいる事忘れてない? 私だって攻撃するよおおお! 意識がオーガに取られるなら簡単さあああ!!」


指示を送ろうと騎士達に叫ぶが、ほとんどの騎士達がプランの食虫植物の餌として喰われてしまった。


「さらに回復! 更に強化! 圧倒的な力! 圧倒的な自然! これこそが私の生きる力! 生存本能!! あははははは!!」


プランは、辺りの植物を自身の種で動く大量のツリーマンを作り出した。


「うぼおおおおおおおお!!」

「!! これは!!」


最早ここはオーガの里近くの森ではなく、オーガの森自体が全てプランの才能によって敵へと変化した。

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