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記録287『親子パワー炸裂!!』

「!! なんだ! この数は! 一体!」

「ふっふっふ! 僕の子供は君が選んだ有志が沢山ばら撒いた! 僕もばら撒いた! 知っているかい! 猫や犬の子供って1年ぐらいで成熟するんだよ! そしてネズミは8~12週間で成熟する! 僕は色んな生き物たちによって守られ! そしてそれを子供達に受け継ぐ事が出来る! まだ子供もいれば立派な大人になった子もいる! 僕は一人じゃない! 皆がいる! お前とは違うんだあアアアアアアア!!」

(勇者や主人公みたいなことをイネが言い出した……)


イネは、多くの仲間もとい子供達と共に神との戦いに挑む。


「多勢に無勢……悪とは情けなき事よな……そんな卑怯な事をしないと我々正義には敵わんとは……」

「ふむ、正義側は何とも不憫な……自分を正当化する為だけに色々な言葉を使って言い訳をする事で自身を鼓舞しないと戦えないとは……」

「黙れエ! これは言い訳などではない! 絶対的真実! 絶対的正義! 絶対的正論! そして絶対的な正当性がある! 貴様なんぞには一生分かりやしない! たかが可能性以外に拠り所のない貴様なんぞになア!!」

「おいおい、可能性をくれたのは君等神だろ? それを有効活用しているんだ……悦べよ」


神は、再び惑を攻撃しようとする。


「そうはさせないよ!!」


しかし、当然のように神の攻撃を子供達が妨害する。


「ウィングショット!」

「サンダーボルト!!」


雷を、風の流れに乗せながら神の足を狙う。


「うぐぐ!! こんな程度!」


しかし、当然神は耐え凌ぐ。

だが、耐え凌いだことにより発生した一時的なタイムログのせいで、惑の避ける時間を与えてしまった。


「っく!! この卑怯者め!!」

「イネ……任せた」

「うん!! 君の言葉と指示なら仕方ない!!」


イネは、筋力を一気に引き上げた。


「パパ! いくよ!」

「私達を足場に!」

「はあああああああああああああ!!」


イネは、子供達の腕を足場に一瞬にして神の目の前に現れた。


「!!」

「亜空間発動! 聖剣伝説!!」


ロキから習った亜空間ワールド、神は瞬く間に取り込まれかけた。


「フン、そんな程度で我を閉じ込めようと……下らぬ」

「あああ……やばいこれ」

「亜空間発動……正義執行」


しかし、当然のようにイネは亜空間に取り込まれた。


「おお!! 危ない危ない……何とか避けれた」


惑は、プランを引っ張って亜空間から逃れた。

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