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記録283『やり方さえ分かれば』

「ふー……エレンちゃん……死姦(じょうか)出来たよ……最後に君を救えて良かった」

『よくやったぞ! 有志! きっとエレンの魂は奴から解放されただろう……』

(なんだこの違和感は……エレンの魂が見えなかったような……)


神は、何処か不安そうにしていた。


「? どうかしましたか?」

『ああいや何でもない……』

(気のせいだと信じたい……)


神は、自身の認識を信じる事にした。


----------------------------------------------------------------------------------------


「ああああああああああああああああああああああ!! いやだあいやだあいやだあああああ……これならイネさんにレイプされああああああああほうがああいいいよおおあああああああああ!!」

「え! 本当! じゃあ早速……いで!!」


イネの行為を受け入れる程の絶望を襲う中、イネはここぞだと思ったのか誘った。

しかし、惑に拳骨を喰らう。


「こらこら、今はそんな暇ないし、そもそも魂の状態でどうするの? さてと、悲鳴を上げる暇はないよ! さ! 早速入って貰うよ!」

「ああああああああああああああああああああああああああああああああああ……」


惑の言葉通り、そのまま培養液に漬けられている肉体の中にエレンの魂は吸い込まれる。


「何をしているんだ……貴様」

「おお、思ったより早い……まあ別にいいんだけど」

「何をしているんだと聞いているんだ! 西院円惑!!」


神の案内によって、有志は惑の元へと最短距離で走った。

そんな有志が目にしたのは、培養液に漬けられている者の中に吸い込まれるエレンの魂であった。


「ああ、そうだよ、君が死姦したのはエレンちゃんの抜け殻の体、でも良かったでしょ? 死後硬直で君の性剣も締まりが良くて絶頂を促されたんじゃないの? 凄く気持ち良さそうだったし!! 良かったね! 死後硬直で扱いて貰って!」

「だだだあああああああ!! だああああああああああああああああああまあああああああああああああれえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!! でべええええばはあああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


有志は、怒りに任せて聖剣を振るった。


「ふむ……」


しかし、惑は当然のように避けた。


『な! 貴様! どうやって!』

「どうやって? 普通に太刀筋が見えたけど?」


惑は、ずっと見ていた、スキルの分析を使いながらずっと有志の戦闘を見ていた。

そして、誤差はすぐに自身の脳みそで演算して、どのように攻撃が来るのかを予測していたのであった。


「黙れえええ!! ふつうにだろおおおおおおお!! でべえはああああ!!」


無作法に、剣を振るい続ける。

しかし、全て惑は避け続ける。


「ううーむ……避けるだけならいつまでも避けれそうだなあ……ちょっと攻撃して見るか? えい!」

「ぶばああああ!!」

「ええええええ!!」


有志の腹に、拳をめり込ませる。

有志は、唾を吐きながら腹を押さえる。


「ぐぞおおお……どんなひぎょうをおおお」

「卑怯も何も! ただ急所目掛けて殴っただけだよ! そんな程度でそこまでダメージ喰らうかね!! 流石に残念だよ!!」


惑は、有志を買い被り過ぎたのではと思う程に残念そうに見ていた。


「セイクリッドおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! インパクトオオオオオオオ!!」

「はいはい」


惑は、近くにあった木を使って蹴り上げながら自身を、跳躍させて横へと逃げた。

そして、セイクリッドインパクトの効果範囲外に避難した。


「くぞおおおお!! 逃げてばかり卑怯者めええええええええええ!! 正々堂々戦ええええええええええええええええええええええ!」

「うーん……別にどうでもいいかな? 卑怯でも何でも……」

「怖いのかああああああああ! 臆病者おおおおおお!!」

「うん! めっちゃ怖い!」

「あああああああああああああああああ!!」


有志は、怒り狂いながら攻撃を続ける。


そして、数分後には息を切らしていた。

惑は、凄く残念そうにしながら有志を見ていた。


「おいおい……その程度で……疲れたの?」

「きざばああ……やはりいいいい……ドーピングしてるっだあああ……」

「え? してないけど? 何でそう思うの?」


惑は、理解出来ていない為、有志に質問する。


「でめええがああ……つかれでないがらだああ……あんなによげでえええ」

「何だよそれ……体の使い方次第、演算能力、相手の癖や攻撃パターン、効果範囲を把握していたら自身を動かす体の疲れを最小限に済ませられる……さっき木に登ったのもボルダリングをする際にどのように足を置くか、どのように腕を使うか、どのように力を使うかを考えれば疲れにくし、休憩だって出来る」

『有志!! 奴は有志の体力を狙っている! このままでは……』

「おい、神……お前が馬鹿でどうする……」


惑は、怒りの表情を作りながら有志に語り掛ける神に、怒号を浴びせる。

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