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記録281『戦ってみる』

「ううおおおおおおおおおおおおおお!!」

「くそおおおおおおおおおおおおおおお!!」

『有志! すぐにそいつ等を殺すんだ!! すぐにいいいいいい!!』


有志は、神の言われた通り、押さえ込んだ二人を殺した。

そして、襲い掛かる改造人間達を殺し続ける。


「っく!!」


有志は、罪悪感が沸き上がる。


「!! ンああなんでええ!! どうしてだあああ! どうして俺はざいあくかんwのおおおお!! ずっと平気だったのにいいい! ずっと正義の為にいいいいいいいいいい!!」

『西院円惑!! 奴め!! 罪がない人を殺させることによって! しかも女性を殺させることによって有志の罪悪感を誘発させるとは! しかも仲間と分かち合った思いを潰す事で! 糞野郎があああアアアアアアア!!』


神は、怒りを惑へと向ける。

しかし、当然有志の罪悪感が止まるわけがない。


「ちくしょおおおおおおおおおおおおお!!」


だが、それでも有志は改造人間を楽にして上げる為に殺し続けていった。


そして、何とか全ての改造人間を殺し尽くした。


--------------------------------------------------------------------------------------


「ふむ、何とか少し稼げたが……やはりまだ間に合わないかあ」


惑は、合成し続けた卵子が生まれ子供が育ちつつある。

イネの血液を研究し、そこから成長を促進させる液体だけを採取した。

それを培養液と混ぜて、子供を育て始めている。


「仕方ない……プラン……ちょっと」

「待って」

「?? エレンちゃん?」

「どうせこの肉体は死ぬんですよね?」

「まあ……君の魂をここに入れて戦わせるつもりだからねえ……だからその肉体とはさよならになるのは仕方ない」

「なら……この体で戦わせて貰っても宜しいでしょうか?」

「?? え? いいの?」


惑は、少し不思議そうにしながら聞く。


「有志の戦い方をちゃんと実感して次に活かしたい……その為に……倒してしまっても……」

「倒せないから……で? どうする?」

「いく!!」


エレンは、真剣な表情で答える。


「分かった……じゃあ頼むよ……ただ死んだ時の魂がここに送られるように契約だけは結んでね? でないと無駄死にだよ?」

「わかった……」


惑の言葉に、頷いてエレンはサインをした。



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― 新着の感想 ―
[良い点] 作者さん狙ってるのかわからんが誤字が狂っていく世界を表現してていい味出してる!
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