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記録248『ライアン in the 亜空間:絶望を叩きこまれても!!』

なんだ……これは……気持ちい……とてもとても気持ちい……俺は一体何をしているんだ……そうだ、入国手続きをしていた、それで……イネ様が俺の国に……そう……入国手続きをして……、そして入国しては出国したんだ……だが何でそれが気持ちい? 意味が分からない……だが気持ちい事は確かだ……俺も王だった……様々な人間が入国してくるのをこの目で見た……だが俺は一度もここまで気持ち良いものであるという認識は持ってこなかった……そうか……入国ってこんなに気持ち良いのか……どうして今まで気づかなかったんだ……こんなに気持ちいなら……ずっとこのままで居たい……そしていつまでもここで気持ち良いをしていたい……入国したり出国したりしたい……でもどうしてだろうか……俺には本来の目的があったはずだ……それなのにどうして……俺の本来の目的ってなんだ? それは……そうだ! 俺は人を不幸にしたいんだ……だが……それはこの気持ち良いより大切か? いや大切だ……とても大切だから態々ここまで来た……なのにどうして俺は気持ち良いをして居る……そもそも何で入国手続きをするだけなのに気持ち良い? 意味が分からない……あ! あれ! 思い出してきたぞ! そうだ! 俺は気持ちいをする為にここにいるんじゃない! 復讐の為! そしてその復讐心を使ってあの勇者! 天山有志を不幸のどん底に陥れる為だ!! その為に!!


----------------------------------------------------------------------------------------


「っは!! 俺は!」


ライアンが目覚めると、そこは地獄絵図だった。


「おおおおおおお! おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」

「ふごおおおおおおおおおおおおお! ふごおおおおおおおおおおおおおおおお!」

「っもっとだあああ! おれはもっとほじいいいいいい!」

「ほびいいいいいい! ほびいいいいいいい!!」

「そこだ!! 俺の○○○○を! もっと穿っておくれえええええ! 弄っておくれえええええええええええええええええええええええええ!!」

「Ohyeah! Ohyeah!!」

「ひぎいいいいいいいいいいいい! ひぎいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!」


大量の人間が、その場で組んず解れつしていた。


「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


余りの衝撃的な地獄絵図で、ライアンは悲鳴を上げて近くにあった扉へと逃げた。


「はあはあ……いったいなんなんだ! あれは! 一体どうして俺はここで!! 何をしていた! 確か入国手続きだ……あだあ! 頭が痛い!!」

「ああ、ようやく目覚めたんだ……良かった良かったあひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!」


そこには、チェシャ猫がケタケタと嗤いながら寛いでいた。


「おい! チェシャ猫! あれは一体なんだ! 俺は一体何を!!」

「?? 忘れたの? イネと行為してたんだよ? 凄く気持ち良さそうに入国してたり出国してたり? 何度もチェックインしたりチェックアウトしたり、みょっとおおおおお! ほびいいいいいいい! ほびいいいいいいい! って言って善がってたよ?」

「え?」


すると、ライアンの臀部から大量の血が噴射した。


「ぎゃあああああああああ!」

「そりゃああんなにしたらそうなるよねえ!」

「やめろおおおお! 聞きたくない! 知りたくない! 思い出したくないいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」


涙を流しながら、苦しそうに臀部を抱える。


「そうは言っても……まあ本来の目的に集中すればいいんじゃないの?」

「ううう……くそお……」


ライアンは、涙を流しながら立ち上がる。


「まあいい、俺は思い出した……あそこで行為に励んでいる奴等を見て……アルマダが居たからお前等の記憶だと思っていたが……ようやく思い出した……ここは俺だけの記憶の者が現れるだけじゃない……俺以外の奴の記憶も現れる……アルマダは俺やお前等の記憶から正しく作られた奴だ……だがおかしい……なぜイネに従うのか……従うなら惑だ……それに……イネに国の民はいない……いたとしてもあんなに一般市民が存在するわけがない……性的な者達だろう……エレンは……付き合い切れなかったんだろう……そして……ならばわかる……あれは俺のいた国の国民だ……復讐に熱を灯し過ぎて顔がうろ覚えになっていたのが最悪だった……」

「うんうん、ようやく思い出したんだね……良かった良かった」


しかし、ライアンの目は鋭くなる。


「だがゆるせねえ……俺の国民を淫らにするわ、それで俺を襲わせるなんて……」

「? 襲ったというより……君が誘ってたよ?」

「え?」

「だから……自分で臀部を向けながら、でゃあああああれきゃあああああ!! おりぇのしりゅいおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! ほりゃにゃいかああああああああああああああああああああああああああああ! って言ったらみんな集まって……流石王様」

「ああ……あああ……あああああああああアアアアアアアぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」


トランス状態だったとはいえ、ライアンは再び絶望に叩きこまれた。

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