記録248『ライアン in the 亜空間:入国手続き』
「そこの者! 入国手続きは終わっているのか? 私には伝わっていないぞ!!」
一人の女性が、睨み付けながらライアンに問い質す。
「お前は……」
ライアンは、その女性をどこかで見た事がある。
「アルマダか!」
「アルマダ? えっと……どうして私の事を知っている? 貴様! まさか某テロリストのスパイだな!!」
「え? なんの……」
アルマダは、睨み付けながらライアンの腕を掴む。
「え! ちょっと……」
「着いて来い! 貴様には話がある!」
「え! ちょ!!」
ライアンは、無理矢理引っ張られる。
「貴様! 貴様も来い!」
「僕も? まあ良いですけど」
チェシャ猫は、首を傾げながらも一緒について行った。
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「子奴等か……我の国に不法滞在しておるのは……チェシャ猫よ……貴様はどういうつもりだ?」
イネ王王女は、チェシャ猫を睨みながら聞いた。
「え? 僕は動物だけど? え? まさか空を飛ぶ鳥にも入国手続きを? 今までそんなことしてたっけ? 法律あったっけ? 聞いた事ないなあ……」
まるで言い訳同然のような言葉に、イネは黙るしかなかった。
「糞……こんな事ならちゃんと動物にも入国て続きをするべきであったか……」
イネは、チェシャ猫のお尻を物欲しそうな目で見ながら悔しがる。
「だがお前……ライアンだっけ? お前はダメだ……入国手続きをしろ!」
「えっと……何か書類にサインと金でも払うんですか?」
「ああ、君はここに来るのは初めてかな? 書類も金も要らない……私が居れば何もかも問題はないのだよ」
「?? 一体どういう……」
「そう……ここに入国手続きの為のものが既にあるじゃないか」
そう言って、イネはライアンの尻を摩る。
「え! ちょ!」
「うむ……良い入国手続きの穴している」
「良い入国手続きの穴ってなんだよ!!」
「まあまあ」
「ちょ! 止めろ!!」
ライアンのワンピースに手を掛けると、そのまま脱がそうとする。
「大丈夫、すぐに済む……そうだ! 私の穴にも入国手続きして良いぞ!」
「何ださっきから! その卑猥な感じのいい方は!! おかしいだろうが!!」
「貴様! イネ様に逆らう気か!!」
アルマダは、携えていた剣を抜いてライアンの首筋に掛ける。
「まあ待て、初めてなんだ……怖いのも無理はないさ」
「そうですね、イネ様……」
イネの指示に、従い剣を戻す。
「さてと……さあ始めようか……入国手続きを」
「止めろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!! あ……」
「はあ!!」
イネのものが、ライアンの穴に入国した。
「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「ああ! いいよ! 良い入国だ!!!」
入国しては、出国し、入国しては、出国を繰り返した。
「ううう! 良い街だ……こんなに取り締まりの良い国は久しぶりだ!」
「何が……がああああ! 取り……締まりだ……がうやああああああああ!!」
「ああ! もうダメだ!! 感想を吐き出すよ!! とってもいい国だあああああああああああ!!」
「やm! やめ……あああbがああだああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
「ああ……とても良い国だった……」
イネは、そう言うとライアンの注がれた感想が、国から溢れながらもイネを睨み付ける。
「次は私の国で楽しんでくれ!! 良い観光をして感想を注いでくれええええ!!」
「やあだあ……やだあああ……あやあああああ……やああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
しかし、ライアンの意見は通らずう、イネはとっておきの精力増強剤ウルトラスーパーバーニングエクスタシーDXという名の、まるで子供が付けた様な薬を持ってきた。
「飲めええええええええええええええええええええええええ! 飲めええええええええええええええええええええええええええええ! 飲めええええええええええええええええええええええ!」
「ぶぶぶぶぶ! おぶぶぶぶぶぶ! おぶぶぶぶぶぶ!!」
無理矢理飲まされ続けていき、そのまま意識が遠のいていく。
(らめらああ……ぽわぽわしゅるううう……)
そして、ライアンは気が付けばトランス状態へとなった。
「さあ……僕の国においでよ……良いところだよ……何度でも入国して、何度でも出国してええ」
「ああ……ああああああ……あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
ライアンは、イネの国に入国し、出国した。