表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
253/474

記録247『ライアン in the 亜空間:イネの王国』

「ひぎいい……ぎいいいいい……」


ヤギは、涙を流しながら蹲る。


「あなた……」


そこに、ヤギの奥さんが現れた。


「メリーイー……すまない……おれ……チン〇なくなった……」


涙ながらに伝えると、メリーイーは顔を真っ赤にする。


「メリーイー!」


涙を流しながらヤギの旦那は、メリーイーに近づくとビンタを喰らった。


「近づくんじゃねえ! この〇なし野郎ガアア!!」

「ぎゃあああああああああああああああああああああああ!」


悲鳴を上げながら、その場で倒れる。


「消えろ! カスが!! ッペ!!」


メリーイーは、唾を吐き捨ててどこかへと行ってしまった。


「そんな……そんなああ……」

「大丈夫だよ……僕が君の傷口を愛で塞いであげる」

「お前の……おま……えの……あ……何だこの気持ちは……」

「これがトランス兵が出来上がる瞬間だよ」

「おい! 裁判ってそういう事かよ! ある意味強制入隊じゃねえか!!」

「まあそんなものだよ……性の悦びを知らせる為にワザとイネはフェロモンで他の女への性的興味を失せさせる、そして必要とした瞬間に精力増強剤を盗めやすい場所に置く……そして魔が差した瞬間を狙って兵に捕まえさせて裁判にかけ、チン〇を斬る、その後奥さんに幻滅させて寝取る……それで立派な兵士の完成だ!」

「いや……人生破滅させられてるじゃないか……よくもそれで立派な……」


チェシャ猫は、ライアンの当然のツッコミに首を振る。


「失うモノが大きい程何かに依存し訳すなる……人生の破滅によって出来た大きな穴に奴のフェロモンが入り込み、その後イネに仕えること以外の喜びを与えない、そうすればストイックなトランス兵の完成だ! 全ての命令がイネへのプレイであり喜びへと変えられる、君だって国の王として国の繁栄に喜びを感じていただろ?」

「まあ……そうだけど……」

「そこにイネは性を入り込ませることによってどんな理不尽に対してもそれら全てを性の悦びとして返還させるんだ……性癖は例えマイナスな事であっても喜びに転じるからね」


チェシャ猫の言っている事が、理解出来たようで出来ないライアンであった。


「はあ、なら街を見てみようか?」

「お……おう」


ライアンは、仕方なさそうにしながら街の散策を始める。


----------------------------------------------------------------------------------------


「出て行けえ! このゴミ王王女ガアア!!」

「薄汚い顔晒してんじゃねええ!」

「消え去れええ! 俺の娘はまだ! 5歳だったんだぞおお! 性の悦びを教えやがってえええ!」

「ぱぱあああ! もっとおおお! もとおおおおおおおお!! もっとイネ様の……」

「ダメだ! 奴に近づいては!!」

「大人には、私達の恋に口を出さないで!!」

「はっはっはっはっは!」


イネは、イシツブテを投げつけられ、暴言を吐かれ、ブーイングを受けていた。


「うむ……そこの娘を連れてこい」

「っは! イネ様! その後ご褒美を!」

「分かっておる、後で貴様とはあの娘と共に3Pだ!」

「ありがたき幸せ!」

「止めろ! 俺の娘を! 放せええ!」

「いやああああ! ぱぱあああ! ぱぱあああ!」

「王王女の子種を貰えるのだぞ? これ程嬉しい事はあるまい……なんなら父親、母親よ……貴様等にも分けてやろう」

「ふざけるな! そんなの!」

「喜んで!」

「ヌルラリア!!」


妻は、既に唾が付けられていた。


----------------------------------------------------------------------------------------


「フン! フン!! フン!」

「フン! フン!! フン!」

「フン! フン!! フン!」


3人は、すっかり兵隊として馴染んでいた。


「まあこんな感じだ……」

「この国の人全てを兵にする気か?」

「まあ他にもいるよ?」

「コックよ! 女体盛りを!」

「っは! ここに!」

「どうぞ! ご存分に!」


美女コックと美男コックの体には、大量の生魚が乗っていた。


「あのように色々の職業を性で補っている……他にもな」

「イネ様! この剣を私のお尻にぶっ刺してください!! 痛みで私の完成品の素晴らしさが分かるのです!」

「腰振りダンスもしたいです!!」

「このようにフェロモンによってトランス状態の者達が他にもいる、そして様々な職業に就いている、それらがこの国の成り立ちになっている」


ライアンは、少し度肝を抜かされた。

この国は、機能している、国民にどれだけ罵倒されていてもフェロモンによってトランス状態となった者達が悦んで成り立たせている、別にそれらが悪いとは思わなかった。

ライアンも当然のように取った手法だ。

これらを許されないと言ってしまう者は、国というものを理解出来ていない。

圧政を許してはいけない、独裁国家を許してはいけない、支配を許してはいけない等、様々な事を言われているが、実際運営出来ている時点でこれは既に国家である。

運営する事こそがより難しく、より困難である。

国家とは、例え国民から批判を受けようが、運営し続け、更に他の国との外交を行わなければならない。

それ等は、全て飛び抜けて尖った者こそが必要である。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ