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記録213『情報共有』


『何? ソードマンハウスとマジシャンハウスの件を教えろだと?』

「うん」


惑の言葉を聞いて、バファハイドは少し機嫌が悪くなる。


『我に説明しろと言うか? 貴様は自身で勇者を殺す方法を考えるのではないのか?』

「?? まあ僕の力で作るのはマジだけど……情報共有はするつもりだよ? 僕の世界では学会とか研修とかがあったし勉強会や講習とかで色んな知識を手に入れるんだよ……それらを取り入れる事でまた新しいインスピレーションを作り上げてそこからアレンジする……だからきっとそこで起こったことを僕は理解する必要がある、実は今少し苦戦していて、エレンちゃんに勇者の細胞を移植しようと考えてるんだけど拒絶反応が強くてねエ……だから詳しい人に話を聞きたいんだよ」


惑の要求に対して、バファハイドは少し嗤った。


『ああそう……まあいいが……だが我が知っている事は少ない……だが一つ聞きたい……どこでソードマンハウスとマジシャンハウスの情報を得た?』

「え? 普通に勇者が倒したっていう話があちらこちらと……」

『……』


勇者は、自分の行った偉業を神の信仰回復の為に様々な人に語って聞かせていたのであった。


「偉業と言う情報は意外と役に立つよね? だって相手は自分の凄さを勝手に語ってくれるんだから」

『はあ……本当にどうしようもないな……あの勇者』


バファハイドは、頭痛が起こった。


「で? お願い出来る人っています? 話では生きている人もいるんですよね?」

『まあいるが……オイ、アイニー……』

『はい、私がパパンカツ、ランクゴ、シターギガが復活次第、サクラン・ドウと共に向かいます』

「あ、こっちから行くから大丈夫」


そして、惑はどうやってかいきなり現れた。


「や!」

「……貴様……以前来た時にスキルと契約書を使って移動できるようにしたな」

「うん、そうだよ……そこのバザルさんとね」

「……そうですね……アルマダさんの件ですぐに迎えるような方法を考えました……そこでやっとぷー子さんの件が終わって完成して魔王様の許可があれば移動できるようにと……現在の魔王様はバファハイド様ですので」

「そうか……まあよい」


そして、惑はさっそく話を聞く事になった。


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「なるほどねえ……自身の欲望……欠点を極めた……でも僕が一番興味を持ったのが転生術だ」

「ああ、あれですか……私はあれを妄想で作り上げた……女の行為から生まれるまでを魔力で感じ取りどのようにして生まれるかを理解することによって彼女等の卵に魔力種を入れて急成長させることによって魔力による新たな生命を生み出す術です……魔力生物によってただの魔法使いよりも魔力が上手く扱え更に量も多くなることが発覚しました……」

「それもそうだろうね……そもそも体が魔力……つまり大量の魔力を持っていて当然として生まれた存在……因みにただの人間がその魔力を得るとどうなる?」


惑の質問にサクランは少し悩む。


「そういえば……私は制御下に置いていますが……他の者であれば体が持たないでしょうね……」

「つまり大量の魔力をすでに有していないと死ぬと?」

「まあそうですね……しかしそれがどうし……」

「寧ろそれだ! 僕に足りなかったのは!」


惑は、突然大きな声を出して嬉しそうにしていた。


「そうか! 元々持っていればいいんだ! そしてそれが出来る最大限使える奴を僕はもう持っているじゃないか! ありがとう!」

「え? そうで……」

「あ! 一応ついてきて!」

「え!!」

「こっ困ります! まずは魔王様に!」

「そっそうか! 興奮しすぎた! 魔王様あああ!」


惑は、何を思ったのか魔王にサクランを連れて帰る事を報告した。


「はあ……良かろう」

「やったああ!」


魔王も、現在は別に使う理由がないのか、あっさり許可を下ろした。


「さて行こう! サクラン君!」

「ああ……はい」


そして、無理矢理集落へと連れて行かれた。


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「今日から仲間になったサクラン・ドウ君です……みんな仲良くしましょう」

「……いきなりじゃない?」

「そうですよ」

「プランは良いよ!」


惑の突然の行動に、エレンとイネは困惑するが、プランは能天気に嗤っていた。


「さてと、イネ! 君にはある任務を熟して貰う!」

「!! ッフッフッフウ! 私の活躍を乞うご期待あれ!」


調子に乗った様に、イネは腕を組んで喜んだ。


「君はまずお母さんを出すこと出来る?」

「出すって?」

「君と切り分けて出すって事!」

「それは……ああ! 出きるっぽい!」


イネは、集中した瞬間、体から一人の女性獣人が出て来た。


「あふ! にゃあ……一度出て来たお陰で別れることだ出来るみたいですうう……スキル分裂がその時獲得できたみたいですう」


少し、不安そうにしながら俯いていた。


「緊張しないで」

「分かったわ」


どうやら、不安そうにしていたのは口説いていたようであった。

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