記録190『おちん◯ん』
ランクゴの焼けた肉片を目の前に、2人は放心状態であった。
「嘘だろ……こんな……ランクゴが死んだ……」
「何だよこれ……何なんだよおおおおお!」
シターギガは、現状を受け止め切れず涙を流し、パパンカツは、恐怖のあまり絶叫する。
「見よ、これが神の力だ、勇者の力だ! お前等の命を持ってそれを知らしめよう!」
有志の言葉に、2人は怒りが込み上げる。
「黙れ! よくもランクゴを!」
「畜生が! 仇は討つ! 絶対にだ!」
「残念ながらそれはない、もう詰みだ、私が出てきたからには貴様等の死は確定している」
「なんだと……」
パパンカツは、有志を睨み付ける。
その時だった。
「うわあ! 何だこれは!」
「どうした! !?」
パパンカツは、シターギガの装備していた女物の下着が、既に男物の下着に変わっていた。
「俺のコレクションが!」
「死ね」
「うわ! イギギギギギギギギギ!!」
有志の言葉と共に、男物の下着がシターギガを締め付け始める。
「これは! 何をした!」
「貴様は女物の下着ではなく男物の下着で潰し殺す」
「や! 止めろ!」
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! いだいいだいいだいいいいいい!!」
「シターギガ!」
身体を徐々に締め付けていき、更には晒している体や手や足、そして顔までも下着に包まれていく。
「あだあああああああああああああああああああああああああ!!」
鈍い音を立てながら、骨を折っていき、血が下着から垂れ始める。
「だずげでええええ……だずげでええええ……ばばんがづううう! じにだぐないいいい! おどごのじだぎでえええええ」
「やめてくれ……お願いだ…やめ……」
「ぐばあぶ」
シターギガは、男物の下着を丸くする様に包み込まれていき、最後には全身を潰された。
そして、男物の下着は広がり、中からはぐちゃぐちゃになったシターギガが、落ちてきた。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」
絶叫しながら、パパンカツは泣き叫ぶ。
「次はお前だ」
「まっ! まっま待ってくれええええええええ!!」
「待てだと? 言ったはずだ、貴様等の様なゴミは生まれた事さえ間違いだとな」
「お願いだ! 待ってくれ! そうだ! パパ活! パパ活はもう止める! 必要なら女だって紹介する! それかこのソードマンハウスの権利か!? それなら少し待ってくれたら必ず……」
そこには、仇を討とうと決意したパパンカツの姿はもうなかった。
仲間の無惨な死に方を目の前にし、パパンカツの心は恐怖で一色になったのだ。
「哀れだな……ここまで来て命乞いとは……貴様は奴等よりもっと苦しい殺し方にしてやろう」
「まっ! お願い待って……」
パパンカツが言い終える前に、有志は聖剣を振るう。
そして、パパンカツのおちん◯んが、斬り飛ばされた。
「あ……あああ……ヒギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!! 俺のおちん◯んがあああああああああああ!」
パパンカツは、急いで拾おうとするが、おちん◯んは地面に落ちたと同時に消滅した。
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」
パパンカツは、泣き叫びながらその場に蹲る。
「まだだ!」
「いだあい!!」
有志は、蹲ったパパンカツを指先から斬りつけていく。
「いだい! やめでええええ! お願いごろじ……うぐが!」
死を願った瞬間、有志はパパンカツの首を思いっきり踏み付ける。
「がほお!」
パパンカツの首はダラリと垂れるが、それでも意識が残っていた。
「どうだ、死の近くまで来た感想は?」
「あ…あああ……じにだぐない……」
パパンカツは、瀕死の近い状態まで近づけられた為、死に対しての恐怖を再び思い出す。
「ふん、さっきまでの威勢はどうした? 殺して欲しいと言ってたではないか?」
有志は、パパンカツを煽る様に質問する。
「おねがい……じまず……ごろぞないで」
「ふん、無様な様だな、今まで散々偉そうにしておきながら命乞いとは、ファンタビー、レイシャ、君達もやるんだ」
「ありがとう有志」
「ありがとうございます! 有志さん!」
レイシャは、パパンカツに近づく。
「苦しめ……ゲスが……」
背骨に刺さらない様に、腹を刺す。
「ヒギャアアア!!! 」
「よくも皆んなを! よくもおおおお!」
「ギイイイイアアアアアアアアアア!!」
ファンタビーは、太ももを刺す。
「ウギイイイイイ!」
パパンカツは、痛みに怯え、死に怯え、おちん◯んがなくなった悔しさを感じながら処刑を受け続けさせられる。
そして、10分後経つ。
「ぁぁ゛あ」
最早声すら出なくなりながら、絶望の表情のままパパンカツは死亡した。
「ふん、愚か者共のめ……あれ?」
有志は、元の有志に戻った。




