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記録189『最終手段』

ランクゴは、レイシャを酒瓶で殴り付ける。


「ぐがあ!!」


レイシャは、吐血しながらも薄らぐ意識を何とか保った。


「まだ……だあ」

「? 何がだ?」

「まだ終わってない……」

「終わりだよ……」


シターギガは、レイシャに頭を抱えながら剣を構える。


「もう無駄だ……諦めろ……諦めなければだとかそういう言葉の次元をお前はとっくに過ぎている……」

「だまれえ……」


シターギガは、ブラジャー剣を構える。


「お前のそれは……成長じゃない……」

「何だと?」

「そんなものは武器がない場合にのみ使う技だ……貴様は基礎の基礎をして誇っているだけだ……そしてそれはランクゴもパパンカツも同じだ……」


シターギガは、溜息を吐く。


「馬鹿だな……お前……自分にしっくりくる武器というのは一生に出会えるか出会えないかだ……つまりは出会いない者の方が多いってことだ……そんな中俺はお前の言う基礎の基礎を使う事でである事が出来た……基礎は大切だというだろ? 俺はその基礎を思い出す事によってこの出会いを遂げる事が出来た……今の俺は誰にも負ける気がしない……それはランクゴもパパンカツも同じだ……ランクゴにとって酒は原点……ここに入る前から愛していた、パパンカツはパパ活内で身に着けた技を利用出来ている……それぞれが相性の良い武器を手に入れたんだ……それこそが成長と呼ばれるものだ……」

「違う! 貴様等は間違っている! そんな陳腐な事が成長であるはずがない!! ぐがあ!!」

「おいおい……そんな事を言うなら俺に買ってからにしな……言い訳に聞こえるぞ?」

「糞おお!」


有志は、シターギガの言葉を否定するが、パパンカツの手によって吹き飛ばされて反論される。


「お前等のそれを……俺は成長とは認めない! お前等のそれはただの下劣行為だ……」

『そうだ! 成長というのは! 神に認められたものによる正当性なスキルに魔法だ……奴等が得た力は神から掛け離れた歪んだスキルだ! 精神で成長する機能などない! 神である私達が作り上げた正当性の取れた能力成長だ! それこそが本来の成長! それを奴等は歪んだ成長をしている! つまり悪だ!』

「そうだ! お前等は悪だ! 悪による成長なんて許されない!」

「え……何こいつ……こわ」

「これって宗教って言うんだぜ? さっき神が何かって言ってたし……」

「うわあわあうへあああ!!」

「「ああ、そうだな……これが終われば破門にしよう!」」


3人は話し合って、戦いを終えた後は破門にして今までの生活を取り戻そうと考えた。


「くらええ!! 軸回転はっきよい発勁!!」

「な!」


すると、パパンカツは有志を軸に回り、そのままはっきよい発勁を何度も繰り出す。


「これで衝撃は逃げられずお前の中で留まり続ける!! くらええええ!!」

「ぐgggばああああああああぶb!!」


血を吐いているが吹き飛ばされる事もなく、ただ攻撃を受け続けるしかなかった。


「ゆう……ぐあ!」

「お前は俺の手で苦しめええええ!!」

「ううだあああああああ!!」


シターギガの下着武器攻撃、ランクゴの泥酔攻撃、その猛攻がレイシャを襲った。


「糞! 俺は……俺はどうすれば!!」

「見つけたぞ? 次はお前だ!」

「!! 糞!!」


追い詰められる二人を心配したファンタビーは、つい声を荒げてしまい、居場所がバレてしまった。


「糞! このままじゃ」

「ぐああああああああああああああああああああああああ!!」


有志は、血を吹き出しながらその場に倒れた。


「そんな……有志……」

「ダメだ……このままじゃ……」

『糞……ならばあの手しかないか……』


神はある決断をした。


「神様……あの手とは……」

「うわああ……」

「ヤバイ……一人でに話し出した……」

「うえええええええ」


ランクゴは、あまりの異常さに吐いてしまった。

しかし、状況は一変した。


「我が……お前等を屠ろう……」

「「「!!」」」


3人は、有志の言葉に何か本能的な危機を感じた。


「なんだっ……これは……あの勇者……いや違う!」

「お前……何者だ……」

「うええああああ! うわああああああ!!」


3人は、有志に対して、別者が話している事にすぐに気付けた。


「おい、気を付けろ!! 奴はもう奴じゃない!! これは……」

「ああ、異常だ……明らかな異常を感じる」

「ういいい」


3人は、警戒心を強めながら有志を敵視する。


「フン、下らない……貴様等にはもう未来はない……」

「ういえああああああ!!」

「止めろ! ランクゴ!! 不用意に近づくな!!」

「うえあ!」

「死ね」


有志は、指をパチンと鳴らす。

その瞬間、ランクゴは炎に包まれた。


「ぐがあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

「ランクゴ!」

「嘘だろ!! おい!!」

「苦しめ……そして生まれてきた事を後悔しろ」

「っぐあああああああああ!!」


悲鳴を上げながら、ランクゴは何とか有志を攻撃しようとする。


「フン、下らん……もういい……楽しめもしない……死ね」

「ぶば!!」


ランクゴは、そのまま体の中から火が噴き出て爆発した。


「アルコールを飲んでいたんだ……貴様はそのままアルコールの爆発によって死ね」

「ランクゴ!!」

「うああ……」


パパンカツとシターギガに、ランクゴの肉片が飛び散った。

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[一言] 汚ない花火だ!
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