クーラ ミタマ
雷太は耳にしてしまった。近所にムチムチボディの女性が来ていて、しかもめっちゃ可愛いらしい。そこだけは鼻が効く彼は早速居場所を調査し付近のサンカフェの前に来た。
女性は怒っていた。事情は後で分かるだろう。いや、分からないと個人的に困るので作者としては書きたい所である。
そこまでover end contents.の被害を受けておらず、商店街は今日も盛況していた。
早速その女性を見に行くと、雷太自身よく知っている女性であった。
長くてふわふわした銀髪に勾玉のような独特な髪飾りをしている女性だ。
「なんだ、クーラか」
「うるさいわね雷太! って、雷太君?」
あっけない表情を一瞬見せて次には笑顔で駆け寄る。モテモテだね良かったね。
お店の手伝いをしている店主の娘、彼女も銀髪でピンク色をしたウサギの被り物をしていた。
「ええ……はい、どうぞ」
同じ髪の色を見てどこか引いている様子だが、理由については分からない。
「ありがとう! もしかして貴方も『神秘の島』出身の子?」
「そうですけど何か……」
雷太が「ああー!」と大声を出して、次に神秘の島がcontents.の封印されてたしまだろ? と二人に聞く。
ウサギ娘の方は分かっていないようだがクーラは違った。
話によるとこないだ謎の両目に包帯を巻きつけた謎の魔女が来て封印と解いてしまったと、ぷりぷり怒りながら話す。
「あの、私は離れても良いですか? まだ手伝いあるので」
「だめ! 名前聞かせて」
「ええ……流石五月蠅いと名高い島の姫ですね。自分は葉山瑠菜です。では」
逃げるようにどこかへ行ってしまう。
「あんまり絡んでると嫌われるぞ」
としょうがないなと言いたそうな顔で腕を正面方向に伸ばす。
その腕はまっさきにクーラの胸元へ、躊躇無く脂肪を掴む。
相手は全く気にする様子は無い。気にして欲しい。
「んで、その魔女ってもしかして――――」
見たままの特徴を並べクーラがそうそう! と共感する。contents.が解き放たれてしまった要因がナゾ子だと断定した。
ひとしきり胸を揉んで満足した雷太が腕を戻す。別の魔女の名前をふと思い出して何も考えず口に出す。
「ドロシー フォード。そいつがナゾ子と知り合いみたいな感じだったな。会いに行こうぜ」
クーラは得意げな表情で腰に手を当てる。
「そんな事する必要ないでしょ。私には口寄せの能力があるのだから」
「いや、そういう問題じゃ……」
止める前にドロシーを口寄せしてしまった。




