episode029 広げよう商会を
俺は今あいつと会っているのだが、
「いやぁ〜面白いことしてるね。
君のおかげでわざわざ地球に行かなくて良くなったよ。
加護あげよっか?」
「いらない。
というか帰れ。
なんできたんだ。」
俺は呆れ呆れそう言った。
なぜ創造神がいるのか。
「だって面白そうなことをこんなにすぐするとは思わなかったからさ。
君がもうちょっと自重していたらきてないと思うよ。
でもさこれは誰でも行きたくなるよね。」
「そうだから。
俺はギルドに行こうとしていたところなんだが?」
「それっともしかして気付いちゃったかな?」
「なんのことだ?」
「カール君のことだよ。」
そう言って
「あぁあいつがギルマスってことか?」
「なんで知ってるんだよぉ。」
と悔しそうに言う創造神。
「やっぱり早く帰れ。
調子が狂う。」
「それじゃ助言を一つ。
君このままだと死んじゃうよ。」
「そうかい。
心に刻んでおくよ。」
俺は適当に流す。
「いやマジでだよ。」
という。
「いや、
お前の言動全てが胡散臭い。
そしてなんかうざいし信用ない。
これらの理由で信じない。」
「そうかい。
それじゃ面白くないじゃん。」
「その原因がお前って言ってんだよ。」
「だって未来で見たら君が死んでいたんだよ。
まぁいくつもある未来の一つだけど。」
「だったらどうでもいいだろ。」
俺はそう言って創造神を拒絶しようとするが、
「まぁいいか。
それじゃバイバイ。」
そう言って創造神はおそらく神界に戻った。
「一応対策しておくか。」
俺はそう言って賢慧者を使用して自分のって。
「そういや復元者のおかげで週5で死んでも大丈夫だし。
対策はしなくていいや。
もしかしたら死ぬは社会的かもしれないけど。」
そう言ってみて、
俺は商業ギルドに向かった。
「よう。カール。」
「やっときたか。」
「あれから1週間経ったけどやばいだろ。
儲け率。」
「だな。」
一応商会は儲けた1割ほどギルドに渡さなけれいけないのだが、
「この1週間で一年のギルドに収めるランキングを越したよ。
このギルド限定だけどな。」
「そうなんだ。
それじゃ別の街でも開きたいから街を商会してよ。
できるだろ?カールなら。」
「できるが何を渡せる?」
「それじゃ貴族でも買えない酒とかは?」
「いいなそれ。」
「のる?」
「乗った。」
そう言って俺はカールと談義するが、
「お前って絶対ギルマスだよな?」
「そうだぞ。
流石に気がつくか。」
「流石にな。
それでさどの街がいいか教えてくんね。」
「いいって。
一応待の名前でわかるか?」
「地図とかではダメか?」
「一応いけるが、
そんなもの普通は持ってないだろ。
お前ここにきて1ヶ月半くらいだろ?」
「ほら。この大陸の全容。」
そう言って魔法で再現したこの大陸をカールに見せる。
「というかお前俺にこんな手を明かしてもいいのか?」
「大丈夫だよ。
お前の気がついてないうちに契約魔法を使用してるから、
俺の情報はそうだな。
神くらいじゃないとわからないんじゃない?
俺死んでも生き返れるし。」
「しれっと爆弾言い放つのやめろよ。」
「それでどの街がいい?」
「とりあえず王都は確定として、
公爵と侯爵と伯爵くらいまでの領主の住む街には商会を置いたほうがいいな。」
カールにそう言われてお金を計算する。
「まぁいけそうだな。
あとはいびりとかがないといいが。
それに関してもなんとかなりそうか?」
「かなりな。
俺の師匠にお前からもらった酒を渡したら、
大喜びでお前の味方になるってさ。
それで師匠が現在の王様に酒を少々分けたらさ、
見事王家も後ろ盾になるってさ。
つまりは、」
「最高ってことだな。」
「それでまずは王都に行かないとってわけか。」
「俺が着いていく手筈だ。」
「それじゃ今からいくか。」
俺はそう言って賢慧者で王都近くの平原までの座標を教えてもらった。
「それじゃ手をつないで。」
俺はそう言ってカールの手を強制的に掴み。
そして転移した。
「着いたぞ。
ここが王都の少し前にある平原だ。」
カールはマジかよ。
と言うふうな顔をして言った。
「お前マジで異常だな。」
「ありがと。
俺にしては以上は褒め言葉なんだ。」
「皮肉が皮肉になってねぇよ。」
「まぁそんな気にすんなって。」
俺はそう言って王都の中に入った。
今回はカールのギルマス特権を使用して一切ならばすに、
街の中に入れた。
最高だな権力ってのは。
「それでどこにいけばいいんだ?」
「んなのは決まってるだろ商業ギルドだよ。」
そう言って商業ギルドまで連れて行かれた。
そしてすんなりと商業ギルドの個室まで連れ去られて、
「それじゃちょっと待っていろ。
あと少しで師匠が来るはずだから。」
カールはそう言って少し身構えた。
そしてドアが豪快に開かれた。
「お前さんがバカ弟子の言っていたやつか。
どうも。バカ弟子が世話になるな。」
「そんなことないです。
ただの悪友みたいな感じですから。」
「そうか。
お前の開く商会の場所はもう決まっている。
だからお前は金を払って商会を作るだけだ。」
カールの師匠はすんなりとそう言ったのだった。




