episode027 商会初めての貴族。
そしてそのあとカールと話した結果、
貴族用、冒険者用、平民用。
に分けることにした。
貴族用は娯楽品を多く存在した。
そしてその多くが商標登録をギルドで行いまくるということになったのは、
また別の話。
冒険者用は、
サバイバルグッズやキャンプグッズなど外に関係するようなものを重点的に配置した。
平民用は、
食品食材などをおいた。
ついでに雑貨もおいてあるが、
それら全て普通品質にしてある。
貴族用と分けるために、
貴族には最高品質など多くのものが存在する。
一応会員登録もつくり、
会員登録すればそこにお金を入れることができ、
暗証番号を設定すれば使える。
まぁクレジットカードと同じようなもの。
そしてそこには購入履歴が表示されるようになった。
そのカードは貴族さまのことも考え、
誰か一人まで貸出が可能。
だが貸出時の問題はその貸し出している人が責任を持つようになっている。
そして最後自分が認めたものしか入れないVIP用。
ここには、
酒、娯楽品、菓子。
全ての商品が揃っている。
そしてVIPしか味わえないような道具なども作った。
というよりはわけた。
一応家具なども取り揃えているわけだが、
基本的にはオーダーメイドにしている。
冒険者と平民においてある魔法道具は量産品で、
ランクは上位級の普通品質までにしている。
だが、オーダーメイドの場合、最上品質の最上級の魔法道具や家具などを作れるようにした。
もちろん賢慧者が作成済みだった。
1番怖いのは賢慧者だわ。
そう思うのだった。
一応平民は1階。
冒険者は2階。
貴族は3階になっている。
もちろん。
移動は転移魔法になっている。
貴族かどうかは鑑定スキルを付与した、
エレベーターのようなものに設置した人が鑑定で決める。
嘘かどうかもわかるため案外盗難防止になりそうだ。
そして最悪の場合逃げれるようにもしている。
という感じで明日から商売開始にした。
カールには貴族用に男の貴族には酒や娯楽品を。
婦人には美容関係のリンスやシャンプートリートメントなど。
それらを送ることで後ろ盾をつくることにした。
「よしこれで明日が楽しみだな。」
俺は明日を楽しみに、
生産ラインで作ったベットで眠るのだった。
「寝起きが良すぎる。」
ふと声が出たが、
俺は魔法で透明かになり今日の店の状況を見守ることにした。
もちろん迷惑客は転移で立ち入り禁止になるからどうでもいいが。
「それではオープンします。」
ゴーレムがそう言って店を開ける。
というかあのゴーレムたちやばすぎる。
普通にAランク冒険者以上のスキルとステータスをしている。
そして自分で思考して行動できているし。
「マジかよ。
みろよこの商品。
見たことないぜ。」
冒険者が色々入っていき商品を見ていた。
するとみるからに貴族という風な見た目をした馬車から誰かが降りてきた。
「ここがあの酒を出した店か?」
執事らしき人にそう聞いていた。
「そうです。」
「そうか。」
そういいその貴族は店に入ってきた。
するとエレベーターにいたゴーレムもとい店員が動き出し、
「貴族さまはこちらとなります。」
そう言って案内を始めた。
「そ、そうか。」
どこか戸惑いながらもそう反応し、
3階に移動した。
「ここが貴族さま専用となっています。
一応説明させてもらいますがどうしましょうか?」
「それじゃよろしく頼む。」
執事は少し取り乱しながら主人を見守ることにしたようだった。
「こちらの店の説明をさせてもらいます。
まずこの店は誰でも受け入れています。
貴族、冒険者、平民。
誰も差別をしません。
ですが手に取れる商品は変わります。
理由はわかりますか?」
「それは身分か?」
「違います。
持っているお金です。
そもそもとして娯楽品などは平民には手にしにくい商品です。
だからこそ平民にも提供できるようにしているのですが、
それ以上に貴族さまにはさらに上のランクの商品に手をつけることが可能。
とうわけでお客様にあった商品を提供しようと、
この商会の主人は作った訳です。
そしてこの商会ではこのようなカードを作っています。
このカードにはお金を入れることができます。
そしてそのお金を入れる機械はこれです。
試しにこの金貨をお使いください。」
そう言って貴族にカードの説明を始めたようだった。
「わかった。」
「それではここにいま渡したカードを差し込んでください。」
貴族は言われるがままカードを差し込む。
「それではその次にここにこの金貨を入れてください。」
そして金貨を投入すると、
『10000投入しますか?』
『はい』『いいえ』
「ここのはいを押してください。
そうすれば10000分の商品を購入できます。
それでカードには一人だけ貸し出し人をつくれます。
これは貴族さまのためです。
それとカードを作っている人のみですが梱包サービスをしています。
これは商品を安全に運ぶためです。
カードを作った人が開封しますと梱包していたものは消えますのでご了承ください。
梱包を行うことで盗難を避けれるようになっています。
それではカードの作成をしますか?
紛失した場合は銀貨10枚必要ですが。」
「作ろう。」
「わかりました。それではこのカードに魔力を流してください。
はい。それではカードの作成が終わりました。
このカードで商品を購入した場合100につき1ポイント着きます。
1ポイント=1と思っていただき大丈夫です。
そしてこのカードで購入履歴を確認できます。
それと入れたお金の確認はこのカードを手に持ち魔力を流すことで確認できます。
これは購入履歴も確認できます。
貸し出し人を作る際はこの商会に来てもらう必要があります。
色々契約をしますので。」
そう言ってカードの説明が終わるのだった。




