表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/38

episode017 迷宮探索2

「それにしてもこれって普通に一人で探索するためのものじゃないよな。」


俺は罠にかかりながらも、

俺にとっては擦り傷にもならないので無視しているのだが、

普通の人にとってはやばいほど罠にかかっている。


「ふぅ。

 飛行してこれって相当やばいな。

 というか罠はどうやって検知してんだよ。」


俺は暗殺者を発動していたのにも関わらず、

なぜか反応する罠がなんでかわからなかった。


「まぁ50個に1つとかだからいいけど。」


そうして空を飛んでいたのであっという間だった。


「というかマジで誰と会わないんだけど。」


そう。

今までの探索をしていたが、

誰一人としてあっていなかった。


「まぁ自分はフルパワーでできるからいいとして。

 これで9層目攻略っと。」


そして1時間弱ぐらいで10層に降りる階段までやってきていた。


「全体感知と智慧者のコンボパネェわ。」


この階層普通に500mくらいあるが、

魔法で視覚を作り出しそれを高速で移動させて2分くらいかけて出口を調べて、

最短ルートを瞬時に把握。

それを繰り返すだけだった。

使った魔法はかなり魔力を消費するので普通に1分5000消費するんだぜ。

もちろん99%削減されている状態で。

というわけで魔力を回復しながら移動していたら気がつけば1時間弱かかっていたわけだが、

今は10層のボスを倒すだけ。


「それじゃ挑むか。」


そう言ってボス部屋の扉を開く。


「ゴーレムか。」


目の前にいたのは8mはある。


「とりあえず今回は魔法縛りで行くか。

 消費MPは100まででいいかな。」


そう自分で縛りを設けた。


「とりあえずサンダーアロー」


雷の矢を放ってみる。


「やったな。」


ゴーレムが雷を纏ってしまった。


「金属だったか。」


見た目は石っぽかったが鉱石系のゴーレムだったようだ。

そして鉱石だから雷を纏いやすかったようだった。


「ファイア」


そう言って50MPほどの威力のファイアを放つが、


「少し焦げるだけってまじかよ。」


するとゴーレムが床に手をつけ

そして地面が揺れた。


「地震とか聞いてねぇよ。」


一応100を超える魔法になる飛行は使用できなかった。


「とりあえずアースバインドからのフレイムアロー」


ファイアアローの上位の魔法

ファイアアローを放つ。

ちなみに100MPが最低威力なのだが

一応設けたルール上使用可能なので使用したのだが、


「溶けはしたが、

 元に戻るのか。

 と言っても小さくはなったが。」


ゴーレムは無くなった体積を、

自身の身体にある鉱石を使用して元の形に戻っているようだった。

でも体積は減っているようだった。


「つまるところフレイムアローガトリングガン(セルフ)」


そう言って何度もフレイムアローを放つ。

足から手まで。

打てるところは打っていったのだが。


「1mで終わったか。」


1mになった瞬間動きが止まった。


「魔力切れか。」


そう決めて俺は


「ウォーターカッター」


そう言ってそのゴーレムを10等分にして魔石を破壊した。


「ドロップアイテムはダイヤか。

 まぁ当たりと見ていいだろう。

 それじゃお楽しみの宝箱でも開けるか。」


そう言って宝箱の出現を待った。

そして出現した宝箱は2つで

銅色とそして銀色だった。


「今回はハズレか。」


そう言ったがとりあえず銅の宝箱を開ける。

そこには一枚の地図があった。

それを鑑定してみると、


・宝の地図

ランク:中級

品質:高品質

効果

マップに記された場所に宝箱を出現させる。

使用可能層/16

レベル6/10


「なんか面白そうなものだな。

 まぁ14層行ったら試してみるか。」


そう決めて次に銀の宝箱を開けてみる。

そこには何かしらノインゴットがあった。


・魔鋼鉄

ランク:中級

品質:最高品質

効果

鍛治スキルなどで加工可能


「思うけどもうちょっと詳細とか見れないのかな。」


そう思い智慧者を発動して解析と鑑定両方を使用する。

すると思っていたよりすごいことが起きた。


・魔鋼鉄

ランク:中級

品質:最高品質

純度:57/100

種類:素材

属性:金属/無

重量:1kg

説明

鍛治スキルなどで加工可能

特殊な製法により作成可能

純度を上げるには魔力を注ぐ必要がある

加工時属性を込めることで特殊効果付与可能


「ヤベェじゃん。

 でもその分頭痛が激しいな。

 つまりかなりの情報が集まっているってことだけど、

 とりあえず並列思考発動して3つでいいかな。」


すると頭痛が治った。

おそらく情報量がひとつの思考では処理仕切れなかったのだろう。


「とりあえず全ての属性込めてみるか?」


ふとそう思ったのでとりあえず込めてみることにした。


「全ての属性に変換して、

 その後この魔力を込めるっと。」


すると魔鋼鉄が光った。


「すげぇ。とりま鑑定してっと。

 そういや加工時って書いていたけどまぁいいか。」


そう言って鑑定結果を確認する。


・高純度魔鋼鉄

ランク:最上級

品質:最高品質

純度:120/100

重量:1kg

種類:素材

属性:金属/火/炎/水/氷/風/暴風/地/大地/光/神聖/闇/暗闇/生命/死霊/雷/樹....

説明

全ての魔力属性が込められた魔鋼鉄

尋常じゃないほどの力を秘める

生産スキル9以上のみ使用可能

生産時特殊効果自己成長付与


「ヤベェバケモンつくちまったよ。

 まだ1kgでよかった。」


俺はなぜか重量が少ないことに安堵するのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ