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episode011 冒険者生活

取り敢えず思い浮かんだ候補は三つで、

幻影か、手を抜くか、勝つ。

この3つなのだが。

無難な手を抜くことした。


「それではお願いします!」


俺はそう言ってお辞儀をした。

彼はよろしくな。

と言って手を出してきたので、

手を握ろうとすると、

剣を振り翳してきた。


「坊主、こういうこともあるから気をつけるんだぞ。」


と言われた。

いやわかってたけど反応しちゃダメでしょ今のわ。


「ありがとうございます。」


そう言って手を出すと、

彼は手を出してきたので、

足元を崩すように回し蹴りをしようとしたら、

ヒョイと簡単に避けられた。


「まぁ今のはいい考えだったが、

 ちょっと安直すぎるかな。 

 もうちょっと頭を捻った方がさらに良くなると思うよ。 

 坊主は筋がいいからきっとね。」


「わかりました。」


案外こういうのは助かったりする。

自分は基本的に脳筋戦法なので、

思考をする前に手が出てしまうので、

ちょっとしたアドバイスでも俺的にはためになるのだった。


「せい!」


そう言って正拳突きをしたら、

剣でガードされた。


「威力はあと少し必要かもだけど、 

 技術はまぁいい方なんじゃない?

 取り敢えずFランクはいけると思うから合格で。」


そう言われ、俺は冒険者になることができたのだった。

それにしても結構的確かどうかはわからないが、

彼は結構アドバイスしていたな。

なんでだろ?


そう思いながらギルドの受付に戻るのだった。



「試験合格おめでとうございます。

 それでは今から冒険者として登録します。

 ですのでこの水晶に触れてください。」


と言われ出てきたのはデカデカとした水晶。

大きさはおよそ直径30cmぐらいはある。


「わかりました。」


俺はそう言って恐る恐るその水晶に触れた。

光った。そうとてつもなく。


「案外光るんですね。」


「あの。これなんですか?」


「あぁこれは潜在能力の大きさ的なやつですね。

 それは副産物ではい。

 出来上がりました。」


そう言われてカードを手渡しされた。


「それで冒険者ギルドの説明をしますね。

 まず冒険者ランクには上からSABCDEFとあります。

 そしてランクにはプラスとマイナスが存在しています。

 現在あなたのランクはF−です。

 依頼は同時に5つまで受注可能です。

 そして緊急依頼という者が存在します。

 基本的にこの依頼はGランクから適応されます。

 そして指名依頼というものも存在しています。

 これは名前の通り指名されて依頼をこなすという依頼方法です。

 これも知名度が上がってくるCランクぐらいの方々が受けています。

 それ以外は討伐、採取、日常と3つに分かれています。

 Cランク以上からのみ護衛依頼を受けることができます。

 理由としては人格などがある程度できているか見定めるためです。

 一応説明はざっくりとしましたが、

 わからないところなどありましたでしょうか?」


「いえ特にないですね。」


「そうですか。 

 依頼を受ける時にはカードを提出する必要があるので無くさないよう気をつけてください。 

 そして依頼にもよりますが違約金が発生する依頼も存在しますので、 

 しっかりと確認してくださいね。」


「わかりました。

 説明ありがとうございます。

 それじゃ今からできる依頼とかありますか?」


「一応いくつかありますが、

 その前に宿に泊まった方が良いかと。」


と言われて、そういえばそうだなと気がつくのだった。


「ありがとうございます。

 すっかり忘れていました。

 どこかおすすめの宿はないでしょうか?」


と聞くことにした。

やはりこういうのはこの街に住んでいて信頼度のある、

冒険者ギルドで聞くのが一番だろう。

そう思い行くことにした。


「そうですね、安らぎ亭という場所があります。

 値段的にはFランクには少々厳しいですがギルドとしてはここが一番おすすめですね。」


「そうですかありがとうございます。

 それでその安らぎ亭はどこら辺にあるのですか?」


「そうですね、看板にベットの絵が書いているものがあるはずなので、

 そこに行けばいいですよ。」


「ありがとうございます。」


俺はそう言って感謝の言葉を告げるのだった。

そしてそのまま宿に行くためにギルドから出るのだった。


「それにしても面白いな。

 このカードは。」


そうこの冒険者カードには一切の魔力が感じられなかった。

なのに魔道具のように使えるのが、

この世界の七不思議の一つらしい。


「ギルドがいうには、

 おすすめの宿はこっちかな。」


そう呟き宿に入るのだった。


「いらっしゃい。

 初顔だね。よろしくね。

 あたしゃ、マーサさ。

 この宿に泊まるのかい。」


「はい。そうです。」


「そうかい。なら一泊飯付きで銀貨1枚だね。」


「わかりました。」


俺はそう言ってポケット経由でインベントリから銀貨を取り出すのだった。


「これでいいですか?」


「いいよ。

 それじゃあんたの部屋は右の一番奥さね。

 風呂一応あるけど行くかい?

 一回につき銅貨8枚とるけど。」


「それもお願いします。」


俺はそう言って銀貨をプラス1枚払うのだった。


「風呂の時間はそうさね。

 飯後だね。飯時になれば呼びに行くから部屋で待っておくんだよ。」


そう言われて俺は右の一番奥の部屋に行くのだった。

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