episode007 暇すぎる日常
その後も魔力を圧縮し続けた結果できたのが
・高純度魔晶石
ランク:準伝説級
品質:最高
効果
とてつもない魔力を秘めた魔晶石
属性が篭っていない
割れやすい
割れた時内包している魔力が放出される
つまりは属性を込めることができるということ。
そして内包する魔力を放出できる。
まぁめんどくさいから後回しにするけど。
まずインベントリの整理をしなきゃだし。
めんどくさいな。
とりあえず魔法でも考えて作っていくか。
そう決めた俺はどの属性から作るか悩むのだった。
とりあえず水属性と雷属性そして氷属性を利用した魔法。
天候操作とかできないかなこれで。
まず高濃度霧にするでしょ。
そこに雷を帯電させて。
それを凍らす。
うん全くの別物になった。
なんだこれ?
出来上がったのはラグビーボールのような形をした氷だった。
とりあえず中の雷の量を10倍にして、
霧の濃度も上げて。
これで感電できないかな。
そう言って氷を割って見ると、
一瞬かなり光った後跡形もなくなった。
失敗か。
それじゃ今度は龍の形を火属性で作ってみるか。
そう決め龍の造形を始めるのだった。
まずは適当に形を決めて、
その後に細部までこだわる。
できたのは龍ぽい何かができた。
やっぱりアニメみたいに上手くいかないか。
でもトライアンドエラー。
やればいずれ成功するはず!
やる気を出した俺は頑張ってもう一回作ることにした。
うん。結果は難しすぎた。
見たこともないものをどうやって作るんだよ。
やっぱアニメの主人公すげぇわ。
それじゃ無属性で武器とか作れないかな。
魔法で矢の形はできたわけだし、
とりあえずまずはやりでいいかな。
そのまま槍の形を思い浮かべて無属性の槍を作ってみた。
おぉ出来栄えはまぁいい方かな。
さっきの龍よりかは断然わかりやすい。
後はこれに全属性を混ぜ混ぜして
っバン!!!
魔力同士が反発して爆発したようだった。
流石に一期はむずかったか。
それじゃ次は相性がいい同士で混ぜて。
その後反発し合うものを混ぜると。
できた。色は虹色になっていて綺麗だな。
でも内包している魔力量が一万以上はえげつないな。
とりあえず撃ってみるか。
そう決め、
俺は壁に向かってその凶器をぶつけた。
地面が揺れた。
つまり地震を引き起こしたみたいだった。
やりすぎだったか。
自分はそう反省しつつも各属性100MPを消費して魔晶石を作りそれを割って
その放出された属性がついた魔力を一気に固めた。
すると虹色に光る魔晶石の完成だ。
これでとりあえず今思い浮かぶことはした。
やっぱり人間が面白いことが多そうだな。
そう思うのだった。
半年後
何をしていたかって?
それはもちろん冬眠さ。
ついふざけて氷属性で雪を出して遊んでいたら、
眠くなってステータスを確認したら冬眠だってさ。
マジでバカだよね。
まぁ自分のことなんだけどさ。
でも俺は思ったわけだよ。
早く人型になりたいと。
やっぱり異世界にきたのだからテンプレとかを味わいたいわけ。
でも人外ってそうそう面白いことがないことに気がついたんだよ。
だから一週間後俺はもう一度線滅を始める。
え?なんぜ一週間後かって?
それは眠いからでしょ。
というわけで今日も1日ダラダラ過ごそう。
まずは智慧者を発動して、
適当に文献を読み漁る。
これだけで知識は入るは、
常識は知れるわ。で結構俺的には最高なんだぜ。
というわけで今日は神話でも読んでいこうと思います。
この世界には12の神がいる。
創造神
生命神
魔法神
戦神
武神
遊戯神
海神
陸神
空神
獣神
邪神
混沌神
がいる。
それぞれ役割を持ち
創造神は世界の均衡を守る
生命神は生命を創造し安定させる
魔法神は魔法の恩恵を与える
戦神は戦への恩恵を与える
武神は武術への恩恵を与える
遊戯神はこの世に遊戯を与える
海神は海を安定させる
陸神は陸を安定させる
空神は天候を安定させる
獣神は獣を創造し食を安定させる
邪神は欲を与え正義と悪の定義を決める
混沌神は世界に魔物を作り試練を作る。
それぞれの神にそれぞれの役割がある。
誰一人としていなくなればこの世界は安定しなくなるだろう
そう決まったのだった
はや。
とてつもないほどに短い神話。
俺はこんなの聞いたことないね。
というわけで毎日こんなことをしているのがこの俺だった。
でもこんなことをしていないとマジで
暇すぎて死にそうになるぐらい、
異世界って楽しみがないわけ。
はぁ。どうしたものかな。
漫画や小説みたいにさ
ドキドキとワクワクに満ち溢れた異世界生活を楽しもうとしたら、
人外に転生して楽しみがない。
なんということでしょうか。
とりあえずまた明日に向けて娯楽でも見つけようかな。
そう決めまた智慧者で遊ぶのであった。




