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邪武器の娘  作者: ツインシザー
魔族領
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学校生活7

 その後の助っ人も順調だった。

 計4回。

 一年生が全クラス合計120人なので、かなりの数がシア達に助っ人を頼んできたことになる。

 まぁ、彼らには入学してから初めての魔物討伐だ。安全マージンを大きめに取ったせいもあるだろう。

 実技テストは終わった。

 問題はもう一方――座学のテストだった。テスト日が数日後にせまっていた。


 学期途中の入学だからしかたないよ。次回がんばろう。

「・・・・・・やだ」

 おぅ・・・。

 えー?。

「私に、考えがある。の」

 そう言いきったシアに天啓が!


 などと、あったわけでもなく、ポステリアから誘われていたらしい。

 シアは夕食後、ポステリアの部屋にこもって勉強を教えてもらうのだ。


 いつもなら空き部屋をいいことに占有している自室で教科書を開いていたのだが、開いてただけだったのだが、本っ当に開いてただけだった。

 こらえ性がないのだ。すぐに飽きて武器スキルを使いだす。

 30秒教科書を眺め、スキル。30秒眺め、スキル。30秒眺め・・・

 まぁ・・・がんばってはいたのだろう。シアなりに。


 ちなみにオレもがんばった。

 眺めるだけでは覚えにくかろうと横で読んでやったらうるさいと言われた。

 しかたないのでシアが寝ている間に覚えさせてやろうと壊れたテープのごとく内容を繰り返していたら、部屋のトイレに入れられた。となりにはトイレスッポン。


 睡眠学習は失敗だった。オレにトラウマができるレベルで。

 なのでポステリアの申し出はありがたい。

 ダメ元で期待していよう。



 結論を言おう。

 ポステリアは女神である。

 こらえ性がなく、ぐずり、怒り、ぼへっとし、癇癪かんしゃくをおこし、わがままを言い、ゴロゴロして眠りそうになるシアを完全にあの手この手で勉強させた。

 飴も鞭も説得も洗脳も脅迫も愛も恋も憧れから恐怖まで、ありとあらゆる手を使って。


 ・・・なるほど。フェイ姐ですでに経験があると言っていた。

 フェイ姐も同じようなアホの子だったんだろう。

 その経験が生きたということだね!

 ほんとスイマセン。

 うちの子がアホで。

 でもかわいいから良し。



 そうして迎えた座学テストの翌日。

 テスト用紙の返却日である。

 普通に半分とれていた。

 まぁ、一年のテストである。そんな難しくない。できるやつは100点とれる易しさのテスト。

 だが半分である。

 オレはうれしい。


 半年前にメイドになってから文字を教わって、とうとうテストまで受けてこんなに点数が取れたのだ。

 ある意味天才かもしれない(親目線)

 やっぱり天才なんだろうなぁ(親目線)


 だがふと、おかしなことに気が付く。

 文字・・・シアはいつから読めていた?

 オレの言葉も覚えた。リザードマンの言葉も覚えた。そして文字も読めた。

 そう、オレのスキルを知っていた。オレすら知らなかったオレの所持スキルを、シアは知っていた。あの時には文字が読めていたのだ。

 リザードマンにステータスの見方を教わった可能性も無きにしもあらずだが、まさかリザードマンが文字を読めるはずもないだろうし(偏見)


 天才か。


 そうかも(親目線)

 うむ。


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