表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
邪武器の娘  作者: ツインシザー
プロローグ
4/222

プロ4


 オレの体がぶちっと音がしてふたつに分かれた。


 しっぽがきれた?なんかない。スースーする。


 赤毛がもっていきやがった

 金目の赤子の頭突きで倒れた拍子に変な感じに力が加わったっぽい。


 そして上から何かがふってきた。

 赤子と武器だ。赤子がぐしゃっとつぶれている。

 あと芋虫だ。

 でっかい芋虫だ。

 あれだ。かぶとむしとかの幼虫だ。地面の中にいるやつ。


 そうか、さっきからパラパラパラパラ土が降って来るなと思ったら飛べる武器たちが頭上を掘っていたのか。

 そんで芋虫を掘り当てたと。


 やつはいきてる。そして落ちた赤子を食べ物だと認識したらしい。食べた。


 やばい。おい、やばいぞ。逃げるぞ。

「う?」

 オレの焦った声がわかるのか、金目の赤子はオレを今穿いている卵の殻の中に突っ込んだ。

 今までのことがウソのように賢いな!それともわかってて今までああだったのかな!

 どっちでもいい。


 逃げ場は――ある。穴がある。そこに入れれば完璧だ。誘導するから移動するぞ

 うごいた。けれどもどった。

 忘れ物か?オレのかけらか!いい、カケラは捨てていいから逃げろ!


 赤毛の赤子が狙われている。あぁ、どうしようもない。

 芋虫は赤子の頭を見つけた。あぁ、あぁぁぁぁぁくそ、どうしようもない。赤子ではどうしようもない。


 俺の悲しみに反して奴は刺した。


 俺のカケラを芋虫に刺した。


 何かが流れ込んでくる。経験値!


 だめだ。まだ生きている。ぬける、ささったカケラが抜ける!まだだ。そのままころせ!

 そう思ったら形がかわった。抜けないように引っ掛かりができた。俺の経験値を全部つかって、カケラの形がかわった。なんでカケラだけが進化してるん?オレは?いいけど(よくない)


 オレは――オレたちは穴に入った。赤毛のそのあとは見てない。オレのしっぽの感覚も届かない。

 まっくらな穴に入って、はいはいしていく。時々休憩する。真っ暗だってのに物怖じしないな。

 暗闇の中でこいつの金目だけがうっすらと見える。世界にふたりだけだ。こうなるとさみしくなる。


 オレがお前を守ってやるからな。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ