館にて6
屋敷に帰宅し、汗を流してご飯を食べて、
お嬢様の部屋に集合した。
「あらためておめでとうですわ。これで今後の強化方針が決まりますわね」
だな。
で?、言いにくいことがあるんだろう?。
「まぁ、”無属性”に関してはあるといえばありますわね」
何だろうか。
「言ってしまえば、育成難度が格段に高いのですわ」
育成難度。魔法も使えば使うほどそ育ち、上位の魔法をひらめくんだよな?
「そうです。でも無属性の初級魔術は喪失の効果を持つ、相手の強化効果を無効にする魔術なの」
あぁ、強化してないと無効にできないってことか。
「それだけではないですわ。無効にするために相手に触れなくてはいけないんですわ」
・・・・・・めんどいな。
ちなみにそれって内発?外発?
「内発であり、外発ですね。無属性魔法の初級魔術はそれしかないはずです」
相手の体内に外から干渉する。内であり、外である。
それが初級ってことは、それの熟練度を上げて行かないと、中級以上の魔術が覚えられないということだ。
「・・・中級は?」
めずらしくシアが質問する。
内心、無属性は伸ばさなくてもいいのでは、と思いそうだったのであやうかった。
シアの第一属性。簡単に切り捨てていいものじゃない。
「中級の内発は状態異常の喪失ですね。かかった異常をなくしますわ。外発はちょっと速度の遅い、物体を消す弾が飛ばせますわ。何かに当たってからしばらくして消えるけど、当たってる間はずっと消せるらしいですわ。地面に穴をあけるのに便利そうでしたわ」
小型のブラックホールでも投げれるんか。敵の魔法も消せるなら強そう。
異常回復はありがたいが耐性があるしなぁ。かからないと消せないのとかかる前に予防できるのとじゃ後者の方がいい。ただ異常すべて消せるなら初めてかかる異常にも強いわけか。
面白そうではある。でも正直中級2種が初級であればなお良かった。
「上級は魔素を吸収する盾みたいなのを作れるそうですわ。ただ、目立つから初めの一回攻撃を吸収できても、その後も吸収させてくれる敵はいなさそうですわ。これが外発。内発は時間の喪失らしいですわ。準備時間の減少と自分の老化の喪失です。長生きしたいなら魅力的ですけど、上級を覚えるには一般魔族で得意属性じゃないと練度が足りないからあきらめる人が多いそうですわ」
魔素の吸収ってことは相手の攻撃魔術を自分のMPにできるのか。面白いがやっぱり派手さに欠ける。上級の攻撃魔術ならもっと超破壊!みたいなのを期待してた。
あとは時間の喪失か。・・・・・・
ん?
時間・・・時間。
んん?
おっやー?
ちょっとシア、聞いてくれ。
「・・・魔術は上級より上もあるの?」
「ありますわ。最上級って呼ばれてるものが存在します。まぁ国家レベルで何人かの使い手しかいないレベルの物ですから、私たちには縁のないものですね。あとは神話級の魔術。それは空想の御伽噺で神様が使ったって言われる魔術があるりますわね」
”時”にかかわる魔術。
オレの世界が止まったのも、何か関係あるのかね。
まぁ考えてもわからん。話をもどそう。クールタイム減少はスキルを使うシアにはよさそうに思える。魔術でしか攻撃しない魔術師にはいらない効果だろうけど。




