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邪武器の娘  作者: ツインシザー
魔族領
35/222

ダンジョンで

 さて、いざ出発してみたらこれがサクサク!。

 クールタイムのない魔術師はほんと、高火力の殲滅機械にしかなっていなかった。男魔術師は土が得意らしく地面からどーん、壁からずばーんでダンジョンをどんどん進む。

 なんでこんな設定にしたん?と思うが、もちろんデメリットもある。


 MPが尽きると気絶する。MPはマイナスになるまで魔術を使えるが、マイナスになったら気絶し、最低でも最大MPの半分まで回復しないと目を覚まさない。

 戦闘中に気絶されたら大変なことになる。

 しかもこの世界、HP,MPが表示されない。自分でなんとなく把握しておくしかない。それに失敗すると割と死ぬのが魔法職らしい。


 その危険を潜り抜けてきた魔法職は強い。MP管理やここは他の仲間にまかせるべき、というラインを見極められている。

 おかげでシアとお嬢様にも活躍の場があった。数の少ない魔物、弱めな魔物をこちらに回してくる。必要なら他からフォローが入る。


 お嬢様は強い。パワー回避系でズバンズバン敵を屠る。ただ刺突が効きにくいスケルトンが出てきたときは困る。そんな場合の火魔術《火矢》である。集団戦以外隙無し。

 シアはその集団戦に強い。魔術にお株を奪われているが、射程の長い武器から繰り出される《風刃》は剣で使うよりも多く、遠くの相手を攻撃できる。最初にシアが敵を削り、お嬢様が各個撃破していく。


 戦闘が終われば僧侶と盗賊の出番だ。正確には治癒術師と短剣使いだが、わかりやすいので僧侶と盗賊で。

 僧侶は怪我をすれば治し、状態異常になれば的確に治療を施してくれる。盗賊はトラップの探知やマップ作りを担ってくれている。この二人も攻撃方法は持っているので、たまに攻撃していたりする。

 かなりバランスのいいパーティーができていた。

 シアは一歩劣るが、お嬢様はCランク冒険者に肩を並べていると思う。


 シアは風刃と風突を使い終わったら攻撃方法が無いのがなぁ・・・。お嬢様みたく燃力や踊り中 強化みたいなスキルを持つべきなのかね。

 スキルの模索はまだ始まったばかりだ。



 道中、冒険者について冒険者のみなさんに聞きたいのだけれども、そういったことをシアに頼もうとするとシアがピリピリする。

 人間を警戒している。


 そういや屋敷にいたのは魔族と獣人だけだったな・・・。人間と獣人にあまり違いがないので忘れていた。魔族はたまに肌の色が青や緑やピンクだったりするからわかりやすいが。

 警戒しつつもいっしょに行動できるのは、オレの言葉を信じてくれたからだろうか。


”人はいいやつも悪い奴もいるって。ああいう兵士ばっかじゃないからな。あとで後悔しても知らないからな”


 知らないことなら知ればいい。

 そうやって育ってゆくがいいさ。

 というわけで、知らない冒険者の生活を・・・

「キシャーッ」

 無理そうだった。



 割とサックリ目的の魔道具の所までこられた。このダンジョンにボスはいない。最深部に台座と魔道具がおかれ、人間サイズのゴーレムが壁に埋め込まれた状態で「最深部到達オメデトウ」と来訪者を歓迎するのだった。


 ゴーレムに促されるまま台座の上の魔道具にシアが手を触れる。

 楕円形のラグビーボールみたいな魔道具が輝きだす。

 黒い光だ。


「アナタノ得意属性ハ『無属性』デス」

 ゴーレムがそう告げる。

 まじか。


 ”無”


 喪失の属性。死に近い属性。

 お嬢様は眉根にしわをつくり、難しい顔をしている。扱いやすい属性ではなさそうだ。


「第二ノ得意属性ハ『闇属性』デス」

 まじか。


 ”闇”


 暗黒属性。

 中二御用達の属性である。まじかーまじかー・・・

 無と闇って大分暗黒よりだなぁ。どっちかだけでもわかりやすい4属性が良かった。

「だめ?」

 いや、ダメってことはない。ただ、オレの中で明確にこれができそう!こういう魔法がありそう!っていうビジョンが持ちにくい属性ではあるな。

 魔法に関してはこの世界の先人にたよるしかなさそうだ。

「んー・・・」

 まぁ、得意な属性がわかってよかった。これでできることも増えるだろう。

 それで何をするかは後で考えて行けばいいしな!

 ひとまず喜ぼうワーイ


 シアは喜んでいるオレを魔道具にのせた。

「アナタノ得意属性ハ『闇属性』デス」

 ・・・・・・

「第二ノ得意属性ハ『無属性』デス」

 ・・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・帰るか。

「・・・ふふっ」

 シアが楽しそうでなによりだ。



「シシシ、また用があれば声をかけてくだされ。しばらくはここか7群の施設にいると思うでござるからな。ではこれにてサラバでござる・・・」

 微妙に濃い冒険者パーティーは報酬を受け取り、どこかへ消えて行った。

 冒険者ってあんなんばっかではなかろうか・・・。


 ともあれ、こうして一日でダンジョンを攻略してオレとシアの得意属性がわかったわけだ。

「ん。」

 イエーイ

「えーい」

「・・・・・・」

 お嬢様はまだ難しい顔をしている。

 どうしましたかお嬢様。

「いえ。おめでとう」

 ありがとうです。でも何かありそうですね?

「まぁ、帰ってから話しましょうか」

 ふむ?。

(`・ω・´)属性はすべてサイコロ振って決めました!

娘には風、ないし4属性のどれかを入れようと思っていたのでだいぶ頭をかかえる結果に…なんで振ったの

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