館にて2
お昼ご飯のときだ。庭の階段に腰かけてサンドイッチをほおばっていたシアに、後ろから声がかかる。
いつのまにいたのか。てかどこから聞いてたのか・・・
「コホン。その考えは間違いです。人間のスキル練度は低いですが、数が多いのです。たくさん覚えられるのですわ」
前に考察した通りらしい。
なので人間をあなどると大変だとか、スキルを組み合わせてこんなことができるだとかお小言をいただく。
オレはシアに助言して、聞いてほしいことを伝える。
「・・・・・・魔族はたくさん覚えられないの?」
「?、当然です。私でも15個しか覚えられませんわよ。シア、あなたも魔族のはしくれならステータスで確認できるでしょう?」
「・・・・・・わかんない」
シアは魔族ではなく亜人である。人と魔族のいいとこどりをした、人造種族である。
「わからないって・・・、ちょっと、ステータスを見せなさい」
おぉ、そういえば他人のステータスは見られるんだったな。かわりにオレもお嬢様のステータスを拝見させてもらおう。
「あら?開かないわね」
ん?見られないぞ。
シアにするようにお嬢様のステータスを開けようとするが、開かない。
「おかしいですわっ。私の配下になったなら見られるはずよっ」
あ
やべっ、そうか。そういうことか。
他人のステータスを見るのには何らかの閲覧権限を突破する方法がいるのだ。
ということはお嬢様が見れるのは・・・・・・
「こっち」
シアがオレを差し出す。
まって!やめて!
ばれちゃうううぅぅっ
不正をしてたことが白日の下にさらされちゃうううぅっ!
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・は?」
おぎゃあ
見られた。
「??????、??、??、・・・???」
むっちゃ考えてる。
そしてある結論に達する。
「まさかと思いますが、契約したのは・・・」
「こっち。」
どーん
お嬢様が目を見開いたまま固まった。
「なっ・・・は?・・・・・・・・・・・・そんな」
そのあとが大変だった。
屋敷中が騒ぎになり、緘口令が敷かれると共に新たな契約が結ばれることになる。
こうしてお嬢様の配下は1本と1人になった。




