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邪武器の娘  作者: ツインシザー
リザード集落
18/222

家族4

 シア。

 シアはオレの大切な存在だ。


「・・・・・・」


 オレとお前は別の存在だ。オレの大切なものをお前はしらないし、お前が大切に思うものをオレは見て見ぬふりをしてきた。

 けれどそれでいいじゃないかって思う。


 お前の大切なもののために、お前は頑張ればいい。

 オレはオレの大切な者のために、力を貸す。まぁ、お前の大切なものはオレにも大切だから?力を貸すことになるだろうけどさ。

 ・・・・・・それでいいじゃないか。


「・・・・・・ん」

 よし。

 ・・・・・・仲直り?

「ん。」


 こうしてオレ達は仲直りした。



 んじゃ、この後どうするんだ?。

「人を全滅させる」

 きいいいぃぃぃやああぁぁぁぁぁあぁぁぁっっ

 おいいいいいどうしてこうなった、どうしてこうなっただれかはやくなんとかしないとっ

 あqwせdrftgyふじこlp


 それは無理なのであきらめてください。

「・・・・・・貸すって」

 じゃあいいよ。やってみればいい。

 でもパパは知ってるからな。人はいいやつも悪い奴もいるって。ああいう兵士ばっかじゃないからな。あとで後悔しても知らないからな。

「・・・・・・」


 まぁ目的ができたのはいいことだ。

 とりあえずどこの国の兵士かわからないが、奴らに復讐するために強くなろうか。

「そうする」

 ん。




 この時、オレはわかっていなかった。


 オレがシアにとってどれだけ大切な存在だったのかを。

 ハイリーダーが敵わない相手に無手のままやってきて、オレを助けたことを。

 オレよりオレのことにくわしかったシアを。

 命がけの場面で、オレがスキルを使うことを絶対的に信じていたシアを。


 オレはもっとよく考えるべきだったのだ。


章 終わりです。

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