家族4
シア。
シアはオレの大切な存在だ。
「・・・・・・」
オレとお前は別の存在だ。オレの大切なものをお前はしらないし、お前が大切に思うものをオレは見て見ぬふりをしてきた。
けれどそれでいいじゃないかって思う。
お前の大切なもののために、お前は頑張ればいい。
オレはオレの大切な者のために、力を貸す。まぁ、お前の大切なものはオレにも大切だから?力を貸すことになるだろうけどさ。
・・・・・・それでいいじゃないか。
「・・・・・・ん」
よし。
・・・・・・仲直り?
「ん。」
こうしてオレ達は仲直りした。
んじゃ、この後どうするんだ?。
「人を全滅させる」
きいいいぃぃぃやああぁぁぁぁぁあぁぁぁっっ
おいいいいいどうしてこうなった、どうしてこうなっただれかはやくなんとかしないとっ
あqwせdrftgyふじこlp
それは無理なのであきらめてください。
「・・・・・・貸すって」
じゃあいいよ。やってみればいい。
でもパパは知ってるからな。人はいいやつも悪い奴もいるって。ああいう兵士ばっかじゃないからな。あとで後悔しても知らないからな。
「・・・・・・」
まぁ目的ができたのはいいことだ。
とりあえずどこの国の兵士かわからないが、奴らに復讐するために強くなろうか。
「そうする」
ん。
この時、オレはわかっていなかった。
オレがシアにとってどれだけ大切な存在だったのかを。
ハイリーダーが敵わない相手に無手のままやってきて、オレを助けたことを。
オレよりオレのことにくわしかったシアを。
命がけの場面で、オレがスキルを使うことを絶対的に信じていたシアを。
オレはもっとよく考えるべきだったのだ。
章 終わりです。