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優しい魔王サマ  作者: いつき
オマケ・短編
24/40

オマケ 其の四

えっと、ぬるーい感じで注意が必要かもです。後ろに人がいると気が引ける気がします。

あ、でもやらしいとかそういうのでは、ない、気が……するんだけどどうだろう。

「い、いやっ」

「顔赤くしてそういいますか??」

「っ……」

「足、震えてますよ(クスクスと笑いつつ)」

「馬鹿っ。首筋なめるな」

「そのままだと、痛いですけどいいですか?」

「痛いのは、イヤだ」

「ならじっとしてて下さい」

「ん〜〜!!(口をふさがれる)」

「ハイハイ、もう少しですからね」

「絶対、薬、使ってる、でしょ。か、ん覚、ない、んだけど」

「痛いのはイヤなんでしょう」

「いっ……!!」

「やっぱり痛いですか?」

「牙たてといてよくも」

「美味しいですよ、あなたの血」

「へ、変態」

「どうとでも」

「ちょっ。もう、止めて」

「もう牙はたててませんよ」

「じゃあ、手を離せ」

「もう少しこのままでいいでしょう?」

「よくない」

「痛くしたお詫びに、いいことしてあげます」

「お前にとってだろう!?」



 吸血鬼なノアさんと、出してみたかった桜さん。(メールのご友人)ちょっと色っぽい感じ??(不発)

 もとい、誤解をまねく会話文。

 いつかこの二人のお話も書いてみたいなぁ、ということで。


      ―――――――――――――――――――――――――――――――――


「ジル、もういいでしょう」

「まだ」

「まだって、まだ?!」

「あと一回」

「後一回で済まされないのがジルでしょう。この前なんて結局――」

「足りない」

「足りないって、ちょっ」

「ユキノが足りない」

「わたしの体力が足りないわよ!!」

「じゃぁ、体力作りに協力しよう」

「別に結構です」

「いらないのか?(捨てられた子犬のような視線で見る)」

「うっ……」

「ユキノ」

「…………(ジリジリと追い詰められる)」

「ユキノ、どうなんだ」

「〜〜〜〜(逃げ場がなくなる)」

「俺は、必要ないのか」

「あー、もう、分かったから。その顔と声で迫ってくるな」

「ユキノ(嬉しそう)」


 こんな二人もアリだと思うのです。

 ちょっと二つとも変なもの。



      ―――――――――――――――――――――――――――――――――


「お前を悲しませない。長生きしてくれとも言わない。

父のように……無理やり生きさせようとも思わない。だから、死ぬ寸前まで俺のそばにいてくれ。

それだけで、十分だ」

「それは、いつもそばにいなくちゃいけないの? ずっと、ただジルのそばにいればいいの?」

「できれば、片時だって離れたくない」

「わたしの世界は、あっちでしょ? こっちは、わたしの本来の世界じゃないでしょう。

だから、ずっといることはできないよ。わたしが生きるのも、死ぬのも、きっとあっちの世界じゃなきゃいけない」

「俺が必要なんだ」

「どうしても、必要で、わたしがいなきゃ生きられないなら、わたしのことなんて、忘れちゃえばいいのに……」

「ユキノは、そばにいなくても平気なのか?」

「平気じゃないけど、我慢ならできるよ。忘れることも、きっとできる」

「俺は、忘れられないし、我慢できないよ」



 切ない系を目指して挫折。最後だけ、まとも(?)なシチュエーションでした。


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