あとがき
あとがきです。ネタバレ注意
あとがきです。
毎度のごとく、ネタバレの考慮は全く入ってません。むしろ本編読んでいるのが、前提になってたりしてます。(でも私はあとがきから読む人間)
さて、そんなこんなで『優しい魔王サマ』が無事完結いたしました。
最初に原案者様の誉様に言葉で表せないくらいの感謝を! ありがとうございました。素敵な案を頂いて、物語とすることができました。
誉様に出会わなければ、この物語はできませんでした。
わたしにとって、初のトリップモノです。多分、もう書くことはないでしょう。もし書いても、同じ世界観です。
だってこれ以上異世界設定作るの面倒なんですもん。(可愛く言ってみるが効果なし)
あとは十ヶ月でこの文章を書いたのですが、わたしの中では過去最高の速さだと思います。
一生このペースで書くことはない、絶対無い。少なくとも、一日二ページ書くとかわたしには無理です。
どんだけ遅筆なんだよ、というつっこみは自覚しておりますので、こっそり心にしまってください。
このお話はファンタジーとラブが8:2の割合で構成されています。
いつものベタベタ甘々と比べれば、加糖あるいは微糖程度です。とはいえ、いつき自身恋愛要素がなければ書く気さえ起こらないので、それなりに入ってはいますけど。
今回の目標は『優しくて素敵な魔王サマを書くこと』! この一言に尽きます。それが達成できているかは、読者の皆様に判断をお任せするしかないのですが。
でも私は好きです。ジルが。あとダンテさんも。おんなじ顔なのに、全然性格の違うお二人が好きです。どちらかと問われれば、年の功でお父様が勝つかもしれない。
話の長さから、切った話がたくさんあり、それは残念です。でも切ってよかったと今は思ってますけど。あんなことや、こんなことを入れたら、絶対このページ数で収まらなかった。
なのでこの鬱憤(?)は、二次創作の域であるオマケにつぎ込みます。
オマケのテンションが高く、かつ甘くなっているのはさらっと見逃してくださるとありがたいです。
『いつきはこんなやつだよ』くらいでお願いします。あまり冷たい目で見られると悲しいので。
予定ではもっと早くにジルの告白を持っていきたかったのですが、雪乃の混乱を考えると最後でいっか、と思ってしまい結局あやふやーなままで終わりました。
きっとまた異世界にトリップしちゃうんですよ。ノアとジル(?)の陰謀で。
そして毎日ジルの告白から逃げつつ、一人で帰ろうと奮闘するんだと思います。ルークがでてくれば満足なので、ぜひまた書きたいと思っちゃいますけど、当分いいです。
ファンタジーはお腹いっぱい。
当初はもっとラブが入ってたり、ノアが(今よりは)性格よかったり、エリスさんとダンテさんの過去話が短かったりしたんですけど、気がつけばこんなまとまりのない物語に。
いつものことですから、自己満足でつっぱしっちゃいますけどね。
あと残念なことといえば、雪乃のご友人である桜さんをもっと出してあげたかった。ノアの相手がほしいなぁ、と思いながら作った記憶があります。
ノアはAB型好きで、桜さんAB型なんですよ、という裏設定があったりなかったり。
ちなみに、雪乃が再びトリップして〜〜というところまでが、一つのお話として初期設定の中に含まれていました。
その二回目のトリップのときに桜さんも連れて行かれる、という感じで考えていました。
まぁ、もう、いつの話だよ、という設定なのですが。
書くとしたら、本編とは全く色の異なる『ヴァンパイアラブコメディ』と銘打ちたいです。
――分かっておりますよ。皆さん、どうせわたしが書けば『ラブコメディ』もあっという間に、『シリアスヴァンパイアモノ』になってしまうんですよね。
いいですけどね、好きですから。シリアス。
と、しょうもない話を書いていれば、すぐにこの文章量。ではまた、次のお話で会えることを願いつつ。
まとまりのない文章をここまで読んでくださり、ありがとうございました。