表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
85/95

0.00   【人間十字架】「WEB百科事典」より

【百式EA辞典】より


 人間十字架にんげんじゅうじかは、'38年頃からインターネット上に流布している怪談である。


_________________________

■概要

 都心のあるマンションの一室にずっと電気が点いたままの部屋があった。しかもその部屋の窓からは、住人らしき棒立ちになった人影が四六時中同じ場所に見えたという。


 マンションの向かいに住むアパートの住人は、人影が時折少しずつ動くので特段気にすることはなかった。

 数週間経ったとある日、ふと例の窓を見ると人影が十字架のように両腕を広げた状態で止まっていた。何時間経っても同じ状態が続いた為、嫌な予感を覚え警察に通報したところ、部屋の中には死後1ヶ月以上経過した不自然に腕が上げられた首吊り死体があったという。


 なお、発見された遺体の人物は一人暮らしで、死後部屋に何者かが侵入した形跡もなかった。

 このことから、向かいに住む住人の証言が事実であれば、死体が勝手に動き、自ら腕を上げ、しばらくの間静止した、ということになる。



 このあと「遺体で発見された人物は熱心な真那まな教徒であった」から始まる、以下のような後日談が続く場合がある。


・ワイヤー説

 遺体で発見された人物は熱心な真那教徒であった。

 死ぬときに十字の形を自らの体で模すと“神”と一体になれる、という教えを信じ、事切れるであろう時間にタイミングよく腕が上がるよう設定されたリール式ワイヤーを腕に巻き付けていた。

 それが何かに引っかかり、死体をゆらゆら蠢かせ、1ヶ月後になって引っかかっていた部分が外れ、腕が上まで上げられた。


・神の導き説

 遺体で発見された人物は熱心な真那教徒であった。

 そのため、聖典『啓示録』の一説の通り、神の導きで“神”と一体となり天に召された。

 不自然に腕の関節が歪められ、十字架の状態を留められるよう仕込まれた死体は“神”が導きを与えた証である。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ