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閑話55 元大盗賊ガリオンのありふれない日常(後編)

一部文章が抜け落ちていましたので修正しました(2020,10,31 22:45)


「いやー風呂っていいもんっすね!頭」

「だからもう頭じゃねーっていってるだろーが」

「おっと、すいやせん、へへへ」


しょーがねーやつだ。こいつは盗賊団の中でも初期から俺の子分としてついて来ていたヤスってやつだ。サルみたいな背格好に顔立ちで、小回りの利く男だった。何となく憎めないヤツなんだよな。


「いやー気持ちよかったな、風呂!出来りゃあまた入りて―んですがねぇ」

「どうだろうな。死ぬほど働かす前の禊ってやつかもな」

「やっぱそんな感じなんですかねぇ」


重犯罪奴隷である俺たちが大勢入ることができた巨大な風呂。

とんでもない量のお湯が入っていて、体を芯から温めることができた。

・・・入る前に体を洗えと指示されたが、それを無視して湯船に飛び込もうとした奴がひっぱたかれていたな。確かに綺麗にしてから入らないと湯船のお湯が汚れちまう。よく考えられたルールだ。


「・・・頭、まさか俺たち体を隅々まできれいにされちまいましたが、この後ケ〇を掘られるんじゃ・・・?」

「ばっ、ばっか野郎!俺たちは奴隷として鉱山で鉱石を掘りに来たんだぞ!ケ〇を掘られるためにきたんじゃねぇ!」

「頭、うまい!」

「やかましいわっ!」


ボカッ!


俺はヤスにゲンコツを食らわせる。


「イッテェ・・・でも頭、俺たちみたいなのを風呂で綺麗にして、どうしようってんでしょうね?どうせ鉱山作業で泥だらけになるのは目に見えてますし・・・」

「確かにな・・・」

「おれっちなんて、毛深いからって兎人族の女の子や猫人族の女の子がハサミやカミソリもって待機している部屋に押し込まれて、『キレイキレイしましょうね~』とか言ってケツの毛まで剃られたんすよ!? おれっちもうお婿に行けないっす・・・」

「奴隷が婿なんぞいくか!」


ボカッ!


「アイタッ!」


再びヤスの頭をゲンコツで殴る。

こんなことなら俺もケツの毛まで毛深い方がよかったぜ・・・いやいや、そうじゃなくてだな。ここのご領主サマとやらは一体何を考えてやがるんだ? なんでどうせ汚れる俺たちを綺麗にする必要がある?





「はーい、お風呂から上がってさっぱりした人は食堂の方へ移動してくださーい!」

「食事を用意してありまーす!」


風呂から上がった俺たちはお姉ちゃんの案内で食堂に案内してもらう。

どのお姉ちゃんもとんでもない美人ぞろいだな。首輪をしている連中ばかりだ。俺たちのような重犯罪奴隷じゃなく借金奴隷のようだが、ここで働いている奴らはみんな奴隷なのか?


・・・お姉ちゃんに手を出そうとした不埒な野郎が狼牙に尻をかじられていた。

普通に建物内の廊下を我が物顔で狼牙が歩いているってどーなってんだ?

それにお姉ちゃんが狼牙の頭を撫でている。番犬替わりなのか? 尻尾を振る狼牙って初めて見た気がする。

そうこうしているうちに食堂に着いた。


「こっ・・・こりゃあ、頭・・・」


「頭じゃねーって言ってんだろ・・・」


だが、お互い言葉に力はない。目の前の見たこともないような御馳走の山を見て完全に心が奪われている。先に来ている連中がわき目も振らずに料理をかっ食らっている。


「頭・・・これ、この料理を自由にとって食っていいってことじゃ・・・」


見れば、皿を食い尽くした奴隷が皿を持って中央のテーブルに用意された大皿料理をさらうように盛っている。


「ヤス・・・俺の頬を抓ってみてくれねぇか?」


「あいっす」


ギュウウ!


「イッテェ!」


ボカッ!


「あいたっ! 頭が頬を抓れって言ったんじゃないっすかぁ・・・」


涙目のヤスが不満を訴えてくる。


「限度ってモンがあるだろーが! やりすぎなんだよ!」


遠慮なく思いっきり抓りやがって。

だが、夢を見ているわけでも俺がボケちまったわけでもない。現実に目の前に山のような御馳走があるんだ。


「ヤス!食うぞ!」

「ヘイッ!頭!」


俺たちは料理に突入した。





「いや~、マジ腹いっぱいっす。やっぱり最後の晩餐ってやつですかねぇ・・・」

「言うな、ヤス。辛くなる」


風呂なんて貴族しか入れねーよーなモン体験させてもらって、滅茶苦茶うまいメシも腹いっぱい食わせてもらった。俺たち重犯罪奴隷もてなしてどーするってんだよ。どう考えてもこの後とてつもない重労働が待っているとしか思えねぇ。


俺たちは巨大なホールに続々と集められていた。

優に千人以上は集まれそうなホールだ。

よくわからんが椅子も用意されている。座っていいのかよ。


「おい、これだけの人数の奴隷が集まれば、一気にコトを起こしゃ、ここを牛耳れるぜ! お前も乗らねーか?」


見れば横の連中がこそこそと話し合っている。

哀れだね。周りとか、現実ってやつが見えねぇ連中がまだ大勢いるようだ。


「頭、頭も乗るんで?」


ヤスが真面目な顔をして聞いてくる。


「お前、死にたいのか?」

「いえ、できれば重犯罪奴隷になっちまっても長生きはしたいんで」

「だろ?」


ここまでの流れで、ここの領主はトンでもねえ野郎だってのは嫌って程認識した。

トンでもねえバカか、ヤベー奴か、はたまた俺の考えなんぞ及びもしない名君ってやつか。

それが認識できねぇ奴はたんなる雑魚だ。


「ほほう、なかなか興味深いな。我にも話してみよ」


「おいテメェ、偉そうだな!ここを牛耳った時にそんな舐めた口きいてみろ、ただじゃおかねぇ・・・」


だが、その奴隷は言葉を続けることができなかった。

文句を言いながら振り返ったそこには、巨大な狼牙がいつの間にかやって来ていたからだ。

しかもその狼牙、今まで周りにいた連中よりも一回りでかい。そしてなにより、人間の言葉をしゃべっていた。今までの狼牙とは格ってやつが違うのだろう。


「牛耳った時、どうなるのだ? 我にも教えてみよ」


ギラリと狼牙の目が光った気がする。

それだけで数がいればここを牛耳れるなどと世迷言を抜かしていた奴隷はションベンを漏らして腰を抜かす。あーあ、せっかく風呂とやらに入ってきれいさっぱりしたってのに、早速自分で汚してどうするかね。


「・・・頭、どうしやす?」


俺は無言で前の方の席に移動して真ん中あたりにどっかりと腰を下ろす。


「聞いてやるさ。俺たちに何を求めているのか・・・な」





「よう、諸君。元気か?飯はウマかったか?風呂は気持ちよかったか?」


スゲー気さくに正面の壇上に例の領主サマがやってくる。

本当にこの人の頭どうなってんだろう?一度覗いてみたいもんだ・・・怖いからやめておくか。


「お、俺たちに何をさせようってんだ! 何を企んでやがる!」


血気盛んな若い奴隷が立ち上がって叫ぶ。足が震えてるぜ。完全に境遇にビビって不安で押しつぶされそうだから怒鳴って早く向こうの要求を聞きたいんだろう。経験の浅い小物によくあるパターンだ。


立ち上がった一人につられてそうだそうだと周りから声が上がる。


「何って、ここは鉱山だぞ? 仕事だよ。鉱山夫だな。ミスリル鉱石を掘り出すのが基本的な仕事だな」


大声で怒鳴る奴隷たちに淡々と説明する領主サマ。

なんだよ、普通に鉱山夫なのか。それにしちゃいままでの特別な待遇はなんだったんだろうか?


「じゃあ、今までの風呂とやらとか、メシは最後の晩餐ってやつか! 明日から鉱山に詰め込まれて死ぬまで使いつぶされるように作業させるのが目的か!」


若い奴の怒鳴り声に呼応してふざけんじゃねぇとか思い通りになると思うなとか、いろんなところから声が上がる。

こんな連中をあぶりだして、見せしめに何人か殺ってさらに何人かが拷問にかかればこんな連中はすぐに心をへし折られてゾンビの様に働くようになるだろうさ。


だが、次に出た領主サマの説明に俺は自分の頭の理解を疑った。


「ん? 最後の晩餐? メシは毎日あれくらい出すぞ? だいたいメシ食わないと力でないだろうが。山掘るんだぞ? お前ら山なめんなよ? 飯も食わずに山掘れると思うなよ?朝晩しっかり飯を食って体力つけて働くんだよ。お前らが病気になって倒れたり死んだりしたら労働力が減るだろうが。だからお前らは毎日飯を食って体力をつけて、不衛生で病気にならないように風呂に入って綺麗にして、ちゃーんと健康のまま働いて長生きしてくれよ? でないと俺は泣くぞ?すぐに死なれたら俺の出費が痛すぎるだろうが」


・・・なん・・・だと?

あのメシが毎日・・・食えるだと?

あの風呂に・・・毎日入れるだと?


「ああ、ちなみにお前たちの仕事時間は朝日が昇ってから日が落ちるまでだ。それ以降は仕事しなくていい。休憩や余暇に当てて夜はしっかり寝ろ。次の日もしっかり仕事があるからな」


・・・おいおい、仕事の時間も太陽が昇っている間だけ・・・?長くても一日の半分くらいだぞ。てっきりわずかな食事と睡眠だけでずっと馬車馬のように働かされると思っていたのだが・・・。


「なんか勘違いしている奴もいるかもしれんが、俺は甘くないぞ? 仕事をさぼるヤツは厳罰だ」


ニヤリとする領主サマ。領主サマの言う厳罰は確かに怖いが、まじめに働きゃメシも風呂もふかふかの寝床ももらえるってことか。なんだか盗賊やって苦労していたころが馬鹿らしくなってくるな。これじゃ重犯罪奴隷になった方がいい暮らしができるじゃねーか。

・・・おっと、こういう風に思わせるのが領主サマの戦略かもな。

知らないうちに管理を厳しくしていくとかな。

俺が頭の中でいろいろ思案していると、壇上から領主サマが降りて来た。


「お前さん、何で盗賊やってた?」


一人の奴隷の前でそんな質問をする。


「・・・住んでいた村で口減らしにあった・・・」


「そうか、お前は」


そう言って隣の奴に声をかける。


「お、俺は貴族のヤツに婚約者を取られて実家をつぶされて・・・」


「そうか、お前は?」


「俺は自分の村が冬を越せずに全滅しちまったから野党になった・・・」


領主サマが次々と奴隷たちに盗賊をやっていた理由を聞いていく。

だいたい盗賊の大半は食い詰めちまった連中が生きていくために仕方なくその身を落とした連中ばかりだ。金と女と自由を求めて無法を自分の意志で繰り返す連中は少ない。

・・・尤もそんな連中がいないわけじゃないけどな。


「つまり、だ。お前たちは仕事があって、ちゃんとメシや寝るところが確保出来たら、盗賊なんてやってなかった、そういうことだな?」


領主サマがホールの全体を見渡しながら聞いてくる。


「そうだ!仕事さえあればこんなことにはなっていなかった!」

「食料さえあれば盗賊なってやってなかった!」

「貴族が俺たちの生活を壊さなければ盗賊になんてならなかった!」


口々に自分たちが好きに盗賊になったわけではない、責任は他にある、と騒ぎ出す奴隷たち。

ばかじゃねーのか。たとえそうだとしても大なり小なり自分の意志で最終的に盗賊として生きていくと決めたんだろうが。なんでも人のせいにしてんじゃねーよ。


「よしわかった!」


おいおい、わかっちゃったよ、領主サマが。


「ならば、これからは俺が食料を与えてやる! 風呂もいい寝床も与えてやる。だから働け!お前たちが望むものは俺が与えてやる!」



「「「「「ウォォォォォ!!!!!」」」」」



ヤベェな。完全に領主サマに乗せられてんぞ。まあ、無理もねーけどな。


「お、オデ、お、女欲しーだ!」


お、バカが欲望垂れ流しやがった。調子に乗るなとひっぱたかれるのがオチだな。


「女か。毎日は無理だが、年に二回ほど王都の一流娼館から出稼ぎで働きたい嬢を期間限定で呼び寄せる。それを楽しみに働くといい。ちなみに、お前たち重犯罪奴隷は自由に街に出たりできないため、給料は支払われない。だが、別にお仕事ポイントというものは真面目に働けばお前たちに与えられる。そのポイントで故郷の家族に送金したり、お前たちが迷惑をかけた相手に贖罪したいのなら、その費用に充ててやろう。娼館の嬢に払う金に当てるもよし、こちらで用意するメシ以外に、甘味や嗜好品の購入、化粧品なんかも買えるようにしてやる」


「け、化粧品が買えるのかい!?」


見れば女の奴隷が席を立って声を上げている。

ありゃ、有名な女盗賊のターシャじゃねぇか? ここで化粧品買ってどうしようってんだろうね?


「ああ、買えるぞ。まじめに働けばな」


「本当に贖罪に使ってくれるのか・・・?」


見れば重厚な雰囲気を醸し出すガタイのいい男が声を出していた。

ありゃあ「堕ちた騎士」グレン・バンヒューだな。元貴族の出らしいが、どこかの戦争で直属の上司にあたる貴族を切ったって話だったか。平民に無茶な事ばかりするクソ貴族だったから根が真面目なヤツは我慢がならなかったんだろうけどな。


「ああ。お前が犯した犯罪に対して、贖罪の気持ちがあるなら、俺は全力でそれをかなえてやろう」


ドシャリ。


大男が膝をつき、涙を流す。


「かたじけない・・・」


大男は泣き続けた。

はっ、奴隷に落ちて何もできない自分が歯がゆかったんだろーよ。自分が働くことで、この領主サマは贖罪とすることができると言った。ヤツにとっては暗闇に一条の光が差し込んだんだろうさ。


「俺ぁ気に入らねーよ」


見ればこちらもガタイのいい男が前に出てやがる。

あいつぁ・・・。


「おお、大盗賊ダタカンだったか? 斧使いの」


大盗賊ダタカン。巨大な戦斧で馬でも人でも真っ二つにする非情な盗賊だ。

俺の最も嫌いなクソ野郎だぜ。奴らの集団は総じて情け容赦なく非道な連中ばかりだしな。


「俺が欲しいモンは全部だ・・・テメェの持ってる金も女もぜーんぶ俺によこしな! そしたら俺も働いてやるぜ? ギャハハハハ!」


見れば子分も四人ほど後ろについて来ているようだ。

下品なバカは死ななきゃ治らんようだな。


「ここには大盗賊と呼ばれた大物が三人いたな。後は、『紅蓮の女義賊』アレキサンドリア」


おいおい・・・『紅蓮の女義賊』アレキサンドリアもここにいるのか。

炎の魔法を操る、赤い髪の女盗賊。悪党商人やろくでもない貴族からしか奪わないから義賊なんて呼ばれちゃいるが、ひとたび敵に回れば容赦なく焼き尽くすと言われる、美しくも恐ろしい女盗賊だったな。


「アタイが望むものは自由さ・・・あんたにゃ用意できないね。それともアタイを満足させてくれればアンタのオンナになってやるくらいは考えてやってもいーぜ?」


座ったまま足を組み、こちらも偉そうに言葉を並べやがる・・・。

テメェら、どんなヤベー奴を相手にしているかわかってんのかよ?

俺にとばっちりが来るだろーが!


「後は、大盗賊ガリオン。お前さんか」


ほら来た。大盗賊とか今ほど名前が売れて後悔したことはねぇ! 前のバカ二人と俺が同列だと思われたら、死ぬ!俺が!


「ああ・・・。俺自身は大盗賊とかそんな大それた名を名乗った覚えはねぇんだがな。まあ俺はおたくの説明を一通り聞いて、今の所文句はねぇ。重犯罪奴隷として買われた身だからな・・・、基本的に文句とかの言いようもねぇんだが」


「そうか」


やけに領主サマがにっこりと笑う。やべぇ、下半身が震える。今座っていたからよかったが、立っていたら膝が笑ってしりもちをついたかもしれねぇ。


「まず、お前」


「ああ、誰に口きいてんだよ?早くお前の女連れて来いよ、ギャハハハハ!」


バカが下品な笑い声をまだ上げてやがる。死んだな、アイツ。


「ザケろ!テメーみてぇなクズが俺の奥さんたちに手ぇ出してみろ!マジで細胞レベルでブンカイさせるからな!」


ドゴォ!


ヤツの頭をむんずとつかんだ領主サマが思いっきり床にその頭を叩きつけた。

・・・ここ石の床だよな?


「ああ? だいたいテメェ誰の許可を得て俺の女を勝手に口にしてんだ!ああ!?」


ドゴッ!バゴッ!ガコッ!


「ゲッ!ブッ!ゴッ!」


何度も領主サマが床に頭を叩きつけている。ありゃあ喋らせる気はねーなぁ。


「いいか、次そんな面白くもねーセリフ吐いてみろ。死んだ方が百倍ましだってくらいヤッてやんぞ!」


ブンッ!


そのまま頭をつかんだまま横の壁に向かって投げつける。

哀れ大盗賊ダタカンは壁にキタネェ血をまき散らして張り付きやがった。

・・・あれでかろうじて息があるのがすげぇな。

この領主サマは自分の女を死ぬほど大事にしているようだ。

何があっても奥方たちに手を出すのはやめるべきだろうな。自殺の方がまだマシに思えるよ。


「で、女義賊とやらは、愛人以外で仕事しない気か?」


ギロリと領主サマがニラミをきかす。


ブンブンブン!


見れば首とれちまうんじゃねーかって思うくらい左右に首を振っているアレキサンドリア。


「じゃあ真面目に仕事頑張ってくれるか?」


コクコクコクコク!


今度は縦に高速で首を振る。だから、首がとれちまうぞ。


「よーしお前ら、よく聞けぇ!」


領主サマが凄まじくデカイ声を張り上げた。

シンとなる会場。


「ウマイ飯を食いたいかぁ!」


そう言って右拳を高々と突き上げる領主サマ。


「オ・・・オオオッ!」


つられて声を張り上げる俺たち。


「綺麗な寝床で休みたいかぁ!」


「オオオッ!」


「毎日風呂に入りたいかぁ!」


「オオオオッ!!」


「真っ当な人間に戻りたいかぁ!!」


「オオオオオッ!!!」


「俺がお前たちを真っ当な人間に戻してやる! お前たちの罪は俺が背負う! お前たちは掘って掘って掘りまくれぇ!!」


「オオオオオオッ!!!」


「ミスリアンドリームをつかむのだぁ!!」


「オオオオオオオオオオッッッ!!!!!」


・・・ミスリアンドリームってなんだ?



次回は投稿二周年記念(笑いまごろ)特別投稿 ハロウィーンってなんだ!? です。

お楽しみに!

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