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第331話 少年誌の敵キャラのごとくインフレしていく巨大ゴーレムをどうにかしよう

ブックマーク追加、★評価、誤字脱字報告、感想等誠にありがとうございます!

大変励みになります。

今後もコツコツ更新して参りますのでよろしくお願い致します!


「荘厳なる精霊たちよ!天空にありし力持ちて雷鳴よ轟け!<雷鳴衝破(ライトニングブラスト)>!!」


巨大ゴーレムの群れに突入する俺を援護するため、フィレオンティーナが呪文を唱える。

頭の上をどえらい勢いで稲妻の咆哮が通過する。


ギュゴゴゴゴゴ―――――ン!!


凄まじい光線のような稲妻が直線的に走り、巨大ゴーレムを貫いていく。

どうやら電撃と音の振動で相手衝撃を与える、かなり貫通力のある呪文のようだ。

雲霞のごとく押し寄せる巨大ゴーレムの一部を派手に破壊して壁に穴が開いたような状態になる。


だが、逆に言えばこれほどの威力でなければ巨大ゴーレムを打ち破れないということか。

特に狼牙族の一般兵たちでは荷が重い相手か。


「<風撃圧殺衝(ストームボルテックス)>!」


かめは〇波のごとく両手を合わせた先から圧倒的な風圧が放たれる。

風圧に押され後ろのゴーレムたちとぶつかり砕けていく。


「シャアア!」


群れの中に突入すると、ゴーレムの群れが一番近い俺を仕留めようとぐるりと取り囲み襲ってくる。俺は回し蹴りや手刀で巨大ゴーレムを粉砕していく。


戦気発勁掌(せんきはっけいしょう)!」


大魔力を手のひらに乗せて掌底で巨大ゴーレムを突く。


ドオンという音とともに巨大ゴーレムが吹き飛び、後ろに迫るゴーレムたちを巻き添えにして倒れていく。


魔纏通背拳(まてんつうはいけん)!」


再び掌底をゴーレムに突き、魔力を流し込んで魔核を破壊する。


魔纏通背拳(まてんつうはいけん)だと一体しか倒せないから効率が悪いな」


そう言いながらも殴りまくって巨大ゴーレムを壊しまくっていく。


「モグラ叩きでモグラが全部の穴から飛び出ているくらい多いね!」


「その例えよくわからないよ~」


遠くからシーナが俺のボヤキにツッコミを入れている。

例えがイマイチだったか。

俺は目の前の巨大ゴーレムの足をつかむと、片手でブンブンと振り回す。


「おりゃりゃりゃりゃ!」


巨大ゴーレムをこん棒のように振り回し巨大ゴーレムを壊していく。

同じ巨大ゴーレム同士なので2、3回ぶつけるとあっさり壊れるので、さらに次のゴーレムの足をつかんで振り回す。


そして3mを超える巨大ゴーレムの群れをほとんど駆逐することに成功した。


「さて、愚民国の愚王様? これでおたくの手品もネタ切れなか?」


ハハン?と肩をすくませて虚空に目を向けてくる。


「羽虫のくせに王たるこの私に歯向かうとは・・・」


再び空中にスクリーンのように眼鏡のひょろなが男が映し出される。


「お前に王の器がなかったってことだろ? 今謝れば許してやらんこともないぞ?(まあないけど)」


俺が不敵に笑うと、よほどカンに障ったのか激怒した顔がスクリーンいっぱいに映る。


「ふざけおって!こうなれば天空城ウラーノス最強のガーディアンを放ってくれるわっ!」


ブチ切れたひょろながメガネがパネルを叩くように操作する。



ゴゴゴゴゴゴゴッ!!



「な、なんだっ!?」


まるで地震のような振動が俺たちを襲う。


「グゴァァァァァァァ!!」


現れたのは天空城と同じくらいの大きさで城の屋根に手をかけるほどの大きなゴーレムが姿を現した。


「えええええっ!?」


奥さんズの面々が凄まじい驚きの声を上げている。

体長20m以上? その姿は巨大な山? だが、ちょっとサルっぽいいで立ちの巨大ゴーレムにその場の誰もが絶句する。


その超巨大ゴーレムが一歩一歩こちらへ向かってくる。

いまだにリセル・ローフィリア神聖国の兵士たちは手にお宝を抱えながら城から逃げまどって出てくるのだが、その兵士たちもあっさりと踏みつぶされる。


どうしたものかと考えていると、逃げてきたリセル・ローフィリア神聖国の一部の兵士たちが無事に飛空戦艦にたどり着き、そのうちの一艦が離陸し始めた。


ドオン!ドオン!


飛空戦艦で超巨大ゴーレムを砲撃する。

砲火に晒され、凄まじい衝撃とともに煙に包まれる超巨大ゴーレム。

だが、煙が晴れてくるにつれ、見えてきた超巨大ゴーレムには傷一つついていなかった。


「ええ~、なにあの防御力。マジ半端ないんですけど」


俺は溜息を吐いたが、それだけでは終わらなかった。


カパッ


超巨大ゴーレムがその口を開ける。


キュィィィィィィィン!


甲高い周波音が聞こえる。いかにも超エネルギーが溜まってますといった感じのヤバイ音が響き渡る。


「ゴガァァァァァァ!!」


そしてその口に白く輝くエネルギー弾が溜まったかと思うと、凄まじい叫び声とともに発射された。


ゴウッ!!


白い閃光はあっさりと飛空戦艦の胴体を貫いた。

大きく穴の開いた船体は大きく傾いたと思うと爆砕、轟沈していく。


「Oh・・・」


どーやってあんな攻撃力と防御力を持つ超巨大ゴーレムを仕留めりゃいいんだよ!

俺は頭を抱えた。


今後とも「まさスラ」応援よろしくお願いします!

よろしければブックマークや評価よろしくお願い致します。

下の5つの☆を★にしていただくと、西園寺にエネルギーチャージできます(笑)

ホントに現在深刻なエネルギー不足に陥っておりますので、皆様の応援チェックを頂けるととてもうれしいですv(^0^)v

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