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マジカル・ビート・タクティクス -異世界ってこうですか?-  作者: YAMAYO
RHASE:02 囚われの姫君
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24/75

~???? view~

――ピィ


≪当文書は『ラクロナ帝国軍事資料図書室保管課保管書庫・VIBRIO』において一級機密文書として分類されるものです≫


≪当書庫からの資料の持ち出し及び複製・複写はいかなる場合においても禁じられており、これを犯した者には例外なく国家機密漏洩罪が適用されることになります≫


≪閲覧には一級管理者以上の権限が必要です。コードを打ち込んでください≫


――ピィ


≪受諾。続いて生体認証を行います。スキャンが終わるまで今しばらくお待ちください≫


 ………

 ……

 …


≪受諾。生体認証を確認致しました≫


≪ようこそ、一級管理者権限保持者、第四西方統括部隊所属 ネクラス・ボーングラフ大佐≫


≪あなたは一級機密文書・『文書№XEX-0803番』を閲覧する権限を保持しています≫


≪閲覧致しますか?≫


――ピィ


≪受諾。『文書№XEX-0803番』を開示します≫


………

……

…


        ラクロナ帝国第二特務部隊報告書


                   作成年月日 ××××年◎月△日

                     作成者 ベネル・フィット少尉


    【ラ・ウール王国領・ドナにおける特一級指定遺物の捜索】


※特一級指定遺物『THE FANG』については別途記述資料(文書№AF-DDD-003)を参照。


※当該地が見舞われた第一種三類災害・通称『赤き夜』の被害状況については別途記述資料(文書№FBB-LD-01)を参照。



 ギルド会館ラ・ウール東方方面ドナ支部の被害もまた街の惨状から漏れることなく壊滅的。

 

 第二特務部隊・第七医療部隊合同の第一陣・100名が復興支援と並列して特一級指定遺物の捜索を行うも難航を期し、増員を要請。最終的には第二陣・第三陣を合わせ延べ410名がドナへと入る。

 

 ラ・ウール王国からの正式な抗議声明を受けて規模の縮小、撤収を余儀なくされることとなるが、結局、特一級指定遺物の発見には至らず。

 

 しかし当該地の住民の証言、残された痕跡などから特S級生物・ドラゴンの出現は確定的であり、特一級指定遺物が傭兵とともに帯同していた第二特務部隊所属の5名からうけた事前の報告通り、ドナに運び込まれていたこともまた明確である。

 

 消息不明であった5名のうち3名は轢死体として発見され、残りの2名もまた原型をとどめてはいなかったが、焼死体の足首に巻かれたタグから個人を特定。

 

 この5名が離反し、特一級指定遺物を持ち去った可能性は低いと思われる。

 

 5名の名は以下の通り。

 

 任務中の死亡につき各々に二階級の特進と遺族に支払われることとな……


 (中略)


 ……以上のことから、特一級指定遺物は何者かの手に渡ったと推察される。

 

 帝国軍とはまた別の勢力の介入があった形跡も複数発見。

 

 そちらについては第八諜報部隊から要調査中との回答有り。現段階ではその正体は不明。

 

 更に当該地において銀髪・銀眼の少女の目撃証言が多数存在。

 

『赤き夜』や特一級指定遺物との関連性は今のところ不明であり、こちらも調査中。

 

 ■■■■(あなたの権限では閲覧できません)からは引き続き特一級指定遺物の捜索を最優先事項とせよとの勅命が下る。

 

 並行して、当該地に居合わせたとされる銀色の少女についても引き続き調査を続行。


 ■■■■■(あなたの権限では閲覧できません)と■■■■■■(あなたの権限では閲覧できません)が■■■■(あなたの権限では閲覧できません)計画の成就において非常に重要な因子と成り得ることは明白であり、■■■■(あなたの権限では閲覧できません)の意向は至極まっとうなものである。


 ■■■■■(あなたの権限では閲覧できません)こそがラクロナ帝国、ひいては世界を救済へと導く唯一にして無二の手段であると述べても過言にはならない。


 ■■■■■(あなたの権限では閲覧できません)と■■■■■(あなたの権限では閲覧できません)が■■■■■(あなたの権限では閲覧できません)で■■■■■(あなたの権限では閲覧できません)……


……■■、■■とうるさい。


――ピィ


≪閲覧を中断致しますか?≫


――ピィ


 ≪受諾。閲覧を中断致します。なお、今回閲覧した資料は一級機密文書であるため、原則により閲覧ログの削除はいかなる場合においても行うことができま……≫


――ピィ


≪システムをシャットダウン致します。お疲れさまでした≫


………

……

…


 所詮、一級管理者権限ごときではこの程度の情報しか得られないか。

 

 わざわざこんな陰気な場所へと足を運んでやったというのに真新しいものは何もなく、これ以上深く潜ろうにもさすがに最上級管理者権限で縛られた文書の守りは厳重に過ぎる。

 

 まぁ、結局は自分の目と耳と頭で得た情報に勝るものはないということなのだろう。

 

 ではでは、騒ぎになる前にさっさと抜け出すとしよう。

 

 そして真っすぐに向かおう。

 

 ■■■■■■の元へ。


 否。


 『シルヴァリナ』の元へ……


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