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太陽
まぶしくかがやいている
たいようはぼくらのからだをあたためる
だけどたいようはまぶしすぎて
ぼくらはみつづけることはできない
ぼくらをみまもっているたいようは
かれのよさがあだとなり
ぼくらのまえにすがたをあらわせない
あたたかさとまぶしさをとりのぞけば
かれはぼくらのまえにあらわれることができる
だけどぼくらのまえにあらわれたかれは
よさをなにももっていない
ただのおおきいまる
ぼくらにあいされることよりも
ぼくらをみまもりつつみこむことにじんせいをかけた
かれのことを
ぼくらはあいしつづけます