表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

◆ドロボー退治を終えて

「ただいまー」


 夕暮れ時に帰宅して玄関のドアを開けると、血相を変えたママが視界に飛び込んで来た。


「しーちゃん、昼間に警察から留守電が入ってたんだけど、あれは何!?」


 うえええ、最悪。

 余計なことすんなよと内心ぼやきながら、あたしは慌てて誤魔化した。


「たいしたことないよ、もう解決したから気にしないで!」


 別にやましいことはしてないつもりだけど、なんせあたしは今まで数々のトラブルを起こして、先月も病院のお世話になったばかり。

 そんな状況でドロボー退治をしてたことがバレたら、大目玉をくらうのは確実だった。

 だもんで愛想笑いをして取り繕ってみたけど、しかしママはあたしのはぐらかしを見逃してはくれなかった。


「何その格好、服とかボロボロじゃない」

「えっと……」

「言えないことなの!? 誰にやられたの!?」


 ママは厳しい目で追及してくる。

 …………しょうがない、観念して素直に言うか。


「オッサンにやられた」


 するとママはその場で失神してしまった。

 えええっ、ママどうしちゃったの!?



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ