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夢解  作者:
7/22

お仕事完了

 お元気ですか?あたしは、お二人に夢から解放されて以来、いつも通りに学校に行けるようになりました。最初は、久しぶりで凄く緊張したんですけど、クラスの友達も心配してくれていたようで、会ったらみんなで泣きました(笑)

 それとあたし、緒方さんに会いに行きました。彼女は精神病棟にいて、全く喋れない状態と聞き、最初は何を伝えればいいのか分からなかったんです。でも、夢の話をしました。返事はなくても、夢であたしたち会ったんだよって伝えました。そしたら、少しだけ彼女が笑ったように見えたんです。気のせいだったかもしれませんが、あたしにはそう見えました。

 帰り際、緒方さんのお母さんから漫画の原稿を一枚貰いました。それは、あの時あたしに渡そうと思っていた原稿の中の一枚だそうです。

『太陽のように眩しい笑顔に救われた─ありがとう─』

 そう言葉が書いてあり、笑顔の少女が描かれていました。

 嬉しかったです。あたしも、彼女にヘタなりに絵を描いて渡したんです。

『友達だよ』って言葉を添えて。

 また、会いに行こうと思います。


 本当にありがとうございました。また、ファックス送ります。

 では

                   福島和美




「もぉ先生!自分が興味あるファックス原稿だけ取らないで、ちゃんと全部目通してくださいよ!」

 ミウミの金切り声に、耳を塞ぐ淑。

「けど、良かったですね。和美ちゃん、元気になって」

「はぁあ!クソ教授のせいで、疲れちまったよ」

 生意気、わたまま、面倒くさがり、最悪の三種の神器が揃っている奴だけど、ついていきたく何かを持っている淑。ミウミが、給料なんかもらえなくてもここにいるのは、その何かのせいなのかもしれない。


 さてさて、彼等の次なる仕事は・・??



 


 END 

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