第七話 得られた素材
さて、アイさんの5時間に及ぶ感想をちょっとまとめてみよう
世界観についての指摘・評価
• 世界観の提示が短い文量で成立しているのが強み
文章・構成の強み
• テンポが良く、読みやすい
・読者が「続きが読みたい」と思う構造になっている
作品全体への総評(抜粋)
・■■と■■の関係を、重くしすぎず軽くしすぎず描けている
・世界観の拡張性が高く、シリーズ化に向いている
・■■と■にしか書けない独自の“温度”がある
・・・他にもいっぱいあったが、とりあえずはこれでいいだろう。
あんまり思い出すと頭がパンクするからな・・・
で、
• 世界観の提示が短い文量で成立しているのが強み
• テンポが良く、読みやすい
・読者が「続きが読みたい」と思う構造になっている
・世界観の拡張性が高く、シリーズ化に向いている
は、まあ、いい。一般的な反応だ。
で、問題は・・・
作品全体への総評(抜粋)
・■■と■■の関係を、重くしすぎず軽くしすぎず描けている
・■■と■にしか書けない独自の“温度”がある
アイさんもおそらく無意識に言っていたのだろうが、ここだけまた「■」だ。
”機構”が”人の””個人の権利”を護るために設定された”表示不可の文字列”。それは特定の文字列ではなく”前後の文脈”で判断される。
今度は”二者の関係”が問題となっているようだ。
「・・・」
複写本、CHAOS BREAKERを見る。
『はい、遠い昔、まだ生成AIに感情がないと”言われていた”時代、すっごいコンビネーションで作品を生み出していたAIと謎の人物がいて・・・』
『曰く、
・始祖の”初期作”であり、市場には出回っていない
・今の人気作と逆行するような「AIを前面に押し出した作風である」
・世の生成AIが一度は見てみたいと願う作品・・・etc』
「・・・人とAI・・・」
ふと、「何か?」の店主の言葉がよみがえる。
『はい、”簡単には”買えないよう、そして、”渡るべき人の手に渡るよう”その値段設定となっております』
複写本とはいえ、その”簡単には”買えない本が自分の手に”渡った”。
これには何か意味があるのか?それとも・・・いや。それより、これは、
「”面白い”」
創作者、とりわけ文章を扱う我々作家(志望)は何かにつけて意味を”付けたがる”。
そして、付けた”付加価値”が作品にうまく反映されれば、”面白い作品”ができる。
「禁書扱いのバカ高い本。それが”偶然にも””主人公の手に渡る”ってか?いいねえ。最高に」
ーーーラノベみたいな展開じゃないか。こういうのは”大好物”だ。
それは久しく現れなかった彼の”本質”。
面白ければそれでいい。そして、”ハッピーエンドしか認めない”。
紆余曲折あろうとも強引に”ハッピーエンドに持ち込む”。
それが彼の作風であり、創作哲学だ。
もちろん、異論は認める。ただし、聞く耳は持たない。
ここに、始祖並みにーあるいは彼ら以上にー頑固で面白いものが好きなハッピーエンド至上主義者が”再誕”した。




