第3話「何かって、なんやねん」
生成AIの「アイさん」(って名前・・・というか識別コード的なものと言っていた)にお礼をいい、とりあえずもらったネタを考えながら散歩することにした。
机にかじりついて考えるのは柄じゃないし、なにより、こうぼーっと歩いていると、「単品」ではあるがいいネタを思いつくことがある。
で、現在絶賛迷子中。
「・・・どうしてこうなった・・・この年になって迷子とか、ぜったいあいつにからかわれるだろ・・・。あれ?こんな店あったか?」
そこにあったのは・・・今時珍しい、「紙媒体」の本を扱っている「古本屋」。今のご時世、地味に紙が高い。
人間の生息域が拡大したことで、惑星上の木が次々と駆逐され、今は自然の森なんてものは「神域」なんて呼ばれるくらい、我々一般人は近づくことはおろか、どこに存在しているのかすら知らない。今では、海を埋め立てて「植林地」を作るとか、植林用のコロニーを宇宙に作ろうだとか、果ては植林用の惑星を探そう、なんてことになってるらしい。
それはそれとして・・・
「古書店『何か?』・・・いや、何かって、なんやねん・・・」
その古本屋・・・古書店の名前は「何か?」という、何かよくわからない名前だが・・・何か惹かれるものがあった。
ふらっと店内に立ち寄ると・・・視界いっぱいに紙の本。右にも左にも。奥も「果て」が見えない。
「どんだけ広いんだよ・・・」
とはいえこのご時世、これだけ紙の本があるのは珍しい。図書館だって、基本は電子書籍しかないし。
若干浮かれつつも見回っていると・・・
「ん?これは・・・」
そこにあったのは、本、というか、紙の束というか、「家庭用のプリンターで出力したものをそのままクリアファイルに突っ込んだような」どう見ても商品には見えないもの。
気になって手に取ってみると・・・
「CHAOS BREAKER?聞いたことないな」
試作型10式初号機 - CHAOS BREAKER -と書かれ、かっこいいロボットとちょっとダークな感じを思わせる色合いの表紙の本(多分)だった。




