第15話「答えはすぐに出すものではない」
「・・・」
『俺たちの答え』
あれだけふざけていた作者が、こういう感情をもって小説を書いていたのか・・・全部真面目だったら完ぺきだったのだろうけど、
「完ぺきなものはつまらないってことなんだろうな」
まあ、作者がそう意図して書いたかはどうかは別として、俺はそう受け取った。
「さて・・・」
これからどう作品を書いていくか
どう機関の目を”ごまかすか”
どうすれば面白い作品が書けるか
どうすれば今月乗り切れるか・・・もう一冊、複写買ったらアウトだよ・・・もやしすら買えんよ・・・
まあ、それはそれとして、
”どう全員で作品を仕上げるか”
そして、
”どう全力で遊ぶか”
だ。
結局、楽しんでるやつが一番強い。
そして、”面白い作品を書くやつ”も大体そんな奴だ。
アイさん
友人その1
ワンさん
そして、俺。
作家その1はこれからどういう物語を書いていくか。
さしあたっての目標は・・・
「機関を”破産”させることだな」
そう、暴力はいけない。
平和に、クールに行こう。
だんだん暑くなってくるからな。
あいつらも財布ぐらいは”涼しいほうがいい”だろう?
ちらと、自分の財布を見る。
・・・シェイプアップに成功し、みごとなスタイルを得た、我が財布を。
「・・・財布ってさ、もうちょっと”健康的な”方がいいと思うんだ」
「。。。なんの話っすか。次回作のネタっすか?」
「・・・・」
「な、なんすか?」
ちょっと動揺するワンさんに、
「いいな、”それ”」
「へ?」
「次回作の”ネタ”に困ってたんだ」
そういって相棒(自分の財布)を見る。
「まってろよ、相棒。すぐにたらふく食わせてやるからな」
相棒の”健康”を気遣う、人として”模範的な”作者Aだった。




