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団子より花

 やっと二人から解放されたので取引所に向かいギルド公式戦で漁ったアイテムや装備品を売る事にする。


 装備品の珍しい物は相場の10倍で出品するが瞬く間に売れていき、目標の1000万Gを達成した。


 次は土地探しで復活の部屋の近くが良いと思ったが1億Gからだったので公園に居た二人と話し合うが今のままで良いといわれる。


 畑で種を植えたいと訴えるが、そこに植えればいいでしょと言われ公園では植えられない事を実践して見せた。


 すると契約の指輪を使う事で公園の一部を使用する事が出来ますと表示され、妖精が現れると指に指輪をはめて契約する事に成功した。


 コラボの報酬で貰った種を植える筈が誤ってあの種を植えてしまい紫色の怪しげな花が咲いたが、ここで引き抜くと周りに迷惑をかけるので放置しておく。


 一仕事を終えた処で公園には大勢のプレイヤーが集まっていて、二人が言うにはランキング1位を見に来ているらしい。


 一人一人話し掛けるとギルド加入希望でないのが腹立たしいが公園の外から何とも怪しい二人組の視線に気付く。


 敵でも味方でもない探りを入れられているような気がするのと、会った事があるような無いような。


 さらに公園に入って来たので目の前まで行くと先に二人組が話し掛けてきて、貴方のファンなので団子を食べながらお話しませんか?と言われ仕方無く椅子に案内する。


 二人組は持っていた団子を食べようとしていたので慌てて止めると、それは土団子だと伝えて団子ロイヤルミルクティーを差し出す。


 二人組の一人はムッとしていたが、もう一人は喜んで交換すると二つの団子を大勢のプレイヤーの中に投げ入れる。


 団子を受け取ったプレイヤーは喜んでいたが食べると苦しみながら消えてしまった。


 ムッとしている人に土団子ロイヤルミルクティーだったら容赦しないと脅されるが、そんな物を作ったら茶葉とミルクが勿体ない。


 マスターとサブマスターも入れてお茶会を楽しんでいると、土団子を食わされたと二人のプレイヤーが怒って20人以上の仲間を引き連れ攻撃して来る。


 マスターから目で合図を受け溜息を付くと4人は私を置いて公園から逃げ出し、敵に囲まれた私は四方八方から物理攻撃やら魔法攻撃やらが降り注ぐと力尽きた。


 何事もなかったかのように公園に戻り飲みかけの団子ロイヤルミルクティーを飲み干す。


 紫色の怪しげな花を咲かせる種を蒔き直して、ギルドチャットで闘いが終わった事を伝えると4人は楽しそうに話をしながら戻って来た。

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