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VR乳児は前進する  作者: 無句読


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令嬢

 公爵家で開かれるパーティーに出席する為、自室に戻ると直ぐに執事長が迎えに来た。


 正装に着替えて公爵家に向かうと大勢の令嬢方と自称王子達が集まっていて、私も王子に成り切ってパーティーに参加する。


 マンドラゴラの花を摘み取る目標は達成したので、令嬢方より出されている料理を制覇しようと動き回っているが、テーブルに置かれている為に手が届かない。


 メイドと思われる人に料理を持って来てくれるようにお願いすると、パーティー会場から離れ別室に案内される。


 部屋には王家の執事長が居てお菓子を用意してくれた。


 執事長は頭を下げ退室するが、メイドは隣に座るとお菓子を食べさせてくれる。


 だが私の口に合わず、難しい顔をして団子と青汁を取り出し食べようとするとメイドが見詰めていた。


 明らかに食べたそうな顔をしているので、こっちの団子はあーまいぞ!と囁く。


 メイドが顔を赤くしてぷるぷるしたところで、団子と青汁を差し出し一緒に食べるように促す。


 団子を食べてむせるメイドに青汁を渡すと落ち着きを取り戻し、ありがとうございますと礼をされるが、こちらこそありがとうと言う。


 一人で食べるより余程楽しい時間を過ごす事が出来た御礼に、メイドの頭をぽんぽん撫でて団子のおかわりを取り出す。


 会場に戻ると既にパーティーは終了していて令嬢方と話す事無く公爵家を後にした。




 ギルドチャットにマスターとサブマスターから連絡がきた。


 チャットを全てオフにしていたが不便だと言われ、ギルドチャットだけオンにしていたら団子を作ってくれと訴えてくる。


 公爵令嬢は団子が好きらしく、美味しい団子をお茶会の時にお持ちする約束を取り付けたという。


 団子のお供に青汁も如何ですか?と問い掛けたが公爵令嬢はお紅茶が好きなんです!青汁なんて飲みません!と怒られてしまった。


 それと団子を欲しがっている王子達が公園に集まり手を上げているらしく、ギルドの加入希望じゃないなら土団子を渡せと言っている。


 そんな事したら私が恨みを買うと思うのだが、その時は二人も協力して独房送りにすると息巻いていた。


 団子を作るのは禁止と言われたので、マンドラゴラから採れた種を持ってコラボエリアの畑に行く。


 生産職と思わしき王子達が、色々な花を咲かせているのを見て私も負けられないと沢山の種を蒔いていく。


 紫色の怪しげな花が満開になり、どうやって引き抜くか考えていると王子達が謝って花に手を掛けてしまう。


 ぎゃーーーーー!


 他の所でもぎゃーぎゃーと雄叫びが上がり、畑に居た私を含め王子達全員が力尽きた。

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