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前進

「スタート」


 今の今迄ゲームなどやった事は無いが、修行の一環としてバーチャルリアリティなるものを体験して来いと言われ事前に下調べをして始めている。


「キャラクターを作成します」


 このゲームでは種族、年齢、性別、容姿を変える事が出来る。


「自動生成が完了しました」


 私は偽る事などしない。


「名前を入力して下さい」


 ※※※※


「女神の部屋へ転送します」


 ここでのやり取りで運命が決まる。


「ようこそ!ここでは注意事項を説明します」


 理解した。


「世界に送り出す前に聞きたい事はありませんか?」


「私は職人になりたい、力を貸してくれ」


「貴方の願い叶えてあげましょう」


「ありがとう」


「ですがそれ相応の覚悟が必要です」


「構わない」


「では世界を楽しんで下さい」




 [誕生の地]


 それぞれのプレイヤーが色々な場所でチュートリアルを始める。


 種族、年齢、性別、容姿と女神に聞いた事などで違いがあり、誕生の地では生まれてから設定した年齢まで過す。


 一年でステータスが大幅にアップするが種族により上げ幅は異なる。




 [始まりの地]


 チュートリアルを終えたプレイヤーがこの場所から始まる為とても混雑している。


 10時に迎えに行くから始まりの地で待っててと言われていたが、おぎゃーおぎゃーと泣いていて身動きする事も出来ない。


 HPがどんどん減っていき私は直ぐに息を引き取った。




 [復活の部屋]


 力尽きたプレイヤーが復活する場所に来ていた。


 泣き止んでいて身体も動くので仰向けになっていた私はうつ伏せになり前進する。


 部屋を出ると大勢のプレイヤーと街並みが広がっていたが、HPが減って復活の部屋に戻され何回やっても部屋に戻ってくる。


 どうしたら良いのかとステータスを見てみるとNewスキル!ずりばいLv.1というのに気付く。


 諦めずにうつ伏せで前進していると、ずりばいがLv.2になり、より速くより遠くへ行けるようになった。


 今の私に出来るのは街を探索する事だけだ。


 Lv.3になると木の下まで行けるようになり土を握りながら力尽きた。


 部屋に戻ると手には土が握られていて私は土を握り団子を作ると、それを繰り返して新しいスキルを覚える。


 Newスキル!握りLv.1やっと職人らしいスキルが手に入り団子のレアリティが星2になった。


 スキルや物作りが目に見えるLv.や星の形で表れるのが良い。


 直ぐに力尽きてしまうのか不思議だったが、遠くまで行けるようになるのは楽しい。


 そして何処まで行けるか前進あるのみ。

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