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オンライン魔法スクールの入試試験

 前回のスピリチュアルセミナーの件に懲りず、

新たに、新しいインターネット魔法学校無料メール講座といった

不思議なメールに寮達は、興味を示し申し込む事になる。

***新たな出会い***

 

 寮は、パソコンの画面を見つめながら深いため息をついた。寮の心は、2ヶ月前にインターネットを通じて出会った指導霊シャミィとの経験で満ちていた。その出来事は寮の人生観を大きく変え、スピリチュアルな世界への好奇心を掻き立てていた。

寮は幼い頃から不思議な体験をすることが多く、それが彼をスピリチュアルな世界へと導いていた。シャミィとの出会いは、彼の潜在的な能力を目覚めさせるきっかけとなったのだ。


「この前、マリアさんから借りた古文書について、参考になりそうな情報サイトは、無いかな?」寮はつぶやいた。

そんな思いを胸に、寮は再びインターネットで何時間もの検索の末、寮の目に飛び込んできたのは「魔法学校オンラインスクール」というウェブサイトだった。


「これだ!」寮は思わず声を上げた。

 サイトには様々な魔法の講座が並び、実際に活躍している占い師やヒーラー、霊能者たちの体験談が掲載されていた。さらに、30日間の無料メールセミナーを受講し、試験に合格すれば本格的な講座に進めると掲載されていた。

興奮を抑えきれない寮は、すぐさま親友たちにメールを送った。

『みんな、これ見てよ!面白そうだから、一緒に申し込まない?』


 返信は思いのほか早く届いた。


由香:『面白そう!私、即決で申し込んじゃった♪』

真由美:『色々調べてみたけど、怪しいところはなさそう。慎重に進めていくわ。』

武史:『魔法か...よし、俺も入ってみる!何か新しいことが始まりそうだ。』

 寮は友人たちの反応に笑みを浮かべた。みんなと一緒なら、どんな事も乗り越えられる気がした。


****魔法の始まり****


 メールセミナーが始まって2週間が経った。寮たちは毎日届く課題に熱心に取り組んでいた。

メールセミナーでは、瞑想の基礎やエネルギーの可視化など、様々な技法が教えられた。寮たちは毎晩、学んだ技法を実践し、少しずつ成果を感じ始めていた。


メールセミナーでは、瞑想の基礎やエネルギーの可視化など、様々な技法が教えられた。寮たちは毎晩、学んだ技法を実践し、少しずつ成果を感じ始めていた。


「今日のメールは魔法のエネルギーを感じる方法よ。」Zoomで繋がった画面越しに、由香が興奮した様子で言った。

「うん、僕は感じた。由香は、本当に感じられるかな...」と尋ねた。


 寮は深呼吸をして、目の前の画面なある六芒星の図柄に集中した。「集中...集中...」

突然、魔法のエネルギーを涼しく感じられた。


「みんな!魔法のエネルギーを感じた。本当に感じたんだ!」寮が、うれしそうに話す。

しかし、他のメンバーはまだ感じられていないようだった。。


「私は明日挑戦するわ。」真由美は冷静に言った。「焦らず、じっくりと。集中して。掌を画面に向けて」数日後、由香から興奮気味の連絡が入った。「寮くん!私も魔法のエネルギーを感じる事が出来たよ。本当に魔法があるんだね。」


次々と成功の報告が届き、四人は喜びを分かち合った。しかし、この成功は新たな疑問も生み出していた。


***葛藤と成長***


「本当に魔法なんてあるの?」寮の母親が心配そうに尋ねた。

寮は答えに窮した。「僕にも完全には分からないけど...確かに何かが感じられるんだ。」

寮は両親との対話を重ね、魔法の学びが自己成長につながることを説明した。徐々に理解を得られるようになり、家族の支援を感じられるようになった。


 友人たちも似たような状況に直面していた。由香も不思議なエネルギーについて、友人に教えたけと、回りでは、誰も感じられない。と怪しまれたりもした。


真由美も魔法の無料講座に夢中になるあまり学校の成績が落ち始めていた。


武史は魔法講座の話と現実の話との狭間で戸惑いを感じていた。


ある日、寮はシャミィからのメッセージを受け取った。

『魔法は力です。その力をどう使うかが寮君たちの未来を決める事になります。』この言葉に、寮は深く考え込んだ。


***夢への一歩***


30日間のセミナーが終わり、いよいよ試験の日がやってきた。寮たちは互いに励まし合いながら、緊張した面持ちでパソコンの前に座った。画面に表示された問題は、筆記だけでなく実技も含まれていた。理論問題から始まり、エネルギーの操作、簡単な呪文の詠唱、そして最後には創造的な魔法の応用まで、幅広い内容だった。


寮は深呼吸をして、この30日間に学んだ魔法の基礎を一つ一つ思い出しながら問題に取り組んだ。友人たちもそれぞれの得意分野で力を発揮していると信じていた。


 試験が終わると、寮たちはすぐにビデオ通話で集まった。みんな疲れた表情を浮かべながらも、やり遂げた達成感に満ちていた。

「どうだった?」寮が尋ねると、それぞれが感想を述べ始めた。


 試験は筆記だけでなく、実技も含まれていた。寮たちは学んだ魔法の基礎を駆使し、創造性豊かな解答を示した。


数日後、全員に合格通知が届いた。


寮はオンラインでの直接指導コースへ。


由香は占星術専門コースへ。


真由美はアロマと薬草学のコースへ。


武史は魔法アイテム創造コースへ。


 それぞれが自分達に適した魔法を学ぶ事になった。

「僕は、魔法のエネルギーを使って、場を浄化したり回り人を癒したいと思う。」寮が語った。

「私は、星の導きで人々を幸せに導く占い師になるの。」由香の目は輝いていた。

「自然の力で人々を癒すアロマセラピスト。それが私の夢よ。」真由美は静かに、しかし力強く言った。

「俺は、魔法のアイテムを使って人々の生活を豊かにする。そんなクリエイターになりたいんだ。」武史の声には決意が滲んでいた。


****新たな学びの始まり****


寮達の学びは、魔法の力だけでなく、人間としての成長にもつながっていった。


友情、責任、夢—それらすべてが彼らの中で強く根付いていった。


「僕たちは一緒に強くなるんだ。どんな困難があっても、乗り越えられるさ。」寮の言葉に、みんなが頷いた。


寮達の前には、まだ見ぬ魔法の世界が広がっている。新たな冒険が、今始まろうとしていた。


 

 今回は、魔法講座といった所に申し込み、

それぞれ適性に合った講座を受ける事になります。


 誤字脱字などあれば、お知らせしていただけると嬉しいです。

 ありがとうございます。^^


 (文章の修正など、大幅に行いました。 1回目)

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