緑公園、最後の浄化
今回の初ミッションは寮にとって初めての霊現象解決に繋がる。
その後も寮と由香は公園の中を歩き回り色々な場所の浄化を行っていった。その成果から緑公園の空気も徐々に穏やかに成って行くことが感じられていた。
「寮君、この前と違って、公園の空気もだいぶ軽くなってきた感じがするね。浄霊とお清めを続けた成果だね。」由香が語り掛ける。
寮は頷いた「ペンデュラムでダウジングをして見つかったポイントを浄霊したり、お清めを行った事て緑公園のエネルギーが変化して来ていと思う。。」
だが、まだ気になるエネルギーを感じる場所があった。寮はその場所を調査しに行くと奇妙な感覚に陥った。「ダウジングでは、まだ、悪いエネルギー反応がある場所もあるんだけど、その場所に行くと、特別何も感じられないんだ。また、調べると、他の場所に悪いエネルギーを感じられる、でも、その場所もまた特別、変な感じでもない。由香は、どう思う?」
由香は寮の言葉に耳を傾けながら、寮の冷静な分析に感心していた。「うーん、これまでの霊は地縛霊だったから、同じ場所にいたのかも知れないわ。もし霊が移動していたとすると探し出す事が難しいかも。どうしたらいいかな?」
寮は考え込んだ末、「だったら、これまで悪いエネルギーを感じた場所に盛り塩を使って結界を張ってみるのは、どうかな。いくつか気になった場所に盛り塩の結界を作って霊が侵入すると一定時間、霊を封じられるかもしれない。その時を狙って、霊の正体を確かめて浄霊するのはどうかな。」
由香も寮のアイデアに賛成し「私も盛り塩を作るから、手分けして作って行こう」と答え、さっそく行動に移った。
寮たちは、これまで、悪いエネルギー反応があった場所に盛り塩の結界を作って回った。寮と由香は公園の邪気を払い、より快適な場所にしようと頑張った。
***最後の対決***
寮は公園の各所に盛り塩の結界を作る作業を行っていた。寮は、手際よく、次々と盛り塩の結界を作って回った。一方、由香も盛り塩結界を作って行き、新たに盛り塩の結界を完成させた直後、異様な気配を感じ取った。「何?なんだか、重い空気を感じるわ。」由香がその方向を見つめると、黒い影のような女性が四つん這いで這っている姿が目に映った。由香はその異様な光景に恐怖を感じた。その悪霊は由香の作った盛り塩の結界に入り込み、動けなくなっていた。
由香はすぐに気を取り直し、寮にLINEで「早く来て。。。」という短いメッセージを送った。
寮はそのメッセージを見て、全力で由香のいる場所に向かって走り出した。寮の心は冷静を保とうとしていたが、焦りと心配に胸がこみ上げていた。由香を助けるため、急いだ。しばらくして、寮のスマホに由香からの連絡が入った。
「由香、どうしたんだ?」寮は電話に出ると、焦りの中にも冷静な声で対応した。
「寮君。出たわ。悪霊が、、、すぐに来て」由香の声は震えていた。
「落ち着くんだ。今どこにいる?」寮は緊迫した声で答える。
「林の中の散歩道にいるんだ。ベンチの手前の所。。。盛り塩結界に入った悪霊が出ようと、あがいているの。。。。浄化スプレーをかけてみたけど、全然効かないみたい。早く来て。。。。寮くん」由香が焦っていることが伝わってきた。
「落ち着くんだ由香。自分の周りにも盛り塩の結界を作って、その中に入るんだ。」寮は叫ぶように言った。
「分かったよ。。。。」由香は震えながらも寮の指示に従い、自分の周りに盛り塩を撒いて結界を作った。
***由香の奮闘***
由香は恐怖を感じながら冷静に盛り塩の結界を作った。その後、浄化スプレーを魔物に向かって吹きかけた。それと同時に魔除けの呪文を唱え始めた。
「光の浄化、ここに満ちて、闇を払え、悪霊を封じよ。」と、唱えた。
弱い光のエネルギーが由香の周囲に広がり、かろうじて悪霊から発する黒いエネルギーから身を守っていた。しかし効果は限定的で、悪霊の放つ強力な黒いエネルギーに飲まれて行った。由香は必死に耐えながらも、寮の到着を待った。
***寮の到着と浄化***
寮はスマホを手に握り、全力で林の中の散歩道へと向かって走った。由香のいるベンチ手前に到着すると、由香が結界の中に立ち恐怖で震えている姿が目に入った。盛り塩結界の中に黒い影の女性がうごめいていた。
「由香、大丈夫か?」由香は涙目で頷いた。
「寮君、あの黒い女の霊が私を襲おうとしてきたんだ。でも、盛り塩結界のおかげで閉じ込められている。」由香は少し安心したのか泣き声になりかけていた。
寮は状況を把握し冷静に対処した。「今から浄化を行う。由香は結界の中にいるんだ。」
寮は、悪霊の回りに追加の塩を撒き、結界を強くした後、黒い影女の霊に向かって強力な浄化エネルギーを放った。寮の体周囲から、まばゆい霊光の粒子が集まり、次第に大きな光の玉になり、広がって行った。
「光の力でこの霊を解放する!」寮は力強く唱えた。それと同時に光の玉の浄化エネルギーが黒い影の霊を包み込んでいった。それと共に黒い影女の悪霊は一瞬苦しそうな表情を浮かべたが、やがて穏やかな微笑みを浮かべながら光の中へ消えていった。
***悪霊の正体***
寮は、図書館で緑公園の資料を調べた結果、黒い影女の正体が、昔この公園が作られる前にあった祠を壊したことが原因だったことを知った。破壊された祠の呪いを背負い、長年この場所を彷徨っていた。寮はその封印された場所に再び浄化エネルギーを送り、魔物となった女性の霊を慰めた。すると、魔物になった姿が徐々に人の姿に変わり、穏やかな表情を浮かべて浄化されていった。
「ありがとう。。。。」安心した穏やかな声を寮ははっきりと聞き取った。
***由香の決意***
由香は寮に「結局、私はあまり役に立たなかった。」と、ちょっと残念そうな顔をして答えた。
寮は優しく微笑みながら答えた。「君がいてくれたから僕も頑張れたと思う。ここま由香が頑張ったお陰だ。ありがとう。」
由香は少し寂しげに笑い「私は寮君には敵わないことがよくわかったよ。浄化スプレーやお守り、浄化の呪文を唱えたけど、悪霊には、あまり役に立たなかった。」
そう言って、由香は決意を新たにした。「私は寮君みたいな霊能者になるのは諦めるよ。今回の事件で霊の怖さを身に染みたよ。私は占い師になってみんなにアドバイスするのが向いていると気付いたよ。ありがとう」と、笑顔で答えた。
寮は由香の決意を受け入れ応援することにした。
「由香、これからもお互いに頑張ろう。」と、寮は優しく答えた。
***平穏な公園***
緑公園は再び平穏を取り戻し、心霊現象の噂も無くなった。たま人々は再び緑公園に足を運ぶようになった。
占いサロンマリアで緑公園の浄化が終わった事を伝えるとマリアさんは「寮君と由香さんのおかげです。また、緑公園が元の姿に戻りました。ありがとう」と伝えた。
寮は「僕たちができることをしただけです。」と微笑んだ。
シャミィは寮の心の中で(本当によく頑張りました。その霊力をもっと高めて行きましょう)と伝えた。
寮は決意を新たにし、これからも霊能者としての道を進んでいくことを誓った。
***由香と寮の新たな道***
由香は、この事件をきっかけにマリアさんの占い師養成スクールを受講することを決めた。将来、由香の占いは好評になり、多くの人々が彼女のもとを訪れるようになる。
寮は、霊能者としての道を進み続け、これからも多くの霊的な問題に向き合い解決して行くことになる。
緑公園は平穏な日々が続き、人々は安心して訪れることができるようになった。
寮と由香は、それぞれの道を歩みながら将来も長く、お互いに励まし合い、支え合って行く仲間として活躍する。
寮のスピリチュアルジャーニー(霊的な旅行や旅程を意味する言葉)の始まりである。
霊現象の話としては、
地味になり易い展開を盛り上げた展開で書くように努力しました。
ちょっとハッピーエンド感を出して緑公園の章フィナーレです。
スピリチュアル ジャーニーとは、霊的な旅といった意味も含まれています。
旅の行程とか、人生を超えた魂の学びとも考えられます。
また『霊的な旅をする寮の魂』といった意味も込められています。
文章全体を整えました。(3回修正)
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