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スピリチュアルズ ジャーニー 寮  作者: waku


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心霊スポット村落の共同調査

心霊スポットの調査は、陽菜が居なくなった後も継続されていた。

寮たちも再び、調査に参加する事にしたが、、、

 オカルト研究部の活動は新たな局面を迎えていた。陽菜が去ってから1週間が経過していた。一之瀬先輩を中心とした部員たちは夏から持続的に調査を続け2ケ月以上過ぎていた。


寮がオカルト部を覗きに行くと、丁度一之瀬先輩が調査の打ち合わせを行っているところだった。

「寮くん、君の古文書の力はすごい効果があったよ」と一之瀬先輩が言った。高台やトンネルは全て浄化され、以前感じられた不気味な雰囲気は完全に消え去っていた。


「どうやら、これで一つの区切りがついたようだ」と一之瀬先輩は続けた。

その時、一之瀬先輩のスマートフォンが鳴った。電話の相手は、近隣の青空大学のオカルト研究会の代表吉川だった。通話を終えた一之瀬先輩は、興奮した様子で部員たちに告げた。「みんな、いいニュースがある。隣町の青空大学から、共同調査の申し出があったんだ」


「共同調査ですか?」佐藤が興味深そうに尋ねた。

「ああ、高台の先にある向こう側の廃村を一緒に調べようって話なんだ。青空大学も参加するらしい」

部員たちの間に期待と緊張が入り混じった空気が流れた。


 一之瀬先輩に寮は「今の僕達では、山小屋で起きた現象でさえ、太刀打ちできません。いくらか、準備が必要です。準備を行った後から由香と参加します。」と、伝えた。


***廃村の調査***


5日後、オカルト研究部は廃村の一角に拠点を移した。古びた一軒家を改装し、調査の本部として使用することになった。

「ここなら、調査範囲も広がりそうです」と佐藤が言った。

一之瀬先輩はうなずきながら、「でも気をつけないといけない。葵のダウジングでは廃村の約3割は寮くんの浄化の魔法でクリアになっているみたいだ。だが、残りの場所はまだ危険かもしれない」と注意を促した。

その言葉通り廃村に一歩足を踏み入れると、浄化された地域とそうでない地域の違いは明らかだった。浄化された場所は不思議と明るく、空気が清々しく感じられた。一方、まだ手つかずの地域は薄暗く、重苦しい雰囲気が漂っていた。

「よし、まずは安全な地域から調査を始めよう」と一之瀬先輩が指示を出した。

部員たちは頷き、それぞれの役割に応じて動き始めた。ドローンを操作する者、周辺の地形を調査する者など、各々が得意分野を活かして調査に臨んだ。


***廃村の調査結果***


数日が経ち、オカルト研究部の調査は着々と進んでいた。一之瀬先輩を中心に、部員たちは浄化された地域の調査をほぼ終え、未浄化の地域の周縁部へと調査範囲を広げつつあった。

ある日の夕方、青空大学のオカルト研究会のメンバーたちが到着した。その中には、自称霊能力者の除霊師も含まれていた。

「よろしく。青空オカルト部の吉川だ。俺たちの霊能力者がいれば、どんな危険な場所だって問題ないさ」と、青空大学の代表が自信たっぷりに言った。


一之瀬先輩は眉をひそめた。「まだ危険な地域には入らない方が安全です。我々の調査では、未浄化の地域にはかなり強力な霊的エネルギーが残っている可能性が高いです」

しかし、青空大学のメンバーたちは一之瀬先輩の警告を軽く受け流した。「大丈夫だって。我々にも経験がある。君たちのオカルト部より歴史も古いんだ」そう話すと、村の中心部に進んでいった。

海斗が「怖いもの知らずだね」と口笛を吹いた。

沙織が「低山に行った時の私たちと一緒よ。体験してからでは、手遅れになるかもしれないけど」と、呟いた。

「私たちは、さすがに、これ以上先には行きませんよね?今は寮君も由香さんも、それに陽菜さんもいません」と別の部員が話した。


その後、しばらくして寮と由香も交代部員たちと一緒に到着した。

難しい顔をした一之瀬先輩を見て「どうしたんですか?」と寮が尋ねた。

「寮君、丁度来てもらえてよかった。今のオカルト部では、寮君と由香さんが唯一悪霊と対抗できるからね。葵さんでは、霊の危険を察知できても、悪霊以上の存在には対抗できない」と一之瀬先輩は続け、今のオカルト研究部の状況を説明した。


「僕たちも危険かも知れません。でも、すぐに救助できるだけの体制は整えておきましょう」と寮が一之瀬先輩にアドバイスした。


***夜の怪奇現象***


その夜、突然の悲鳴が廃村に響き渡った。

「大変です!」佐藤が叫んだ。「青空大学のチームが襲われているみたいです!」

一之瀬先輩は即座に行動を起こした。「全員、安全装備を着けて。救助に向かうぞ」

彼らが現場に到着すると、そこには凄まじい光景が広がっていた。強力な女性の怨霊が他大学のメンバーたちを次々と襲っており、自称霊能力者の除霊師は既に気を失っていた。

「くそっ、こんなはずじゃ…」と、青空大学の吉川が震える声で言った。

一之瀬先輩は冷静に状況を分析し、指示を出した。「寮くん、君の霊光弾を!他のみんなは安全な場所に!」


寮は緊張した面持ちで前に出た。彼の霊能力は弱まっていたが、この危機的状況で再び力を発揮し始めていた。

「霊光弾!」と寮が叫ぶと同時に、まばゆい光の玉が彼の手から放たれた。霊光弾は怨霊に命中し、一瞬のことだったが、怨霊は悲鳴を上げて浄化された。

この隙を突いて、オカルト研究部のメンバーたちは迅速に救出し、安全地帯へと避難させた。

危機は去ったが、全員の表情は重く、空気は緊張に満ちていた。

一之瀬先輩は深刻な面持ちで言った。「今回の件で分かったことがある。この廃村には、我々の想像を超える強力な霊的存在がいる可能性が高い。これからの調査方針を根本から見直す必要がありそうだ」

寮は黙ってうなずいた。


***廃村の調査方針***


翌朝、オカルト研究部と青空大学のメンバーたちは緊急会議を開いた。昨夜の事件の影響で、全員の表情は疲れと緊張が入り混じっていた。

一之瀬先輩が口を開いた。「まず、昨夜の事件について話し合いましょう。怨霊に遭遇した人たちの状態はどうですか?」

青空大学の吉川が答えた。「幸い、怪我はありませんでした。ただ、精神的に参ってしまったり…除霊師の山田はまだ意識が戻っていません」

一同が重苦しい沈黙に包まれる中、寮が静かに発言した。

「昨夜の怨霊でも普通の霊能者では太刀打ちできません」

青空大学のメンバーたちは顔を見合わせ、自分たちの軽率さを悔やむ様子だった。

一之瀬先輩は深く息を吐いてから続けた。「これからの調査方針を根本から見直す必要があります。安全を第一に考え、慎重に進めましょう」


会議の結果、以下の新しい方針が決まった


未浄化地域への立ち入りは原則禁止とし、必要な場合は十分な準備と複数人での行動を義務付ける。

ドローンや遠隔センサーを活用し、直接的な接触を避ける。

大学同士の連携が取れるよう、近くに拠点を移す。

お互いに、霊的な対策について情報を提供し合う。


由香は浄化スプレーを出した。「これで場を清めたり悪霊の力を弱める効果があるの」

青空大学の女性部員は水晶玉を取り出した。「浄化のエネルギーが込められているわ。これを悪霊に投げつけたり回りを囲むと浄化のエネルギーフィールドが作られるわ」


お互いに使っているアイテムを説明した。


寮が、除霊師の山田にヒーリングエネルギーを送ると、目を覚ました。

「うう…ここは?」目が覚めた山田に事情を話すと「僕の浄霊気功がまったく効かなかった…」と、自信を失っていた。


 その後も一之瀬先輩と青空大学のオカルト部のリーダーと話し合った。

一之瀬先輩は、これまでの心霊現象の調査結果をリーダーに伝えると、そんな出来事があったなんて、危険すぎると震えた。


 一之瀬先輩は、このまま調査を継続するには力不足な事を伝えた。


 その後も、部分的に調査を行って幾度か悪霊と遭遇し浄化を行ったりもしたが

抜本的な解決までには至らなかった。


結局、1ヶ月の期間で全体の1割程度のエリアの浄化と調査が行われた程度で終わった。


 怪奇現象の原因元は、

どうやら奥に洞穴があり、そこに何か曰くがある可能性が高かった。


他にも色々と気になる岩や何かを祀られている小さな祠などもドローンや双眼鏡などで確認できた。


 また、夜になると火の玉が複数発生する場所や、人が大勢歩く足音の現象。

人の話し声や鳴き声、叫び声など、複数の心霊現象の報告もあった。


結果的に残り6割のエリアは、未だに解明されないままだった。。。。


 結果的に近寄る事さえ出来なかった。


佐藤が静かに言った。「僕たちには、力が足りなかった所もあります。特に、陽菜ちゃんのような強力な霊能力者がいない今、危険な領域に踏み込むのは無理があります」


 沙織も頷いて付け加えた。「でも、この一ヶ月で得た情報は膨大です。これを整理して、将来の調査の基礎にすることはできるはずです」

一之瀬先輩は深く息をついて言った。「その通りだ。今回の調査で分かったことは、この廃村には我々の想像を超える強大な霊的存在が潜んでいるということだ。我々は今後、さらに研究を重ね、能力を高める必要がある」


青空大学の吉川も同意した。「そうですね。今回の経験を糧に、各大学で研究を続け、いつかまた共同で調査を行いましょう」


 寮と由香も今回の調査は乗り気では無かったが、今の自分たちの力を知る機会になった。

 

 「もう、僕たちは、以前の霊能者では無いんだ。陽菜も居なくなり、もう、心霊現象から手を引く時が来たんだ」と呟いた。


寮の言葉に、一之瀬先輩が静かに頷いた。「確かに、僕たちの状況は大きく変わってしまった。でも、それは後退ではなく、成長なのかもしれない。この経験で自分たちの限界と可能性を知ることができた」


由香が付け加えた。「そうかもね。私たちには新しい道が必要かもしれない。心霊調査以外の事も考えないとね」


 古代魔法、霊光弾が使える陽菜が居なくなった事で、これ以上の調査は難しい考えられた。



こうして、オカルト研究部の廃村調査は一旦の終結を迎えた。しかし、これは終わりではなく、新たな挑戦への始まりだった。彼らの心に残された疑問と決意が、将来のさらなる冒険への道を開いていくのだった。



今回のストーリーでは、陽菜ちゃんが居なくなった事で、簡単に調査が進む筈だった村落の調査も難航して未解決に終わってしまいます。さすがに、今回の村落は山小屋周辺や高台よりは、安全そうですが、それでも、普通の霊能者クラスでは、厳しい結果になった物語になりました。


 よくあるあるな、怪奇物語の終わり方になりました。


 ご感想お待ちしています。また、誤字脱字などあれば、報告して頂けると助かります。


 ご購読、ありがとうございます。


1ヶ月程度、続けて来た事で

一旦、文章の見直しや整え作業を行って行く予定です。


文章が変だったりおかしな表現の所などあるので、見直し活動を行います。


 ここまでは、ストーリを書く事だけで精一杯だったので、

構成や文面の見直し、表現の見なし修正も考えています。

少しずつ、修正を行って行く予定です。

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