古文書と緑公園の謎
占い師マリアさんのアドバイスを頼りに寮は、緑公園の調査を由香と始める事になります。
そこで待っていた、色々な出来事とは。。。。。
マリアさんの占いを受けた後、寮は駅で由香と別れた。
「今日は色々なことを知ることができてよかった。ありがとう。」と、寮は微笑みながら由香に言った。
由香も同じく微笑みながら答えた。「私も色々勉強になったよ。また、学校で話そう、バイバイ」と手を振った。
それぞれ帰る駅のホームが違ったため、そこで二人は別れることになった。
自宅に帰った寮は、ノートパソコンで緑公園について調べていた。緑公園には池や運動場などがあり、広い公園だった。噂の掲示板には色々な心霊現象の話が記されていた。
公園のことも気になっていたが、マリアさんから借りた古本書も気になったので、初めに開いてみた。すると、本のしおりと思っていたものが細かいチェーンであり、水晶のペンデュラムが一緒についていたことに気付いた。(これは、何に使うんだろう?)と、寮は不思議そうにペンデュララムを見つめていた。
その後、心の中で指導霊のシャミィに本のことを尋ねると、この本は古代文字で書かれており、その文字には魔法が込められていることが分かった。また、本を理解するためには霊力を使い、本と同調する必要があることも教わった。
ペンデュラムの使い方もシャミィが簡単に教えてくれた。
(すごい、こんな本を書いたのは、誰なんだろう?)と、寮は思った。
寮が目次意識を向けて手をかざすと、不思議と目次の内容が頭に入って来る。
でも、内容が難しすぎて、はっきりとした意味が分からない所も多くなった。
古代魔法、霊光術の応用?光の守護神?最後の祈り?など、難しい事柄が多く書かれているみたいだった。とにかく、寮はこれらの内容を知り、本が持つ不思議な魔法と力の凄さに驚きと感動を受けた。
まだ他にも色々な謎が包まれている部分があるようだった。
本の内容を一通り調べた寮は、古文書を一旦、机の横にある本棚に置いた。
(よし、頑張ろう。)と、寮は気持ちを新たにした。
次の休みの日は緑公園の心霊現象の調査をはじめることを決意した。
***緑公園の調査準備***
当日、占い師のマリアさんの話を参考に従って寮は由香に連絡を取り、緑公園に出かけることにした。マリアさんから「緑公園には強力な悪霊がいる」と告げられていた。
寮と由香は事前に悪霊に対抗するアイテムを準備し、意気込んで公園へ向かうことにした。寮たちは、パワーストーンショップで購入した魔除けグッズ、聖水の浄化スプレー、お香、塩とマリアさんから借りた古文書を準備して出発した。
待合の場所で、寮と由香は、これから出かける緑公園の冒険に期待と緊張が交じり合っていた。
「由香、行こう。」寮が話す。
「うん、寮君、頑張ろう。」由香が返す。
二人は緑公園の入り口に立つと、重苦しい空気が漂っているのを感じ取れた。寮と由香はまず、緑公園の噂の発端となっているトイレに向かうことにした。
「なんだか、気持ち悪い感じだね。本当に霊がいるのかもしれない感じだ。気をつけよう」由香が不安げに言った。
「僕たちは万全の準備で来ているから大丈夫」寮が答える。
トイレに入ってみると、幽霊が現れた事件や目撃が多い噂から、今ではほとんど使われていない様だった。
寮と由香は場全体のエネルギーを感じ取ろうとした。
トイレの奥に足を踏み入れた瞬間、背筋に冷たいものを感じた。張り詰めた空気の中、二人は息をするのも忘れて辺りを見回した。トイレの中は薄暗く、異様な冷気が漂っていた。由香は不安げに寮を見つめて「ここ、本当に何か出てくるかも…」と呟いた。
寮は慎重にトイレを調査し始めた途端、鏡の前に白い影が現れた。寮は霊視能力を使い、その影の正体を見極めようとした。
「これは…地縛霊だ。ここで悲惨な事件があったみたいだ。」寮が言った。
寮は、霊に向けて(どうして、あなたは、ここに居るのですか?)と、心の中で尋ねた。
霊は、はじめ険しい表情だったが、寮の問いかけに警戒感を緩め、寮の心に問いかけて来た。
(君は、私の事が分かるのですね。私は、このトイレで襲われて亡くなってしまったの。)と、答え霊は数年前にこのトイレで襲われて命を落とした若い女性だった。事が分かった。また女性の無念の思いがこの場所に縛られており、トイレに入って来る人を見ると、襲われた相手の恨みから、悪意を持っていた事を知らせた。
寮は、霊の気持ちを理解するのと同時に(もう、あなたは亡くなってしまったのです。恨みを忘れて霊界に戻る事があなたの救われる良い何時の道です。)と、霊を説得した。
霊は、少し落ち着きを取り戻した。そして、生前の家族の事を思い出し涙ながらに最後にもう一度会いたい事。でも、この場所に縛られ、ここから離れる事が出来ない事を寮に告げた。
寮は霊に家族の名前や住所を尋ね、亡くなった霊の家族の家に訪れて事情を話した。
両親は娘の話を聞いて涙を流した。「娘が最期に私たちに会いたいと、話していたのですね。今度、一緒に娘のいる場所に連れて行ってください」とお願いされた。
寮と由香は、待ち合わせの日に、亡くなった霊の家族と同行し緑公園のトイレに出向いた。
花束とお供え物をし線香を焚き、お経をあげ供養した。
寮は、亡くなった幽霊の気持ちを家族に伝え、家族も涙を流した。
寮は最後に霊と両親に向かって、「もうお別れの時です。このままでは、娘さんの霊は何十年もここに縛られ続ける事になります。霊界に帰る事が娘さんの為です。」と話し掛けた。
家族は納得し、彼女のためにお別れを述べ、祈りを捧げた。
寮は光のポータルを開き、霊を導いて光に包まれ成仏していった。
寮と由香は、なんとも言えない気持ちに包まれた。。。
「寮君、なんだか、、、切なく寂しい気持ちになったよ」
「うん、でも、亡くなった以上は霊界に帰る事が大切なんだ。それが救われる唯一の方法なんだ」
寮と由香は、この経験を通して霊を救うことの大切さを学んだ。
*** 池の調査と浄霊***
緑公園の調査を始めて一週間が過ぎていた。
トイレの出来事を終えた後、寮と由香は次なる目的地である池に向かった。この池もまた、心霊現象の噂が絶えず、人々は近づかないようにしていた。池の周りには冷たい霧が漂い、何かが潜んでいるような不気味な雰囲気があった。
「ここも気味が悪いね…」
由香は震える声で言った。彼女の目には恐怖と不安が混じっていた。
寮は霊的なエネルギーを感じ取り、池の底に霊がいる事が判った。その霊は若い男性で、苦しげな表情をしていた。彼は夜お酒に酔って、湖に足を滑らせ事故で溺死した事を知った。
霊に尋ねると、この男性は、婚約者に渡す大切なプレゼントがある事を寮に伝えた。
その無くしてしまったプレゼントを見つけ出し、婚約者だった彼女に渡してほしいと頼まれた。
寮はシャミィからペンデュラムを使うように指示を受け、ペンデュラムを使って無くしたプレゼントのある方向を探した。
ペンデュラムはゆっくりと動き始め、ある特定の方向を示した。ペンデュラムが示した方向は、池のほとりの草むらだった。寮と由香はその方向に向かい、池の端にある草むらの中を探し始めた。
「確かこの辺りだと思う」と、寮が探す。
「うーん、小さい物だから、丁寧に調べないと。草に埋まっているみたいだ」と返す。
二人は慎重に草むらを掻き分けて探し続けた。寮は何か硬いものに触れた。
「ここだ、何かある」寮は草むらの中から小さな箱を取り出し、その中には指輪が入っていた。それは男性が溺れる直前に彼女に渡す為の大切な遺品だった。
寮は指輪を丁寧に箱にしまい、由香と共に池のほとりに戻った。若い男性の霊は、指輪を見つけたことに喜び、それを婚約者だった彼女に渡して欲しいと伝えられた。
「あなたの彼女にこの指輪を渡しに行きます。それで、あなたの未練が解消されることを願っています。」寮は優しく霊に語りかけた。霊は静かに頷き、寮たちに感謝の意を示した。
寮は霊の彼女の事を尋ね、ある商社の社員として働いている事を知った。
寮は、商社に電話し亡くなった若い男性の名前を述べ、婚約者だった彼女らつないでもらう様に頼んだ。
しばらく経ち、元婚約者だった彼女に替わった。
寮は、亡くなった彼の事を話、最後の気持ちとして指輪を受け取ってほしい事を告げた。
彼女は、その話を聞いた後、しばらく鳴き声が電話越しから聞こえて来た。
寮と由香は、商社の受け付けに翌日出向き、指輪の入った箱を元婚約者だった彼女に手渡した。
彼女は、亡くなった彼の居る場所に行きたいと寮に伝え、寮と由香は、次の休日、一緒に向かって、その場所まで連れて行った。寮は、婚約者だった彼女に「これ以上、先に近寄らないでください。彼も未練が残っており、湖に引き込まれてしまうかも知れません。」と、注意した。
若い男性の霊が湖の底から現れた。寮は、婚約者だった彼女に現れた事を伝えた。
「彼女は、どうして、、、、バカなんだから。。。。と、しばらく泣き続けていた。」
亡くなった彼も見れが残っている事が感じられた。寮は、静かに話した。
「彼は霊界に帰る事が救われる事です。このままでは、何十年もここに縛られてしまいます。」元婚約者だった彼女に向けても話した。「あなたも、まだ、これからの人生が待っています。短い出会いだったかもしれませんが、これもあなた達、魂の決めて来た事なのです。あなた達は、愛を学ぶ為、この運命を受け入れて生まれて来たのです。お互いにまた、霊界で再開するまで、長い様でも短い事です」彼の言葉はシャミィの話す言葉に変わっていた。
話を終えた後、寮は光のポータルを開き、亡くなった霊を霊界に導いて行った。
彼女も泣くのを辞め、彼の魂の冥福を祈っていた。
寮たちは緑公園の外まで行き元婚約者だった彼女と別れた。
「寮さん、由香さん、ありがとうございます。私の心の中で、彼はいつも一緒です。彼の分まで精いっぱい幸せに生きて行きます。」と、伝え、去っていった。
寮と由香は、また、複雑な気持ちになった。
「どうして、こんな悲しい事が起こるんだろうね」由香が問いかける。
「それが魂の学びや体験になるとシャミィは話していた。でも、僕には、本当の所、分からない」と答えた。
「でも楽しい思い出や幸せな思い出は嘘では無いよね。」と答えた。
二人は、今後も協力して霊能者としての道を進む決意を固めた。困難に立ち向かいながら、寮たちは多くの霊を救済し、平穏をもたらすために努力を続けることを誓った。
今回の話から霊現象に遭遇する事が多発します。
特別、恐怖を煽る心霊現象の話は低いので怖いだけで終わらないエピソードです。
感想をお待ちしています。また、誤字などあれば、連絡して頂けると助かります。
(修正を2回行いました。物語も一部変更したり、詳細に加筆しました。)
読んでいただき、ありがとうございます。