表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スピリチュアルズ ジャーニー 寮  作者: waku


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

47/127

霊場浄化 - 魂の調和を求めて

 引き続き心霊スポットの調査を行っている寮達、想像以上に厳しい状況から、彼らはどうなるのか?

 古びた山小屋の中で寮、陽菜、由香、そして一之瀬先輩たちオカルト研究部員が、昨夜の出来事について熱心に語り合っていた。窓の外では雨が静かに降り続け、小屋の中は暖炉の温もりに包まれていた。

「昨夜の霊は、これまでとは全く違っていたな」一之瀬先輩が口を開いた。その目には、不思議そうな光が宿っていた。


寮は静かに頷いた。彼の表情には、何か重大な秘密を抱え込んでいるような影が見えた。「はい。怨念を全く感じませんでした。それどころか...」


「どういうこと?」陽菜が身を乗り出して尋ねた。彼女の大きな瞳には、純粋な好奇心が輝いていた。

寮は深呼吸をして、ゆっくりと説明を始めた。「実は...その霊と話をしたんです」

「えっ!?」由香が小さな悲鳴を上げた。


一之瀬先輩は眉をひそめた。「詳しく聞かせてくれ」

寮は話を続けた。「その霊は、昔このあたりで生き埋めになった村人だそうです。でも、彼だけじゃない。他にも、病気で亡くなった人や、様々な理由で成仏できずにいる霊たちがいるんです」


葵が小さな声で「怖い...」と呟いた。


寮は優しく微笑んで、「でも、今回、現れた霊は僕たちを怖がらせようとしていませんでした。みんな...ただ成仏したいと願っていました」


一之瀬先輩は思慮深げな表情で「つまり、昨夜の霊たちは我々に助けを求めているということでしょうか         」と呟いた。


寮はうなずいた。「はい。だから...霊たちを救いたいんです」

陽菜は不安そうな表情を浮かべたが、すぐに勇気を奮い起こしたように言った。「私も協力します!」

一之瀬先輩は「よし、決まりだな。今回は残る祠の浄霊作業を始めよう」


 寮たちは早々に準備を整え、

残る5つの祠の浄霊に向かった。山道は雨で滑りやすく足元に気を付けて進んだ。


最初の祠に到着すると、由香が身震いした。「ここ...なんだか寒気がするわ」

寮がうなずいた。「ここは霊気が強い。慎重に行っていこう」

寮たちは、成仏する為のお経本を取り出し静かにお経を唱え始めた。その声は、周囲の空気を震わせるほど力強かった。


突如、祠の周りに青白い光が現れ、人の形をした影がいくつも浮かび上がった。

「きゃっ!」葵が思わず叫び声を上げた。

寮は落ち着いた様子で言った。「大丈夫だよ、葵さん。霊たちは僕達に害するつもりはない」


霊たちは寮の周りに集まり、何かを訴えかけるように手を伸ばしていた。寮は目を閉じ、彼らの思いを受け止めるように静止した。

「わかりました」寮がゆっくりと目を開けた。「みんなを成仏させてあげましょう」

寮と陽菜で霊光の光を作り出しポータルが開き霊たちは安らかな表情を浮かべて次々と光の中に消えていった。


 最後の亡霊が消えると同時に、祠から優しい風が吹き抜けた。

「終わったみたいね」由香がほっとした表情で言った。

寮は静かに頷いた。「うん、これで霊たちも安らかに眠れるはずだ」


一之瀬先輩は二人の肩に手を置いた。「よくやった。だが、まだ4つ残っている。気を引き締めていこう」


こうして、寮たちは順番に祠めぐり2つ目、3つ目、4つ目と浄霊を行っていった。


しかし、5つ目の祠で状況は一変する。祠に近づくと、突如として激しい霊気が寮達を襲った。

「くっ!」一之瀬先輩が膝をつく。「これは...ただの霊じゃない!」

寮が叫んだ。「みんな、気をつけて!これは悪霊だ!」

黒い霧のような存在が祠から溢れ出し、彼らに襲いかかってきた。


陽菜が「霊光弾!」と叫び、眩い霊光が次々と悪霊を浄化して行く。


 オカルト研究部員たちが、素早く護符を取り出し、周囲に撒いた。「結界張ります!」


一之瀬先輩も立ち上がり、古の呪文を唱え始めた。その声は重く、空気を震わせた。

三者三様の力が交錯し、祠を中心に激しい霊的な戦いが繰り広げられた。黒い霧は徐々に後退し、一筋の光となって消えていった。


「大丈夫?」由香が駆け寄った。

寮は疲れた表情で微笑んだ。「うん...ただ、少し力を使いすぎただけだ」


一之瀬先輩が深刻な表情で言った。「ここまで強い悪霊がいるとは...この土地の闇は、僕たちが想像している以上に深いようだ」


陽菜が不安そうに尋ねた。「でも、これで終わりですよね?」


一之瀬先輩は「まだ、トンネル前でこの有様だからね。今日は、これで完了だ。山小屋に一旦引き上げよう」と話した。


***山小屋の相談***


 今日までの活動で

山小屋に現れる亡霊の襲撃は、かなり低くなるだろう。といった見解になった。


 海斗が「やっと、これで、ゆっくり夜も寝る事が出来そうだ」と話した。

 詩織も「これで、夜、トイレに行くのも怖くなくなり安心ね」と話す

 葵が「でも、まだまだ、これからが本番になりそうです」と、返した。


 一之瀬先輩も今回の活動で

かなり消耗してしまった事から一旦、引き揚げる事を提案した。


 まだまだ、心霊スポットの調査はこれからだが

今の状況から考えて見て、これ以上、調査を行う事が厳しい。と、語った。


 実際に寮や陽菜、由香も、連日の霊の襲撃や祠の封印でへとへとになっていた。


 しばらくの間、他の部員と交代し、

これまで封印した祠やお墓など詳しく調査する方向で方針が決まった。


 一之瀬先輩も含め、これ以上の調査は、限界を感じられていた。


一之瀬先輩が静かに口を開いた。「みんな、よく頑張ってくれた。だが、これ以上の調査は危険すぎる。一旦、引き上げることにしよう」


疲労の色が濃い寮が頷いた「そうですね。僕たちも限界です」

陽菜も同意した。「休息が必要だわ。でも、調査はどうするの?」

「心配するな」一之瀬先輩が答えた。「他の部員たちに引き継いでもらう。彼らには、これまで封印した場所の確認と周辺調査を頼む。トンネルには近づかないよう厳重に注意する」


翌日、山を下りる寮たちを見送りながら、新たに到着した部員たちが挨拶をした。


***心霊スポットからの帰還***


「お疲れ様でした!」明るい声で新しいリーダーの佐藤が言った。「これからは私たちに任せてください」


寮は微笑んで答えた。「よろしく頼みます。気をつけて」


町に戻った寮たちは、それぞれの家路につく。

寮たちは自宅に戻り、久しぶりにくつろいだ。

寮「やっと、落ち着ける...」

陽菜「やっぱり家は快適ね」と話した。


数日後、大学のベンチでみんなと再会した。


「みんな、元気になった?」寮が尋ねる。

陽菜が明るく答えた。「うん、だいぶ回復したわ。普通の生活って大切ね」

由香もうなずいた。「そうね。でも、あの山のことが気になって...」

ひかりも心配した様子で「心霊スポットに出かけるなんて危険よ、もう行かないで」


寮は空を見上げた。「でも、今の僕たちにしかできないこともあると思う。次に山に戻るときは、もっと準備をして挑もう」三人は静かに頷き合い、これからの挑戦に向けて決意を新たにした。山の謎は、まだ寮達を待っている。

 今回の話で一旦、心霊スポットから引き上げる寮達。

これ以上の活動は、心身ともに限界だった。。。。

 さすがにワンパンで心霊スポット浄化にしてしまうと、せっかく心霊スポットなので、浪漫を待たせつつ、今回は、撤収します。成果もいくらかありましたが、これまでの体験の中では、かなりハードな展開になったと思います。(少し、文面を修正しました。)


 感想をお待ちしています。また、誤字、脱字などあれば報告して頂けると助かります。


 ご購読、ありがとうございました。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ