表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スピリチュアルズ ジャーニー 寮  作者: waku


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

30/127

夜の図書館に眠る秘密

古文書の謎について、引き続き調査する寮達。問題解決の糸口は、見つかるのだろうか?

 寮と由香は朝になり、一旦引き返すことに決めた。


昨夜の出来事は、どういった意味だったのだろうか?


図書館で見た古文書に書かれている図柄は結界や何か封印する方法について描かれているようだった。


一旦大学から出て、近くのコンビニで2人は朝食を済ませた。


由香は「やっぱり、図書館で見つけた本が気になるよ。今回はここで帰るよ。また、何か分かったら調べてみよう。」と別れた。



寮は、別れた後、大学に戻り休憩所で仮眠を取った後、図書館で見つけた本を借りて自宅に帰ることにした。


*** 封印の秘密 ***


「古代魔法の秘密」と題された文書を手に取ると、寮の心臓が高鳴った。ページをめくると、そこには封印法についての詳細な情報が記されていた。過去の経験から、寮はこの情報の重要性を直感的に理解した。


「これは...」寮は息を呑んだ。心の中で、かつての戦いの記憶が蘇る。赤い目をした古代の悪魔、仲間たちの叫び声、そして彼らが命がけで戦った日々。


寮は深呼吸をして、現実に意識を戻した。この情報は危険かもしれない。しかし、もし正しく使えば、先輩や友人を守る手段になるかもしれない。


迷った末、寮は魔法オンラインスクールのアレクサンダー先生に相談することを決意し今日の夕方セッションを受ける事になった。



*** アレクサンダー先生との対話 ***


 寮はパソコンの前に座り、緊張した面持ちでログインボタンをクリックした。

画面に白髪交じりの温厚そうな男性の姿が現れる。アレクサンダー先生だ。


「こんばんは、寮くん。今日はどうかしましたか?」先生の声は穏やかだった。


寮は深呼吸をして話し始めた。「アレクサンダー先生、大学の図書館で見つけた古文書について相談したいのですが...」

寮は心霊スポットでの出来事と、図書館で見つけた古文書のことを詳しく説明した。話す間、彼の声には微かな震えが混じっていた。

アレクサンダー先生は真剣な表情で聞いていた。説明を終えると、寮は恐る恐る尋ねた。「その本に書かれていた封印法について、もっと詳しく教えていただけませんか?」


アレクサンダー先生は眉を少し上げ、慎重に言葉を選びながら答えた。「封印法は非常に強力な魔法です。しかし、それには大きな危険も伴います。」


「どのような危険なのでしょうか?」寮は身を乗り出して聞いた。

「封印法は、単に悪霊を閉じ込めるだけではありません。その過程で、術者自身の魂の一部を代償として捧げなければならないのです。」先生の表情は厳しさを増した。「さらに、封印が不完全だった場合、逆に悪霊の力を増大させてしまう可能性もあります。」


寮は息を呑んだ。これほどの危険があるとは思っていなかった。しかし、友人たちを守るためには、何かをしなければならない。

「でも、必要なら挑戦する価値はあるのではないでしょうか?」寮は決意を込めて言った。


アレクサンダー先生はしばらく黙っていたが、やがてゆっくりと頷いた。

「君の勇気は称賛に値します。しかし、安全に行うためには、適切な準備と知識が必要です。」


「どうすれば良いでしょうか?」


「まず、封印に必要なアイテムを揃える必要があります。魔法の杖、浄化された水晶、そして月光を浴びた銀の鏡です。」先生は説明した。「これらは魔法学校にもありますが、使用には細心の注意が必要です。」


寮は真剣に聞き入った。「分かりました。十分に注意して準備します。」

アレクサンダー先生は寮をじっと見つめ、優しく微笑んだ。「君たちの安全が何より大切です。困ったことがあれば、いつでも相談してください。」


セッションを終えた寮は、期待と不安が入り混じった複雑な気持ちだった。窓の外を見ると、夜の闇が迫っていた。彼は友人の由香とひかりに連絡を取り、これからの行動について話し合うことにした。


*** 由香たちとの相談 ***


翌日の昼休み、寮は由香とひかりとキャンパスの中庭で落ち合った。陽気の中、三人は木陰のベンチに腰掛けた。

「それで、寮くん。急に呼び出して、どうしたの?」ひかりが心配そうに尋ねた。


寮は深呼吸をして、昨日の出来事を説明し始めた。古文書のこと、アレクサンダー先生との会話、そして封印法の危険性について。

話し終えると、由香が眉をひそめた。「危険すぎるわ。やめた方がいいんじゃない?」


「でも、このままじゃ...」寮が言いかけると、ひかりが遮った。

「寮くん、あなたの気持ちはわかるわ。でも、あまりにも危険よ。」ひかりの瞳には心配の色が浮かんでいた。


寮は両手で顔を覆った。「わかってる。でも、何もしないわけにはいかない気がするんだ。」


三人は沈黙に包まれた。風が木々を揺らし、葉擦れの音が静寂を破る。


しばらくして、由香が口を開いた。「じゃあ、もっと情報を集めてみない?危険は承知の上で、でも慎重に。」

ひかりは少し考えてから、ゆっくりと頷いた。「そうね。まずは情報収集から。でも約束して、絶対に無理はしないって。」

寮は顔を上げ、友人たちに向かって微笑んだ。「ありがとう。約束するよ。」


三人は、会話を終えた。、


*** オカルト研究部との出会い ***


その日の、午後も過ぎ夕方前、寮は再び図書館を訪れていた。古文書のあった棚を見ていると、突然背後から声をかけられた。

「君も魔法に興味があるのかな?」

振り向くと、優しげな笑顔の先輩が立っていた。黒縁メガネをかけ、少し癖のある黒髪が特徴的な青年だ。


「はい、少し...」寮は戸惑いながら答えた。


先輩は自己紹介をした。「僕は一之瀬 真(いちのせ まこと)。オカルト研究部の部長をしているんだ。君、一年生だよね?もしもっと詳しく調べたければ、うちのサークルに来てみない?興味があれば、メンバーとして迎え入れるよ。」


寮は興味を惹かれた。この先輩なら、封印法についてもっと詳しい情報を持っているかもしれない。

「はい、ぜひお邪魔させてください。」寮は答えた。


一之瀬先輩に案内され、寮はオカルト研究部の部室へと向かった。廊下を歩きながら、寮は一之瀬先輩に尋ねた。「どうして僕に声をかけたんですか?」

一之瀬先輩は微笑んで答えた。「図書館で君が古文書を熱心に見ているのを見かけてね。うちのサークルにも似たような資料があるんだ。」

部室に着くと、寮は驚きの声を上げた。壁一面に並ぶ本棚には、様々な心霊現象や超常現象に関する資料が所狭しと並んでいた。部屋の中央には大きな円卓があり、その上にはクリスタルや古びた羊皮紙が広げられている。


「ここでは、様々な心霊現象や超常現象の研究を行っているんだ。」一之瀬先輩が説明した。「これはサークル内でまとめられたレポートだよ。興味があれば、データを持って帰ってもいいよ。」

寮は感動しながら資料に目を通した。そこには、彼が探していた封印法に関する詳細な情報も含まれていた。


「一之瀬先輩、ちょっと相談してもいいですか?」寮は思い切って切り出した。

「もちろん、なんでも聞いてくれ。」

寮は深呼吸をして、心霊スポットでの出来事と、友人たちの身に起こった異変について話し始めた。一之瀬先輩は真剣な表情で聞いていた。


話し終えると、一之瀬先輩は興奮した様子で言った。「それは本当に興味深い体験だね。良かったら、僕たちのサークルも調査に参加させてもらえないかな?お互いにメリットがあると思うんだ。」


寮は少し迷ったが、協力者が増えるのはいいことかもしれないと考えた。「ありがとうございます。今度、僕たちの仲間や、心霊スポットに行った先輩たちにも声をかけてみます。」


寮が部室を出ようとしたとき、一之瀬先輩が呼び止めた。「ちょっと待ってくれないかな。これが僕たちのサークルの連絡先だ。複数の連絡方法があるから、使いやすい方法でいつでも連絡してくれると助かるよ。」

寮は連絡先を受け取り、お礼を言って部室を後にした。廊下を歩きながら、彼の心には期待と不安が入り混じっていた。このサークルに参加すれば、より多くの情報が得られるかもしれない。しかし同時に、未知の危険に直面する可能性も高くなる。



 帰り際、出口に向かう途中で山本先輩に会った。


 病院の心霊スポットに出かけお祓いををするきっかけになった張本人だ。


 寮は、あれから、どうなったのか尋ねた。「山本先輩、鈴木先生でお祓いを受けた後、みんなは、どうなっています?」


 「寮、この前は、助かった。本当に取りつかれたり、おかしくなるなんて、とても信じられない。もう、心霊スポットには、絶対に近寄らない事を誓う。」と少し、落ち込んでいる声で答えた。


 「みんなの話だと、多分、大丈夫そうだけど、、、、思いっきり女の子に嫌われてしまったからな。。。。」次の合コンは、厳しそうだ。


  寮は、そっちの心配かよ。。。と、口に出しそうになったが、、、言葉を飲み込んだ。。。。


 「先輩、良かったら僕達、もう一度、封印の儀式を行ってみようと考えています。

もし、良かったら、みんなで、行いませんか?」と、申し出た。


 山本先輩は、少し考えてから、「寮、それは、ナイスアイデアだ。これで、汚名返上。名誉挽回だ。さっそく、みんなに声を掛けて来る。準備が整ったら、ここに連絡してくれ。待ってる。」と、言って、立ち去った。


今回の話は、心霊現象、憑依の問題を解決する為に奔走する寮です。

私もこのエピソードを解決するために、奔走してストーリーを考えていました。

 次回で、問題は解決するのか?お楽しみに♪ 

 

 今回、タイトルを『スピリチュアル ジャーニー 寮』から、「スピリチュアルズ ジャーニー 寮」に変更しました。こっちの方が、しっくり来る感じがしたからです。


 感想をお待ちしています。また誤字、脱字など見つかった場合、連絡して頂けると助かります。


 ご購読、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ